2022年9月8日の『あしたが変わるトリセツショー』で放送された ”洗顔のトリセツ(取説)” 正しい洗顔法&洗顔の3つのポイント を紹介します!
石原さとみさんがMCを務める今回の「トリセツショー」では、洗顔の取説が特集されました。
洗顔で最も大切なのは朝だった⁉︎
洗顔する際に重要なきめ細かい泡=バキューム泡や、ぬるま湯ならぬぬるま水とは?
11月10日に放送された洗顔の改訂版の情報も追記しました。
この記事では、洗顔のトリセツで紹介された 洗顔の3つの鉄則(朝こそ!・バキューム泡・ぬるま水)正しい洗顔方法のやり方をまとめます!
洗顔のトリセツ⒈ 朝こそ洗顔料で洗う!
「夜洗ったから」「乾燥しやすくなる」と考えて、朝は洗顔料を使わない人が多いといいます。
ところが朝洗顔料を使って洗わないと、肌がダメージを負ってしまう可能性が!
朝洗顔料で洗わないと起こる悲劇とは?
番組ディレクターが朝顔半分を洗顔料で洗顔し、もう片方は水で洗い流すだけで1日過ごして変化を調べたところ…
夜に特殊な機材で撮影すると、水だけで洗った顔の方が赤く見えるという結果になりました。
これは肌がダメージを負った可能性を示す証拠!
赤い部分は酸化したことを示しているのです。
普段肌の表面を守っている皮脂は、時間が経つと酸化(過酸化脂質に変化)してしまい、肌の細胞の酸化につながるそうです。
水分も出ていきやすくなるため乾燥したり、細菌が入ってきやすくなるため炎症を起こすことに繋がります。
肌が酸化⇨ニキビ・炎症・シミ・シワを引き起こす原因に!
皮脂が酸化するまでの時間は早ければ6〜12時間と言われています。
洗顔のトリセツ⒉ バキューム泡(きめ細かい泡)で洗う!
洗顔するときは、きめ細かい泡=バキューム泡で洗うことが重要です。
バキューム泡の力とは?
洗顔料メーカーの研究員の皆さんは、洗顔料の試験を行うために1日に何度も繰り返し洗顔することもあるそうです。
この日は午前中だけで8回も洗顔していましたが、肌が乾燥したり荒れたりすることはありませんでした。
その洗顔の様子を観察したところ、洗顔料をとてもきめ細かく泡立てていることがわかりました。
きめ細かい泡=バキューム泡は触れただけで油汚れを吸収し、洗浄してくれます。
油を塗った茹で卵をそれぞれ粗い泡ときめ細かい泡の上でくるくる回して水で洗い流してみると、粗い泡で洗った卵は油がほぼ全体に残っていたのに対し、きめ細かい泡で洗った卵はかなりの油汚れが取れていました。
汚れ落ちだけでなく潤いを保つ効果も!
バキューム泡は汚れが落ちやすいだけでなく、肌の潤いを保つ効果も期待できます。
泡がもこもこなので直接肌に触れることなく顔を洗えるので、ゴシゴシ洗いで肌を傷つけることがありません。
その結果、肌の水分量を保ちやすくなるのです。
番組スタッフの方が片方の顔を粗い泡で、もう片方の顔をきめの細かい泡で洗ったところ、水分量が粗い泡の方は43%、きめ細かい泡の方は47%と高くなりました。
洗顔のトリセツ⒊ 「ぬるま水」ですすぐ!
洗顔料の説明書きなどに「ぬるま湯ですすぐ」と書かれていることがありますが、洗顔におすすめの温度は想像されるよりもかなり低い温度です。
美容部員さんのぬるま湯の温度
一般の方12人にぬるま湯を作ってもらったところ、平均温度は36.6℃でした。
一方都内の人気コスメショップの美容部員9人の方にぬるま湯を作ってもらったところ、平均32.2℃という温度でした。
一般的に想像するぬるま湯よりも4℃も低いという結果に!
美容部員の多くが受験する日本化粧品検定のテキストにも、推奨温度は32〜34℃と記載されていました。
出演していたみちょぱさんいわく、「プールに入ってるような温度」だそうです。
洗顔のすすぎの温度の目安は32〜34℃!
洗顔のすすぎにおすすめの温度は、32℃〜34℃です。
★高すぎる温度⇨肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、肌が乾燥しやすくなる!
★低すぎる温度⇨冷たい水で一時的に毛穴が締まるだけ。皮膚の温度が下がることで細胞同士の結合がゆるんで肌の水分が外に出やすくなり、乾燥に繋がるという研究結果も!
正しい洗顔方法
正しい洗顔方法のポイントを紹介します。
ある高校でニキビに悩む学生さんに1週間試してもらったところ、ニキビや乾燥が改善する人が続出しました!
今回新体操のフェアリージャパンが実践している洗顔法を教えてくれました。
バキューム泡の泡立てポイント
バキューム泡の泡立て方の手順です。
- 手を洗って汚れを落とす
- 受ける方の手のひらを少しくぼませ、適量の洗顔料をとる
- ゴシゴシこすり、ある程度泡立てる
- 少量ずつ水を数回加えながら円を描くように動かし、周りの空気を混ぜ込む泡の目安はレモン1個分くらい。もともと泡の洗顔料や泡立て不用の洗顔料は泡立て不要。)
- 1分30秒〜2分程度でふわふわの泡が出来上がる!
【Point】いい泡の目安はひっくり返しても手から落ちない状態
泡立てネットを使った泡立てのポイント
泡立てネットを使った泡立て方を紹介!
- ネットを水に浸し、くぼませた手のひらに乗せ、洗顔料をつける
- 両手を少し離して空間を作り、ネットをこすり合わせる
- 30秒ほどでふわふわの泡の出来上がり!
泡立てポンプを使った泡立てのポイント
泡立てポンプを使った泡立て方を紹介!
- 適量の洗顔料と、決められた量の水を容器に入れる
- フタを押さえながらポンプを上下に動かす
- 30秒ほどでふわふわの泡の出来上がり!
洗顔のポイント
バキューム泡をたてたら、次の手順で洗顔します。
- 顔をぬるま水で濡らし汚れを浮かす
- 泡は額〜頬〜鼻筋の順にのせていく
- 洗うとき手が肌に直接触れないように動かす
- すすぐ際はぬるま水(32〜34℃目安)で、水をすくった手に顔を近づけて、髪の生え際やあごのふちなどすすぎ残しがないようにすすぐ
- 泡が残りやすいフェイスラインは、”クロスオーバーリンス”で、左あごのふちは右手で、右あごのふち左手ですすぐ
- タオルなどで顔をおさえるように水をふきとる(決してこすらない!)
【Point】この洗顔を朝、夜の2回行うのがおすすめ
【注意点】
・洗顔後は化粧水や乳液などで適切な保湿を!
・肌荒れの原因は生活習慣やホルモンバランスの乱れなども考えられるため、肌荒れが気になる方は医療機関の受診も検討してください。
・今回の洗顔法を行っても肌荒れが治らない、または肌に違和感を感じる方はいったん中止し、医療機関の受診も検討してください。
洗顔後に欠かせない!保湿大辞典
ここから特別付録です。
洗顔後の保湿 意外な落とし穴⒈
化粧水を「パンパンたたいて塗る」人が多くいますが、肌を傷めてしまう可能性があります。
【正しい化粧水の塗り方】
- 力が入りにくい薬指と中指を使って塗り広げる
- 頬〜額の順で中央から外側に向けて優しく塗る(鼻筋から小鼻もお忘れなく!)
洗顔後の保湿 意外な落とし穴⒉
目の周りに化粧水を塗る時にギュッと目をつぶってしまうと、塗れていない部分が残る可能性が!
【正しい化粧水の塗り方】
- シワができないように目を開けたまま、”無表情塗り”がおすすめ
- うわまぶたを塗る際は化粧水が目に入らないようにご注意ください(気になる方は軽く目を閉じ優しく塗り広げてください)
- 最後に手を肌に密着させるハンドプレスで化粧水を定着させる
まとめ
洗顔の取説で紹介された正しい洗顔法と3つの洗顔のポイントをまとめました。
石原さとみさんも今回の洗顔法を試してみて、メイクのりが全く違ったそうです!
ぜひ試してみたいですね。
翌週放送されたイワシの取説、レシピは、こちらでまとめています↓
【トリセツショー】イワシのふわとろオイル煮のレシピ イワシの取説 2022年9月15日
【トリセツショー】イワシの手開きの方法 レシピ イワシの取説 2022年9月15日