【カズレーザーと学ぶ】人間関係、オオカミ少年脳の見分け方(2023年4月11日)

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2023年4月11日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、人間関係、オカミ少年脳の見分け方を紹介します!

今回のカズレーザーと学ぶでは、人間関係、人のウソを見抜く最先端研究等を特集。

人のウソを見抜く最先端研究!?

嘘は体の○○に出る!? 忍び寄るオオカミ少年脳の見分け方が紹介されました。

今回の記事では、2023年4月11日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、人間関係、オカミ少年脳の見分け方をまとめます。

 

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嘘は体の○○に出る!?オオカミ少年脳の見分け方

オオカミ少年とは、毎日バレバレの嘘をつき続けた結果、周囲の人から一切信用されなくなった少年のお話。

そんな、ためらいなく嘘をついてしまう、オオカミ少年脳が現実に存在した!

さらに最新研究で判明した嘘の見抜き方とは???

嘘は体の○○に出る!?オオカミ少年脳の見分け方を、人が嘘をつく時の脳活動を研究する人間環境大学、講師の新岡陽光先生が講義をしてくださいました。

オオカミ少年脳とは?

人間関係において、切っても切り離せない嘘を、大学生を対象にして行った研究では、男女とも1日に平均1~2回はウソをつくということが分かりました。

そして、嘘のつき方次第では、脳が慣れてためらいなく息を吐くように嘘をついてしまう『オオカミ少年脳』になってしまうということが、近年、分かってきています。

嘘をついている人は、ついていない人と比べどんな違いがあるのか?

嘘をついた時の脳血流の変化を調べる実験では、嘘について核心をついた質問をした時は脳活動が大きく、代謝が良くなり、血流が良くなり、主に理性や論理を担う前頭前野が活動が大きくなったことから、脳の前頭前野は、物事を隠そうとする心理を反映しているのではないかと考えられています。

さらに、知っている情報なのに、知らないと否定した時だけ、右の側頭領域で、大きな活動が見られました。

右の側頭領域は、記憶に関係するところと考えられていて、実際に自分が知っているものだという記憶が掘り起こされたことを反映した活動ではないかと考えられています。

人はウソをつく時、前頭前野、右の側頭領域の2か所が活発になっていました。

これはまず、話した内容のつじつまを合わせたり、表情を隠す為に、理性や論理を担う前頭前野を活動させ、いざ、核心をつかれた時には、記憶を管理する右の側頭領域で瞬時に記憶と照らし合わせていると考えられます。

思い込みで、嘘と認識していない場合

その人の中で、主観的に真実であると思っていることを言っている場合は、前頭前野、右の側頭領域の脳の反応が出ない可能性があるとのこと。

男女の嘘のつき方の違い

多額の金銭を渡して、みんなと分け合うか、自分だけ受け取るかという判断をさせて、脳活動の違いを観察したところ、喜びの感情や快楽に関係する「線条体」が、女性は、お金を分け合う相手の為になる利他的な意思決定をした場合、男性の場合は、自分だけがお金を受け取る、利己的な意思決定をした場合に強く活動をしていました。

これは、進化心理学の観点から考えると、すごく的を射た反応で、種の存続の為の男女での適応戦略がそれぞれ異なっていて、男性は、子孫を残す為のコストは低いのですが、自分で子供を産むことができないので、子孫を残せる可能性を最大化する為に利己的になると考えられおり、男性は、自分と子孫の利益の為に嘘をつき、女性は、仲間やパートナーと末永く子孫を育てていくために嘘をつくとのこと。

女性は相手の為になることが報酬になり、男性は自分の為だけの方が報酬になるということを示唆している可能性があることを示唆しており、女性は他社を傷つけない利他的な嘘をつくことが多く、男性は、自分が得をする為に、利己的な嘘をつくことが多いと言われています。

男女の脳の使い方の違い

脳の右側なら右側、左側なら左側と1つの物事の処理に集中しがちな男性に比べ、右側と左側の結合の強い女性の脳は、2つ以上の物事を同時に処理することが得意とされ、相手の表情や仕草を記憶しながら、うまく嘘をつける傾向があります。

利己的、利他的、嘘の違いは、オオカミ少年脳にどう影響するのか?

実は、利己的な嘘をついた場合には、脳の機能が変わってしまいオオカミ少年脳になってしまう可能性があることが、最近の研究で分かっています。

パートナーに嘘をついて、より多くのお金を稼ぐゲームをさせたところ、嘘をつけばつくほど、脳の「偏桃体」という部分の活動が低下するということが明らかになりました。

偏桃体は、感情の中枢で、不安や罪悪感などに関係しており、嘘を見破られる不安や罪悪感による、ネガティブな感情に関わる場所になっています。

利己的な嘘により、報酬が得られている、それなのに何の罰も受けていないという成功体験が、偏桃体の活動を低下させ、利己的な嘘をつくことに慣れてしまい、どんどんエスカレートしていってしまうとのことで、いうなれば、オオカミ少年脳になってしまうとのこと。

サイコパスとウソつきの共通点

サイコパスは、一般的に良心や共感性に欠け、平気で嘘をつくと言われていますが、サイコパスの偏桃体は、普通の人と比べて体積が約18%小さくなっていて、機能も弱いと考えられています。

先天的なサイコパスの場合は、構造的に、偏桃体の体積が小さいとのこと。

後天的な場合は、環境的な要因が重要で、自分の周りにイエスマンしかいないような場合は要注意とのこと。

偏桃体は、最悪感やウソに対する焦りなどを生み出す場所なのですが、その機能が弱くなると、他人のことは考えずに、自分の損得の為だけに嘘をつきやすくなってしまうと考えられています。

風邪と報告し、ズル休み、恋人がいると思わせるにおわせ投稿など、利己的な嘘をつくことで報酬が得られると、その成功体験により、嘘をつくことは自分の利益になると脳が錯覚し、不安や罪悪感を司る偏桃体の機能を低下させます。

こうして、嘘をつくことへの焦りや罪悪感が薄れ、いつしか息を吐くように嘘をつくオオカミ少年脳になってしまいます。

オオカミ少年脳を普通の脳に戻すには、周りの人が、「違う」と、ちゃんと指摘することが、重要になり、成功体験ではなくなるので、偏桃体の機能が戻る可能性は十分にあるとのこと。

嘘を見抜ける身体的変化とは?

サーモグラフィーを利用して被験者の体温を調べたところ、嘘をついた時は鼻先の温度が約1.2℃下がることが分かりました。

さらに面白い所は、約8割の被験者が、自分自身の体温の変化に気付いていました。

これは、嘘の焦りや不安を抑える為に、副交感神経が働き、体温が低下したという風に考えられています。

鼻先の温度の低下については、見た目ではわかりませんが、もう一つ自分では制御できない部分の変化があります。

それは、眼の瞳孔(どうこう)で、興味がある物を見ている時は、瞳孔が広がり大きくなり、興味がないものは、瞳孔に変化がありません。

人は、本当に興味を持ったものにのみ瞳孔が反応するので、その人の本心を探り当て、その結果としてウソが分かるとのこと。

夏目綜合研究所が、世界初の瞳孔の大きさで嘘を見抜く機械を製造しました。

現在、犯罪捜査の分野では、実際に、瞳孔解析鑑定が使用されているとのこと。

まとめ

今回の記事では、2023年4月11日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、人間関係、オカミ少年脳の見分け方をまとめました。

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