2022年7月7日の『あしたが変わるトリセツショー』で放送された ”呼吸のトリセツ(取説)” 不安・血圧・肩こり・冷え性を改善する呼吸&呼吸ストレッチ を紹介します!
石原さとみさんが産休中のため市村正親さんがMCを務める「トリセツショー」では、呼吸の取説(トリセツ)が特集されました。
呼吸をちょっと変えるだけで心身ともに健康に!
不安・血圧・肩こり・不眠・冷え症に効く!肺を使えるようになるための呼吸方法や呼吸ストレッチとは?
この記事では、取説ショーで放送された「呼吸のトリセツ」の呼吸法、呼吸ストレッチについてまとめます!
翌週放送された鉄分の取説は、こちらでまとめています↓
(画像出典:NHK)
呼吸のトリセツ⒈心身ともに健康になる深い呼吸&呼吸数を減らす方法
不安・血圧・肩こり・不眠・冷え症など、体のプチ不調を抱える人の多くは、肺を十分に使えていないことがわかりました。
プチ不調を抱える28人の肺を調査したところ、22人が実年齢より”老いた肺”だったことが判明!
中には機能的残気量が85%だった方も。
ちなみに市原正親さんの機能的残気量は40%で、肺がとても若いことがわかりました。
肺年齢の指標となる機能的残気量とは?
機能的残気量と呼吸の数の関係
息を吐いた時に肺に残る空気の量=機能的残気量と呼びます。
機能的残気量が多いと、新しく吸える空気の量が減るので、”肺を十分に使えていない”状態になります。
機能的残気量は年を重ねるのとともに増えていく傾向にあり、老いた肺ほど浅く速い(回数の多い)呼吸になる傾向が!
逆に機能的残気量が少ない若い肺ほど、深くゆっくりした(回数の少ない)呼吸になります。
呼吸数を減らしてプチ不調改善!
心身の不調と呼吸数には、呼吸と脳、そして体のつながりという深い関係があります。
老いた肺の速い呼吸をする
⇩
呼吸に関連する脳の扁桃体(へんとうたい)が興奮
⇩
交感神経を通じて心拍数上昇・血管収縮が起こる!
この悪循環の結果、血流が悪くなり、コリや冷え性の原因となると考えられます。
一方、若い肺のゆっくりした呼吸の場合は…若い肺のゆっくりした呼吸の場合は…
若い肺のゆっくりした呼吸をする
⇩
脳の扁桃体(へんとうたい)が鎮静
⇩
副交感神経を通じて心拍数低下・血管拡張が起こる!
その結果血流が良くなり、コリや冷え性が解消すると考えられます。
また扁桃体(へんとうたい)は怒りや恐怖などの感情もつかさどります。
そのため、呼吸数を減らすことによってもたらされる扁桃体(へんとうたい)の沈静化により、不安感やストレスの解消も期待できます!
※不安やプチ不調にはさまざまな原因があるため、呼吸の数を減らすことですべての不調などが必ず改善するわけではありません。
呼吸のトリセツ⒉超簡単!自然に呼吸を減らす方法・呼吸ストレッチ
「呼吸数を減らす」といっても、24時間深呼吸をし続けるのは無理です。
そこでおすすめなのが、呼吸ストレッチです。
1回5分で深い呼吸が期待できます。
息切れしやすい方、イライラや不眠などの症状がある方は、呼吸が浅くなっている可能性があるため注意が必要です。
呼吸回数には個人差があり、今より1回でも呼吸が少なくなれば、効果が期待できます。
呼吸ストレッチでは、息を吸う時は鼻からゆっくり吸い、息を吐く時は口からゆっくり吐きます。
”呼吸筋”を柔らかくして深い呼吸に!
肺は自力では伸び縮みできない ただの”空気袋”のようなものです。
肺を伸縮させているのは、約15種類の呼吸筋という筋肉たちなのです。
これらの呼吸筋が硬くこわばってしまうことが、深い呼吸ができない原因に!
呼吸ストレッチは呼吸筋を柔らかくし、意識せずとも自然に深くゆっくりした呼吸ができるようになる手助けをします。
1回5分で深い呼吸に!呼吸ストレッチ
4種類の呼吸ストレッチを1セット5回ずつ、朝昼晩の1日3回を目安に行いましょう。
まずは1ヶ月続けることで、体に変化があらわれるかも⁉︎
呼吸ストレッチのやり方は、画像とともにこちらでまとめています↓
まとめ
呼吸のトリセツをまとめました。
先日放送された血管の取説の血管のばし改訂版は、こちらでまとめています↓