【カズレーザーと学ぶ】光免疫療法が驚きの進化最新がん治療(2023年5月23日)

光免疫療法 健康

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2023年5月23日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、光免疫療法が驚きの進化最新がん治療を紹介します!

今回のカズレーザーと学ぶは、緊急講義、進化する免疫療法!

光でガンを破裂、完治、最新がん治療について、アメリカ国立衛生研究所主任研究員小林久隆先生が講義をされました。

今回の記事では、2023年5月23日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、光免疫療法が驚きの進化最新がん治療をまとめます。

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光免疫療法とは?

光免疫療法とは、人体に影響がない近赤外線の光を、身体の表面や幹部に針を刺して体内から照射することで、がん細胞のみを消滅させるというもの。

光免疫療法の驚くべきところは、治療のスピードで、光を当てるのは4分~5分。

アメリカの治験のスケジュールは、初発のガンの患者さんに月曜日に来ていただき、火曜日に術前の検査と問診、水曜日に薬剤を点滴、木曜日に光を照射、金曜日の午前中に検査をし午後には帰宅というもの。

ガン治療なのに、薬を投与し、4~5分光を当てるだけ。

治験では、わずか5日間で治療が実現し、そのまま帰宅。

がん細胞は、がん特有のたんぱく質を表面に出している為、ガンに引っ付く部分と光に反応する部分を合わせ持つ薬を作成し投与する。

すると、薬は、1日でガン細胞にくっつく。

そこに光を当てると、薬が反応し、がん細胞に1万個の穴が開く。

がん細胞の1万個の穴から水が入り込み、破裂させる。

がん細胞を狙い撃つことができ、さらに副作用が少ない為、繰り返し治療ができる等のメリットがあります。

さらに進化した免疫療法

光免疫療法の効果が変わるカメラが完成

光免疫療法の効果が変わる「ルミナスクエスターエヌアイ」というカメラが完成し、関西医科大学に世界初の1号機が納品されました。

この「ルミナスクエスターエヌアイ」というカメラは、リアルタイムで、がん細胞に付いた薬の反応を見ながら治療し、がん細胞が消えていく様子を見ることができます。

今までは、事前に撮った画像を見て、経験のある医師が予測して、その場所に光を照射していたのですが、「ルミナスクエスターエヌアイ」を使い、カメラでリアルタイムで見ることにより、間違いなくピンポイントで、光を照射することができます。

また、これまで、光を当てる時間は、「これだけ光を当てれば、ほぼだいたい大丈夫だろう」という時間(5分)、光を照射していたのですが、やってみるとガンが少し外れたところにあったりなど、見落とすことがあったのですが、リアルタイムでカメラでガン細胞の状態を見ながら照射することができる為、最適な量、ピンポイントで照射でき、効率的に治療できるようになります。

現在は、CTなどでガンの位置を事前に確認し、施術時、エコーなどで近赤外線を当てる位置を決めています。

これからは、「ルミナスクエスターエヌアイ」を使うことにより、リアルタイムで、ガンの位置と効果が確認できるようになり、患者に合わせた時間で、正確な位置への照射が可能になります。

がん再発のリスクを減らす新技術

これまでは、ガン細胞のみを光免疫療法で破壊していたのですが、もう1つ、制御性T細胞を破壊することでがん再発のリスクを減らしてガンを完治させることがでます。

T細胞には、大きく3種類あって、ガンを見つけて攻撃の指示を出すヘルパーT細胞、指示を受けて実際にがんを攻撃するキラーT細胞、キラーT細胞が暴走しない様にストップをかける制御性T細胞があり、ガンと戦っています。

人間の体の中には、毎日数百というがん細胞ができていると言われているのですが、T細胞が病気になる前に、片づけています。

がん細胞があっても、ガンにはならず、ガン細胞がたくさん増えて大きくなるとガンになります。

ただ、免疫がガンを殺しているだけならいいのですが、活発になりすぎると、間違って正常な細胞も攻撃してしまうというようなことが起きます。

皮膚に過剰反応することによって、アトピーの様に、その部分が赤くなったり、痒くなったりということが起こります。

そういう正常な細胞を攻撃するような状態にならない様に、制御性T細胞が調整をしています。

しかし、制御性T細胞が強くなり過ぎた場合、ガンが正常な細胞と判断させ、攻撃させない様にしてしまうといいうことが起こります。

そうすると、ガンが問題なく育ってしまい、制御性T細胞が、ガンを守ってしまうことにより、ガンを発症してしまいます。

新しい研究では、がん細胞を、光免疫療法で破壊し、その時に飛び散った破片をキラーT細胞が攻撃するのですが、制御性T細胞がいたら、キラーT細胞が攻撃できないかもしれないので、制御性T細胞にくっつく抗体を使った薬剤を作って、ガンを壊すのと同じように体に打ってガンの細胞の周りで、制御性T細胞を壊すことができ、キラーT細胞がガン細胞を攻撃して、しっかり治してくれます。

一旦、ガンを完全に治してしまえば、ガンの特徴を覚えている免疫細胞が体に残る為、同じがんが再発しても、抑え込むことができる様になります。

そうすることで、ガンが完治します。

光免疫療法でガンを破壊すると同時に、免疫の攻撃力を抑える制御性T細胞を破壊、そうすると、活動が活発なままの免疫細胞が、破壊されたガンの破片を食べて特徴を学習、再びガン細胞が現れても大きくなる前に排除してくれます。

これでガンの再発もなくなるとのこと。

光免疫療法の実用化

今のところ、1つの抗体しか認可されていないので、手術が適さない進行もしくは頭頚部ガンのみ(科学放射線療法などのひゅじゅん治療が優先)とのことですが、他のガンにも抗体がくっつけば、食道がん、乳がん、子宮頸がんにも効果があるだろうという風に想定されているとのことで、抗体がくっつくと、ガン細胞が壊れるので、さらに新たな抗体を作れば、ほとんどのガンに対応できるとのことです。

また、予定としては、今年の夏から日本で治験が始まる予定で、治験が始まり、すべてが順調にいけば、3~4年で薬になるとのことです。

まとめ

今回の記事では、2023年5月23日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、光免疫療法が驚きの進化最新がん治療をまとめました。

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