【カズレーザーと学ぶ】新時代の金銭感覚(2023年4月4日)

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2023年4月4日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、新時代の金銭感覚を紹介します!

今回のカズレーザーと学ぶでは、新時代の金銭感覚を特集。

あなたの1万円はもう1万円じゃない、日本人が変えるべきデフレマインドとは!?

アメリカの銀行破綻の原因とは?

最近、現金触ってる? 消える「お金の身体化」と現代人の大異変とは?

ギャンブル、ムダ使い、金銭感覚がバグる時、脳内に何が!?

今回の記事では、2023年4月4日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、新時代の金銭感覚をまとめます。

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日本人が変えるべきデフレマインドとは?

あなたの1万円はもう1万円じゃない、日本人が変えるべきデフレマインドについて、金融アナリストとして、多額の資産を運用しているお金のスペシャリスト、名古屋商科大学大学院大槻奈那教授が講義をしてくださいました。

アメリカの銀行破綻の原因とは?

2023年3月は破綻し、大きく取り上げられた、アメリカのシリコンバレー銀行。

その顧客の多くは、シリコンバレーにあるIT企業の社長たちなのですが、お互いがSNSでつながっている為、銀行に対する不安があっという間に拡散、慌てた預金者が殺到し、現金を次々と引き出しました、しかも1人1人の預金額が大きかったことも、電撃的な破綻の原因。

それをきっかけに、世界中で金融不安が加速、新たな銀行が破綻などに追い込まれています。

日本ならではの意外な切り札とは?

日本には、他の先進国にはない起死回生の秘密兵器があるのですが、

日本は、キャッシュレス化が進んでいるのですが、実は世の中の現金は増え続けています。

現在日本全体で流通しているお金の量は114兆円で、過去20年で見ると2.3倍に増えています。

実は、この現金の多くがある場所に集まっているのですが、どこにだと思いますか???

実は、タンス預金(自宅にまとまった現金を保管すること)とのことで、1万円の発行残高の半分がタンス預金になっていると言われており、その額は、なんと50兆円以上という試算もあります。

国内総生産GDPに占める現金流通量の割合を比較してみると、アメリカ2.9%、スウェーデン1.1%に比べ日本は23.5%と飛びぬけて高い。

いったいなぜ、日本だけ現金の流通量が多いのでしょうか???

なぜ日本だけ現金の流通量が多いのか?

原因が大きく2つほどあるのですが、1つは戦後長らく国を挙げて、貯蓄が推奨されてきたことにあります。

背景としては、戦後復興でお金が必要で、資金を確保するために、当時は貯蓄を推進することをスローガンとしていました。

さらに、1948年ごろに、全国の小学校に、こども銀行を設立。

子供銀行は、児童生徒が銀行の職員となり、預貯金業務などの銀行業務を行い銀行の疑似体験を行うというもので、学校と銀行が提携して設立し、通常の銀行預金と同様に金利が付くというものでした。

こういった子供時代からの教育により、日本人の貯蓄意識が向上につながったと考えられています。

日本人の家計貯蓄高は、戦後の高度経済成長期から、バブル経済崩壊までの間ぐんぐん伸びていきました。

これは、当時は、給料も増えていたこと、預金金利が高かったことも影響しています。

ちなみに定期預金の金利は、一番高い時で7%ありました。

ところが、1990年にバブルが崩壊をして、景気悪化と共に金利が急激に低下してしまいました。

また、有名な銀行が相次いで倒産をしたことで、銀行に対して不信感が芽生え、タンス預金の方が、むしろ安全じゃないかということで、タンス預金をするようになってしまったということです。

当時の政策もあり、一生懸命に貯蓄してきた日本人ですが、バブル崩壊後、金利も付かない銀行が潰れたら大変と、預金を引き出したタンスに貯め込む人が急増しました。

しかし、このタンス預金は、安全なように見えるのですが、経済に全く寄与しないので、日本経済にしてみると、これはデメリットでしかありません。

例えば、この50兆円(タンス預金)が、起業家に回れば成長もして行けるし、そういったスタートアップ企業がどんどん増えてくれば経済が元気になり、経済が活性化することにつながります。

スタートアップへの直接的な投資にかかわらず、銀行を通じ、企業への融資に回れば、商品開発などに使われることで、日本経済の活性化が見込まれるといわれています。

日本のスタートアップに投資が集まらない理由

1つは、リスクを回避するマインドが、日本人には多いということ、もう一つは、市場がないということも問題とのこと。

アメリカではピンクシードといわれる、個人投資家でも非上場株の売買が行えるアメリカの店頭市場があり、投資が活発にできる様になっています。

1万円の価値が激下がり!?

20年前に稼がれた1万円と現在稼いだ1万円の価値は同じだと思いますか???

20年前からすると相対的には、物の価値は上がっていっていますので、20年前にそのものに変えておけば、価値は上昇しているのですが、そのまま放っておいたお金は、20年後には同じものが変えなくなっています。

逆に言えば、物の価値が上がっているということは、お金の価値が下落しているということになります。

例えば、20年前にもらった1万円、当時この1万円で買い物をしていれば、当然1万円分の物が買えたはずですが、一方タンスに20年寝かしておいて、今、使うと物価が上がっている為、当時の9,121円分しか買えません。

つまり、タンスに置いていただけで900円近く損したと言えます。(9%近く目減りしたのと同じことです。1万円に対して900円なので、100万円の場合9万円、1000万円だと90万円です。)

健全に経済が成長すれば、物価は少しずつ上がり、その分お金の価値は少しずつ下がるのが一般的なので、物価が下がり続けたデフ時代の常識にしがみつき、ひたすら現金を貯め込むばかりだと、お金の価値は、勝手に目減りしていく可能性があります。

お金を守る方法

金融アナリストとして、多額の資産を運用しているお金のスペシャリスト、名古屋商科大学大学院大槻奈那教授によると、『こういう時代だからこそ、皆さんが、投資など資産の構成を真剣に考えなければいけない時』とおっしゃられ、

Q. 『初心者は、どういうところから勉強したり始めたりすればよいのでしょうか?』という質問に、下記のように答えられました。

A. 『今後1年くらいで使うお金は預金に置いておいて、残りを運用する。運用と言っても、価格変動が少ない金、債券といったものを60%~70%、残りの30%~40%を価格が変動する株式などに振り分けるのが、割と良いあんばいなんじゃないかと思う』とのこと。

Q. 『最初の投資で、リスクとか考えると、二の足を踏む人が多そう』との意見に対しては、下記の様に回答されました。

A. 『スパイス程度に、夢を買うとか、あとは、自分の知っている企業だとか、自分が使っている商品を開発した企業だとか、そういう企業を応援するという意味で、ちょっとだけ投資するとかそういう形じゃないでしょうかね最初は・・・。』

Q. 『一つの投資先に集中する方が良いのか、色々な分野にした方が良いのか?』という質問に対しては、下記のように答えられました。

A. 『圧倒的に分散投資、どこの資産がどうなるかっていうのは、プロでも読めないんですね、なので、万が一こっちがダメでも、こっちがあるって形で分散をしていくことが、もう鉄則ですね』とのことでした。

Q. 『若い人が投資をするのはあり?』の質問に対しては、下記の様に回答されました。

A. 『実は、理論的に言うと若い頃にリスクを取った方が良いと言われるんですね、なぜならば、例え失敗しても、後から巻き返しが利くから、それが高齢になればなるほど、そうはいかなくなるので・・・。 例えば、100からご自身の年齢をひいただけのパーセンテージをリスク資産に振り分けてもいいのではという考え方があります。例えば、20歳であれば、100から20をひいて80%をリスク資産で運用する。アメリカでは、こういう考え方が一般的です。』とのことでした。

Q. 『結局、資本主義社会っていうのは、今年より来年、10年後の方が発展していますよねっていうのが前提にあっての社会なんで、ずっと買っていれば伸びるっていうのは皆のマインドの中にあって、それを信じているからこそ成立する部分もある訳じゃないですか?』の意見に下記の様に回答されました。

A. 『そうですね、結局、リーマンショックの時も大きく下落しましたけれども、その後を辿ってみると、その前に株などを購入し投資をしていた人は、数倍になっていますので、長い目で見ると成長していくということだと思います。』と回答されていました。

キャッシュレス払いは、なぜ気持ちがいいのか?

お金の身体化、キャッシュレス払いは、なぜ気持ちがいいのか?

過剰な課金や投げ銭といったこれまでの常識では測れない経済活動の裏には、キャッシュレス決済が起す脳の驚くべき変化が関係しているかもしれません。

新時代の金銭感覚について、明治大学准教授犬飼佳吾先生が講義をしてくださいました。(犬飼先生は、デジタル身体性経済学という新たな領域を研究されていて、デジタル身体性経済学は、将来のデジタル社会で、新たな通貨の開発などに役立つ研究として、文科省の学術変革領域研究に選ばれています。)

キャッシュレス化について

上記では、現金が増え続けていて、タンス預金に回っているというお話がありましたが、現実に今の社会を考えてみると、キャッシュレス化がどんどん進んでおり、例えば、4人に1人がキャッシュレス割り勘を利用する時代が到来しています。

さらに、お小遣いをもらっている子供の内、4人に一人が、お小遣いを電子マネーで貰っているというデータがあります。

キャッシュレスは便利なのですが、少しお財布のひもが緩くなる感覚があるんじゃないかと思います。

現金とクレジットカード支払いではどれくらい支払い額に差が出るのか?

ある調査では、現金払いと、クレジット払いでは、支払額に1.7倍の差が出るという結果が出ました。

なんとなく気が大きくなって、いつもより高価な買い物をしてしまうイメージのキャッシュレス決済、実はその時、脳内では明確なある異変が!?

クレジットカード支払いと現金払いの脳の活動の違い

まとめ

今回の記事では、2023年3月28日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、AI&量子コンピューターをまとめました。

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