今コストコで大人気の『インスタントポット』は、炒める機能も付いたマルチ電気圧力鍋で、これまでの圧力鍋で必要なひと手間を短縮できるのが良いところ。
そんなインスタントポットの特徴を活かせるメニュー、牛すじカレーに挑戦してみることにしました。
数ある料理の中でも、肉料理は圧力鍋の良さを実感しやすいですよね。
そこで今回は、牛すじカレーを作ってみました。レシピ&インスタントポットの操作方法についてまとめましたので、この記事でお届けしたいと思います!
インスタントポットの基本の使い方
こちらはインスタントポットのコントロールパネルです。
左上の『スープ/だし汁』から右下の『蒸し料理』まで、枠で囲まれている部分は、圧力調理のプログラムボタンです。
予想以上にボタンが多くて操作が難しそうですが、基本の使い方を覚えておけば簡単♪
という私もまだ初心者ですが…(/ω\)
今操作方法を覚えている段階ですが、覚書としてここにまとめてみます!
【インスタントポットの使い方(調理プログラムの場合)】
1.内釜に食材を入れ、フタを時計回りに回して閉める
2.内釜放出ベントをSealingに合わせる
3.使用したい調理プログラムボタンを押す(肉料理、鶏料理など)
※Less(低)・Normal(中)・More(高)モードはプログラムボタンを押すごとに切り替わります
4.『圧力レベル』ボタンを押して、Low(低圧力)・High(高圧力)を切り替える
5.ディスプレイ下の+、-ボタンで調理時間をセットする
6.選択後10秒後にビープ音が鳴り、ディスプレイに「ON」と表示されれば予熱スタート
(予熱の時間は食材の量により数分~40分程度)
7.フタ上部のフロートバルブが上がり圧力調理の準備が整ったら、ディスプレイに残りの調理時間が表示される
8.圧力調理が終了するとビープ音でお知らせ有り
※保温機能がONの場合、自動で保温がスタートする(最大10時間まで保温される)
9.調理メニューによってナチュラルリリース・クイックリリースを選び、フタを開ける
最後のフタの開け方については、時間をかけてゆっくり冷ましたいときはナチュラルリリース、これ以上熱を加えたくないときはクイックリリースを選びます。
それぞれの開け方は以下の通りです。
【ナチュラルリリース】
1.本体が自然に冷えてフタの上部にあるフロートバルブが完全に下に下がるまで待つ(食材の量により10分~40分程度)
2.取っ手を反時計回りにゆっくりスライドして、蒸気が出てこなければそのまま開ける
※取っ手が重いときは、少し時間をおいて内圧が完全になくなってからフタを開ける
【クイックリリース】
1.ミトンなどを使用して、内圧放出ベントをVendingの位置に移す
※蒸気が勢いよく出るため、顔や手を近づけないように気を付ける
2.フロートバルブが完全に下がったら、取っ手を反時計回りにスライドしてフタを開ける
この基本の操作さえ覚えておけば、圧力調理で困ることはないと思います。
ただ調理時間などをセットする時、10秒経ってしまうと予熱がすぐにスタートしてしまうので、設定だけは素早く行う必要があります。
私は最初セットするのに時間がかかってディスプレイが「ON」の状態になり、何度か取り消しボタンを押してやり直しました(>_<)
コストコの『インスタントポット』で牛すじカレーに挑戦!操作方法&レシピ公開
Course: メインCuisine: 牛すじカレーDifficulty: 簡単4
servings15
minutes30
minutes45
minutesコストコの『インスタントポット』で牛すじカレーに挑戦!操作方法&レシピ公開
材料
牛すじ 400g
長ネギの青い部分 2~3本
生姜チューブ 4~5㎝
カレールー(ジャワカレー) 1箱
玉ねぎ 1玉半
にんじん 1本
牛すじのだし汁+水 1150ml
赤ワイン 100ml
ローリエ 2枚
オリーブオイル 大さじ1~2
ケチャップ 大さじ1
しょうゆ 大さじ1/2
はちみつ 小さじ1
作り方
- 牛すじを軽く水洗いして鍋に入れ、全体がかぶるくらいの水を入れて火にかける
- 灰汁がでるまで15分くらい煮る
- お湯を捨てて牛すじを取り出し、水できれいに洗う
- フタを閉めて内圧放出ベントをSealingに合わせ、『肉料理』ボタンを押し、圧力ボタンでHighを選択、+-ボタンで15分にセットする
- インスタントポットの内釜に牛すじと長ネギの青い部分、生姜チューブを入れ、かぶるくらいの水を加える
- 圧力調理の間に人参を乱切りにし、玉ねぎはくし切りにして耐熱ボールに入れラップをかけ、600wの電子レンジで3分半ほどチンしておく
- 圧力調理が終了したら、取り消しボタンを押して保温を切り、クイックリリースでフタを開ける
- 牛すじとスープに分けて別の器に移しておく(牛すじが大きい場合、適当な大きさに切っておく)
- 内釜を軽く洗って水分をふき取り、インスタントポットにセット。『炒めもの/再加熱』ボタンを押してMore(高)モードを選択する
- ディスプレイに『Hot』と表示されたら、油をひいて玉ねぎを加え、しんなりするまで炒める
- 玉ねぎがしんなりしたら人参を加え、さらに炒め合わせる
- さらに牛すじを加えて軽く炒め合わせ、赤ワイン100mlを加えてアルコールが飛ぶまで加熱する
- 牛すじを煮ただし汁+水、合計で1150mlとローリエを加えてフタをする。内圧放出ベントをSealingに合わせて『肉料理』ボタンを押し、Normal(中)モードを選択、圧力レベルボタンでHigh(高圧力)、+-ボタンで10分に設定して加圧する
- 圧力調理が終了したら取り消しボタンを押し、クイックリリースでフタを開ける
- ローリエを取り出してカレールーを入れて溶かし、『炒めもの』ボタンを押してLess(低)モードを選択してとろみが出るまで混ぜながら煮詰める
- ケチャップ、ウスターソース、しょうゆ、はちみつを加え、味見しながらガラムマサラで調整すれば完成!
インスタントポットで牛すじカレーを作った感想
牛すじの灰汁をとるために最初に『煮こぼす』という工程が必要でしたが、あとはインスタントポットのお陰で、普通の鍋で作るよりもはるかに短時間でトロトロの牛すじカレーが作れました。
普通の鍋で作るとなると、牛すじを柔らかくするために1~2時間かける必要がありますから、15分程度で柔らかくできるのは画期的だと思います!
最初に灰汁をとっておくことで、インスタントポットで牛すじを煮込んだ後こんなにキレイな出汁をとることができました。
この出汁で作ることで、とっても味わい深いカレーになりました。
今回初めて使ってみた『炒めもの』機能ですが、結構熱々になるので炒める時は焦げないように注意が必要です。
最後に煮詰める時はLess(低)モードを選んだものの、沸騰してぷくぷく気泡が上がってきていました。炒めもの機能の時は目を離さないほうがよさそうです。
今回のカレーには煮崩れしやすいじゃがいもは入れませんでしたが、もし入れるなら別茹でして最後に加えるとよいかもしれません。
インスタントポットでカレーを作ってみると、以前の電気圧力鍋より断然使い勝手が良いことがわかりました。
玉ねぎを炒めたり、再加熱したりできる『炒めもの/再加熱』機能がかなり便利で、フライパンを出したり材料を移したりする手間が省けるのが嬉しかったです。
時間をかけずに牛すじがとろけるカレーを作れて、大満足の結果でした。
本格的な牛すじカレーをご自宅で!
インスタントポットの良さが実感できる、牛すじカレーができました♪
調理する前にちょっとした下ごしらえは必要ですが、インスタントポットをセットしてしまえば後は待つだけなので、ほったらかしで他のことができます。
今回紹介したレシピは我が家のカレーなので、ご自宅の隠し味を加えてオリジナルのカレーを作ってみてくださいね!