2019年11月30日の日本テレビ『世界一受けたい授業』では、初期のアルツハイマー病の9割を改善する治療法が特集されました。
教えてくれたのは、『アルツハイマー病の真実と終焉』著者のデール・ブレデセン博士です。
今回は日本人向けにアレンジされた改善予防法を紹介してくれました。
この記事では、番組で紹介された9つのポイントをおさらいします。
9つのアルツハイマー病予防法
アルツハイマー病改善予防法は、次の9つの方法です。
1.夜~朝は12時間の絶食
2.毎日有酸素運動と筋トレ
3.7~8時間の睡眠
4.ストレスを最小限に抑える
5.脳トレーニングを行う
6.歯の治療
7.なるべく自然の食品を摂取
8.腸内環境を整える
9.天然系の製品を使う
これらのポイントを、さらに日本人にピッタリ合うよう考えてくれました。
早速見ていきましょう!
朝の習慣による改善予防法
<その1.朝起きる時間を一定にする>
睡眠時間は7~8時間は必要ですが、難しい場合起床時間を一定にするだけでも脳が整い、アルツハイマー病予防に効果的だそうです。
<2.起床後はすぐにカーテンを開ける>
日光浴で作られるビタミンDは、アルツハイマー病予防に効果的という研究結果が出ています。
朝3分以上太陽を浴びるようにしましょう。
<その3.朝一番に緑茶でうがいをする>
緑茶に豊富に含まれるカテキンには、認知症の原因となるアミロイドベータの蓄積を予防する効果があります。
朝一番にうがいすることで、睡眠中に増えた口の中の細菌を外に出し、脳内への侵入を防ぐことができます。
また日本の家の中に多いカビも、脳に悪影響を与えます。
アルツハイマー病の患者さんの、脳にカビがいたという論文もあるほどです。
日本は湿度が高くカビが生えやすいので、キッチンやエアコン、浴室などカビが生えやすい場所は掃除を徹底して毒素を吸い込まないよう気を付けましょう。
<その4.必ず日記を書く>
日記を書くことでその日の出来事を思い出そうとするので、脳の記憶する部分が活性化します。
歯磨きを両手で行うことも、おすすめだそう。
両手で交互に歯磨きを行うことで、脳の広範囲を刺激することができます。
食事による改善予防方法
<その1.発酵食品をとる>
日本食にはアルツハイマー病の予防に効果的なみそ・しょうゆ・納豆など発酵食品が多く含まれています。
発酵食品で腸内環境を整えることで、脳にも栄養が届きやすくなります
<その2.青魚を食べる>
サバやイワシなどの青魚には、脳の神経細胞を活性化させるDHAが多く含まれています。
DHAは記憶力や注意力の低下を防ぐ働きがあります。
週に2回は青魚を食べましょう。
<その3.間食はナッツや豆類を食べる>
血糖値を急激に上げる食べ物は、脳によくありません。
間食には血糖値が上がりづらく、記憶力アップにつながる成分が含まれる枝豆やナッツがおすすめです。
<その4.お酒を飲むなら赤ワイン>
酒は脳にはよくありませんが、飲むなら赤ワインにしましょう。
赤ワインには、脳の認知機能を高めてくれるポリフェノールが含まれています。
<その5.大根・葉物野菜・サツマイモを食べる>
サツマイモは腸内環境を整える食物繊維が豊富なうえ、脳に必要なブドウ糖の代謝に欠かせないビタミンB1が含まれています。
血糖値の上がり方も緩やかなので、おすすめの野菜です。
アルツハイマー病予防におすすめ!脳トレウォーキング
アルツハイマー予防におすすめの運動は、『逆読みウォーキング』です。
パートナーが言った言葉を逆さに読みながら歩くだけの簡単トレーニング。
とはいえ、挑戦した友近さん・蝶野さんはなかなか苦戦していました。
毎日の運動に取り入れてみるといいですね!
日本人に合う方法でアルツハイマー病を予防しよう!
今回紹介された方法はアメリカでは9割の患者さんが改善したという予防法なので、ぜひ日々の生活に取り入れていきたいですね。
日本人に合う改善予防法で、若々しい脳を手に入れましょう!