2022年6月2日の『あしたが変わるトリセツショー』で放送された ”お尻のトリセツ” 骨盤セルフチェック&お尻のタレ・腰痛改善!「尻トレ」の方法、歩き方などを紹介します!
石原さとみさんが産休中のため市村正親さんがMCを務める「トリセツショー」第7回目の放送では、お尻の取説(トリセツ)が特集されました。
お尻のタレは腰痛、肩こりなど体の不調の原因に⁉︎
お尻のタレを改善するための骨盤セルフチェックの方法や、尻トレのやり方を伝授!
さらに認知症予防にもつながる歩き方のコツも教えてくれました。
この記事では、骨盤チェック方法、お尻のタレを改善する「尻トレ」のやり方、歩幅を広げる歩き方など、お尻のトリセツ(取説)をまとめます!
翌週放送されたブロッコリーの取説は、こちらでまとめています↓
【トリセツショー】ブロッコリーの取説 レシピ(房・茎)&湯揚げのやり方(2022年6月9日)
お尻のトリセツ⒈ お尻のたれを改善して健康な体を手に入れる方法
お尻のたれはスタイルの問題だけではなく、肩こりや腰痛、認知症などさまざまな体調不良に関係している可能性があります。
お尻を鍛えて股関節の痛みがなくなった!という方もいるそうです。
美尻のカリスマと呼ばれるスポーツトレーナーの岡部友さんは、日本の美尻ブームを支えてきた第一人者です。
アメリカで解剖学を学びスポーツトレーな資格を取得した岡部友さんは、お尻の筋肉が人間の健康維持に極めて重要だと気づいたそうです。
お尻のたれの原因⒈ 大でん筋(大臀筋)の衰え
お尻のたれは、お尻の中で最も大きい筋肉である大臀筋(だいでんきん)と呼ばれるお尻の筋肉が大きく関係しています。
お尻の大半をおおっている大でん筋が衰えると、重力により周りの脂肪と一緒にお尻が垂れてしまいます。
動物の大でん筋(お尻の位置)はヒトと全く違い、背中の後方部分にあります。
動物のお尻に見えているところは、実は太ももの筋肉なのです。
そのため動物はお尻が垂れることがありません。
ヒトは700万年前に2足歩行へ進化したことで、大でん筋が体の後ろに移動してきました。
お尻が垂れる原因は、2足歩行の進化も1つの要因です。
ところが、お尻のたれは人類の宿命⁉︎と思いきや、原因はそれだけではありません。
ヒトは文明の発展とともにイスに座ることが多くなり、お尻の筋肉を使わなくなりました。
世界の中でも1日に座る時間の長さは、日本は平均7時間以上で世界第1位という結果でした。=日本人はお尻が垂れやすい⁉︎
お尻のたれの原因⒉ 骨盤の後傾
お尻のたれの原因は筋肉だけではなく、お尻の土台である骨盤が後ろに傾いていることが原因の一つです。
骨盤が後傾していると、お尻の下側がたるんでしまいます。
骨盤の後傾で起こる体の不調
骨盤が後傾すると、背骨や筋肉に負担がかかり、腰痛や椎間板ヘルニアのリスクが高くなります。
また猫背になりやすく、肩こりにもなりやすくなります。
一方骨盤が前傾しすぎると、背骨の根元が曲がり腰痛のリスクや神経が圧迫され脊柱管狭さく症を起こす原因にもなります。
骨盤はちょうど良く立っていることが大切です。
骨盤セルフチェックの方法
骨盤の状態をチェックする、骨盤セルフチェックの方法を教えてくれました。
壁に背中を向け、頭・お尻・かかとをつけて立つ
・手のひらが背中の間に入る場合⇨骨盤が後傾している可能性あり。
骨盤後傾タイプの「尻トレ」で改善!
・握り拳が背中の間に入る場合⇨骨盤が前傾している可能性あり。
骨盤前傾タイプの「尻トレ」で改善!
※この中間(握り拳と手のひらの中間)がちょうど良く骨盤が立っている状態です。
※整形外科的な疾患がある方は、セルフチェックの前に医師に相談してください。
骨盤が立てる方法 座位編
まずは、骨盤が立っている状態を知ることが重要です。
イスに腰掛けた時、背もたれに重心をかけて座ることが多いかもしれませんが、この座り方はNGです。
⒈足は肩幅くらいに閉じる
⒉お尻の下に手のひらを上に向けて入れる
⒊骨盤を前傾、後傾すると、座骨が手から離れるため、手に坐骨を感じる位置で座る=骨盤が立っている状態
尻トレ
世界的なバレリーナの骨盤周りを調べてみると、骨盤を立てるために必要な筋肉がしっかり働いていました。
お腹周りを囲んでいる腹横筋が縮むことで骨盤が引っ張られ、骨盤は後傾に傾きます。
背骨側にあるインナーマッスルは、骨盤を前傾に傾ける働きがあります。
この両方が鍛えられていると、骨盤が立った状態を保つことができるそうです。
尻トレは骨盤後傾タイプ・骨盤前傾タイプ別に効果的な方法が異なります。
★骨盤後傾タイプの尻トレ⇨バックランジ、インナーマッスルエクササイズ、肩甲帯エクササイズなどがおすすめ!
★骨盤前傾タイプの尻トレ⇨ヒップリフト、腹筋エクササイズなどがおすすめ!
やり方は画像つきでこちらでまとめています↓
お尻のトリセツ⒉ お尻のたれを防ぎ認知症予防にもなる歩き方
広い歩幅で歩くと、お尻と筋肉が健康に!
歩幅を広げるだけで、お尻や足、お腹などの筋肉が使われるようになり、脳が活性化します。
結果認知症発症リスクを下げることができると言われています。
今回視聴者の方に一定期間歩幅を広げて歩くことを試してもらったところ、認知機能がアップしたという結果も出ていました。
広い歩幅がお尻のたれを防ぐ
大手下着メーカー・ワコールの40年以上にわたる研究では、歩幅が広い習慣を持つ人は、若い頃の健康なお尻を保ちやすいことがわかりました。
お尻のサイズが変わらない25%の方に共通しているのが、歩く歩幅が広いということでした。
認知症のリスクを低減!
東京都健康長寿医療センターによると、歩幅が狭い人は認知症のリスクがおよそ3倍になることがわかっています。
歩幅が狭いと足の一部の筋肉しか使いませんが、歩幅が広いと足だけではなく様々な筋肉を使うことになります。
歩幅を広げる方法
歩幅を広げる超簡単な方法とは?
★お尻の穴を締める
骨盤が安定して、歩幅が広がりやすくなります。
★ヒジを引く
足を前に出しやすくなり、歩幅が広がりやすくなります。
まとめ
トリセツショーで紹介されたお尻の取説、尻トレのやり方、歩幅を広げる方法をまとめました。