2023年7月4日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、宇宙人はいるのか?宇宙人がいる根拠を発見を紹介します!
今回のカズレーザーと学ぶは、「宇宙人はいるのか?」がテーマ。
電波望遠鏡を使えば宇宙人を発見できる!?
太陽系の星「エウロパ」に地球外生命体がいる!?
隕石から生命が誕生するのに欠かせない成分が検出!?
宇宙人がいる根拠を○○から発見!?
今回の記事では、『カズレーザーと学ぶ』で放送された、宇宙人はいるのか?宇宙人がいる根拠を発見をまとめます。
電波望遠鏡を使えば宇宙人を発見できる!?
電波望遠鏡を使えば宇宙人を発見できる!?について、国立天文台 本間希樹教授が講義をされました。
国立天文台 本間希樹教授は、電波望遠鏡を使いブラックホールの撮影に成功したのですが、観測したブラックホールは、地球から5500万光年先に存在、視力6000に相当するチリのアルマ望遠鏡を始め、世界中に散らばる8台の電波望遠鏡を連結させ、地球サイズの仮想敵望遠鏡で、視力300万を実現し、ブラックホールの撮影に成功しました。
そんな電波望遠鏡で目指す次なる目標の1つは、宇宙人の発する電波をキャッチすること。
私達が、テレビやWifiなど電波を使っているように、宇宙で文明を持っている宇宙人がいたら、やはり、電波を使っているんじゃないかという風に考えられます。
私達が、通信や交信をする時は電磁波を使い、目で物を見ているのですが、これは、電磁波の中でも光、レントゲンを撮るX線も電磁波です。
電磁波の中で一番波長が長いものが電波で、国立天文台 本間希樹教授は、電波望遠鏡を使って宇宙人を探しています。
また、こういった研究をSETI(セチ)(地球外知的生命体探査)と言います。
宇宙人が何らかの形で電波を出していたら、それを電波望遠鏡を向けることで、見つけることができるんじゃないかと考えています。
1960年ごろアメリカで始まったSETIは、電波望遠鏡で受診した電波を解析し、地球外知的生命体から発せられたものはないか研究するというもの。
実は今、国立天文所水沢VLBI観測所でも、宇宙人を探すべく太陽系の近くの星を見ながら電波を観測し、研究をされています。
過去に、研究者が、これは、宇宙人の信号じゃないかというものを見つけています。
1977年に、オハイオ州立大学が観測したチャートが、下記の画像なのですが、上から下に時間とともに電波がどれくらいやってきたかが記入されています。
赤まるで囲っているところに、数字とアルファベットが書いてありますが、電波の弱い順に1から9で、その次がAからZの順になります。
アルファベットが書いてあるということは、かなり強い電波を受信したということで、その電波が、72秒続いたという風に言われています。
ただ、これが本当に宇宙人の信号か、ということは確認されていません。
しかし、こういう研究をもっとやってみようということで、電波望遠鏡を使って研究が続けられています。
1977, a man from SETI recieve a 72 seconds #signal from the costellation #Sagittarius. #wowsignal #mystery pic.twitter.com/Z8nKMj0ODQ
— Paranormal World (@world_para) September 3, 2015
近年では、資産家ユーリミルナーが1億ドルを出資し、大規模なSETIを行うプロジェクトを発足、Meta(元Facebook)創業者のマークザッカーバーグもメンバーとして名を連ね、大きさ100mを誇るグリーンバンク望遠鏡(アメリカ)や南半球で2番目に大きいパークス望遠鏡(オーストラリア)など複数の天文台で、地球近くにある約100万個の星の観測しようとされているとのこと。
現在、約1000個の星を観測して、宇宙人だというシグナルは観測されていないとのこと。
しかし、2023年1月に、観測データをAIを使って再解析したところ、人間では考えつかない様な、不自然なシグナルが8つ検出され、トロント大学(カナダ)から論文が発表されています。
おもしろいことに、この8つの信号の内、3つの星から2度受診をしています。
これは、地球外知的生命体がいるという可能性を高めていて、世界中の研究者が、さらに信憑性をチェックしようとされています。
さらに、もっと大きな望遠鏡を作って、宇宙人を観測しようと、南アフリカに2000基、オーストラリアに100万基の電波望遠鏡を建設予定で、それらの電波望遠鏡を連携させ、史上最大級の高感度を実現し、宇宙人からの電波をとらえる計画が進行しています。
天の川銀河だけでも星が約2000億個あり、太陽系に似た星、惑星系があっても不思議ではないとのこと。
太陽系の星「エウロパ」に地球外生命体がいる!?
太陽系の星「エウロパ」に地球外生命体がいる!?について、日本天文学会会長の東京工業大学 井田茂教授が講義をされました。
太陽系の中で一番大きな星木星(地球の約12倍)には、地球でいうところの月みたいに、木製の周りをグルグル回っている100個近くの衛星が見つかっています。(この衛星は、観測が進むほど、細かいものがたくさん見つかっています。)
木星の周りには、イオ、エウパロ、ガニメデ、カリストの4つの大きな衛星があり、専門家の間では、エウロパが一番生命が存在する可能性が高いと言われています。
木星の衛星・イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストって中国語(繁体字)だと木衛一、木衛二、木衛三、木衛四って名前らしいhttps://t.co/yHjkNRJzie pic.twitter.com/LWTZrk4ENx
— さっち (@MC_such) April 14, 2023
2023年4月14日に、木星に向けて探査機「JUICE」が打ち上げられました。
JUICEは、すごく大型で、太陽パネルが大型バス約2台分あり、11種類の詳細な観測ができる観測器を搭載しています。
木星の衛星に生命を育む海はあるか。https://t.co/CceSUF1nwd
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) April 10, 2023
欧州が主導する木星氷衛星探査計画(JUICE)の探査機が13日に打ち上げられます。10年間を超える国際プロジェクト。日本も「はやぶさ2」の技術を生かし、観測機器を提供します。 pic.twitter.com/HARWHjy20O
太陽系には、エウロパの他にも、生命が存在する可能性が高い星がいくつもあり、その中の1つに「エンケラドス」という土星の周りを回っている衛星があります。
エンケラドスは、直径が500Km ほどの真っ白な星で、表面は氷で覆われています。
1997年に、土星の観測の為に打ち上げられた「カッシーニ」が、土星に到着した後、2005年にたまたま、エンケラドスの近くを通った時に、氷の割れ目から、水蒸気が噴き出しているのが観測されました。
このことで、エンケラドスの凍った表面の下には、海がある可能性があり、地球の生命も約35億年前に海等の液体の中で誕生したということが定説なので、エンケラドスにも生命が誕生する環境があることが分かり、生命体が存在しているという可能性が高まりました。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡JWSTが、2005年NASAのカッシーニ探査機で発見された土星の衛星エンケラドゥスの地下海から吹き出す水蒸気を噴出が、エンケラドスの大きさの何倍もの高さまで噴射していることを発見。メタン・二酸化炭素・アンモニアなどの有機物以外の新たな有機化合物の検出が期待! pic.twitter.com/LAZJ0VSlA3
— Abe Shinsuke 阿部新助 (@AvellSky) May 23, 2023
エンケラドス pic.twitter.com/2c8BFcPSRJ
— セラミスト (@42cera) July 4, 2023
生命誕生に必要な3条件には、次のようなものがあります。
1.豊富な有機物(炭素を含む化合物)の原料
2.光や熱のエネルギー
3.持続性
上記の様な、生命誕生に必要な条件が揃う1つが、地球の海底の地熱で熱せられた熱水噴出孔で、地球の熱水噴出孔には、メタン菌という微生物がいて、メタンが作られていて、また、そのメタンを取り入れて生きている微生物がいて、さらにそれを食べる生物がいるという風な生態系ができています。
熱水噴出孔 チムニーともいう
— 源苹 ༀ (@GenpeiAum) November 22, 2020
生命の起源ともなりえる海底の熱源。
伊豆小笠原諸島方面に大量に存在。
地球外では、木星の衛星エウロパや土星の月エンケラドスにおいても熱水活動が活発であり、熱水噴出孔が存在するとみられている。また、古代には火星面にも存在したと考えられている。 pic.twitter.com/mhvqGETWpy
土星探査機カッシーニは、エンケラドスの水蒸気に何年もかけ、近寄っては調べということを繰り返しているのですが、そのカッシーニのデータの中から、水蒸気の中に水素とナノシリカという物質が含まれているということが分かりました。
このことから、エンケラドスの内部を模擬する実験を行い、ナノシリカ粒子が生成されるには、地下の海水の中で、天体の岩石と海水が反応し合ってなおかつ、90度超えるような高温の状態になっていないとシリカ粒子ができないということが分かりました。
つまり、エンケラドスの中の水は、ただ冷たい水ではなく、熱源があることが、ほぼ確実だということが分かってきました。
このことから、エンケラドスの内部には生命体がいてもおかしくないとなり、多くの方が研究を始めています。
太陽から遠く離れているエンケラドスの表面温度は‐200℃なぜ熱水が沸くのでしょうか?
エンケラドスの内部は、光が当たらず真っ暗なのですが、どうやってエネルギーを取り入れているのかというと、地熱で、内部で温度が上がっていることになります。
内部で温度が上がっている理由は、土星の重力で、土星には、土星の周りを回っている衛星がいくつもあり、衛星がいくつもあり、お互い影響し合うと、軌道が円ではなく、楕円になり、そうすると、土星に近づいたり遠ざかったりするようになり、土星に近づくと土星に引っ張られ、軌道が楕円になって、また遠ざかると丸くなってということをずっと繰り返していて、そうすると、摩擦熱が発生し内部がかなりの高温になります。
これがずっと続くことによって内部で熱が発生し、このことによって、海がずっと維持されているのではないかと考えられています。
また、木星の衛星のエウロパも表面は凍ていて、エンケラドスと同じく摩擦熱も発生している為、エウロパにも氷の表面の下に、海があるのではないかと考えられていて、実際に、観測してみた結果、エウロパにも不規則に熱水が噴出していることが確認されました。
宇宙人がいる根拠を○○から発見
世界初、宇宙人がいる根拠を○○から発見を、北海道大学低温科学研究所 大場康弘准教授が講義されました。
北海道大学低温科学研究所 大場康弘准教授は、生命の誕生に必要な3つの条件、1.豊富な有機物の原料、2.光や熱などのエネルギー、3.持続性の内、1の有機物、生命の材料に注目した、地球上で、生命がどんな材用からどうやってできたかということを研究されています。
生命は、元々は宇宙から来た材料でできたかもしれません。
スウェーデンの科学者スバンテアルニウスさんが1903年に提唱した、「地球上の生命の種は、宇宙からもたらされた」というパンスペルミア説があります。
実は、地球上の生命の誕生は、現在の科学をもってしても未だ謎。
生命の種は宇宙から来たというパンスペルミア説の可能性もあると考えられていますが、これまで、それを裏付ける証拠が見つかりませんでした。
しかし、2022年に大場康弘准教授が、パンスペルミア説を解決するかもしれない発見をされました。
きっかけとなったのは、宇宙から飛来した隕石で、その隕石は、1969年にオーストラリアのマーチソン村に飛来した太陽系最古の隕石、マーチソン隕石で、地球や太陽系ができた約46億年前にできたものと考えられています。
大場康弘准教授は、今から4年前に、NASAの知り合いから提供を受け、『中身を調べてくれ』とのことでしたが、他に何か入っていないかと興味本位で調べたところ、地球の生命が誕生するのに欠かせない遺伝子の材料、核酸塩基が発見されました。
遺伝子は、親から子に受け継がれるすべての生命が持つ性質で、遺伝子はDNAで構成されていて、DNAの指示で体内機能に必要不可欠なタンパク質を作り出すのが、RNAという物質で、そのDNAとRNAを構成するのに欠かせないのが大場康弘准教授が発見された核酸塩基の5大成分です。
生物の設計図となる遺伝子、そこに欠かせない部品が核酸塩基の5大成分で、5つすべて揃うことに大きな意味があります。
DNAの成分には、核酸塩基のアデニン、グアニン、シトシン、チミンの4種類が入っていて、RNAの中には、アデニン、グアニン、シトシン、ウラシルの3種類が入っています。
アデニン、グアニン、シトシンの3種類は共通で、チミンとウラシルがDNAとRNAで異なっています。
大場康弘准教授の発見では、マーチン隕石の中かから核酸塩基5種類すべてを検出することに成功しました。
核酸塩基5種類すべてが揃うと、少なくとも、現在の生命に使われている遺伝子の材料になります。
実は今、地球上には、年間4万トン以上の地球外物質が降り注いでいるという風に言われています。
実は、40億年前の生命が誕生する前は、現在の1000倍以上の4000万トン以上地球外物質が地球に降り注いでいたと言われています。
隕石は、宇宙から落下して、大体が地球にぶつかって、生命がいる地球上の空気、土壌などに触れてしまいます。
小惑星探査機「はやぶさ2」が、2020年に小惑星「リュウグウ」から直接採取したサンプルを持って帰ってきたのですが、大場康弘准教授は、そのサンプルを分析する機会を得て、地球に一切落下していない、小惑星まで、採取しに行ったものを持って帰ってきて、地球環境に触れず、研究室で分析されました。
分析結果から、RNAに含まれる核酸塩基の1つ「ウラシル」が検出できました。
また、この時検出されたウラシルは、マーチン隕石から検出されたものとほとんど同じ濃度であることが分かりました。
このことは、遺伝子の材料は、宇宙で作られて可能性が高いということになります。
諸説あるのですが、大場康弘准教授は、遺伝子の材料の誕生は、星間分子雲という場所での化学反応が関係していると考えています。
星間分子雲は、ガスとチリの塊で、星や惑星が誕生する場所で、現在、太陽系にある物質は星間分子雲にあった物から作られています。
宇宙の中でも比較的密度の濃い領域に、馬頭星雲というところがあるのですが、この環境は非常に特殊で、熱源となる太陽みたいな星がないので、非常に温度が低く、-263℃と言われています。
また、温度が低いだけではなく、物凄い真空環境で超極限環境なのですが、そういう環境でこそ起こりうる特異的な反応が圧ということが分かってきており、それが核酸塩基生成に関係しているかもしれないと言われています。
通常、宇宙空間では、成分同士がぶつかり合うことは、非常に稀で、化学反応が起きにくいのですが、超低温の星間分子雲では、凍ったチリに成分同士がくっつくことで、反応が起きやすくなります。
このような、星間分子雲は、宇宙環境に多数存在しているとのこと。
太陽系の誕生は、太陽の周りを星間分子雲を構成しているガスやチリがグルグルと回り、ガスやチリがぶつかり合って合体していき、これを繰り返して、現在の太陽系の星々ができたと考えられています。
星間分子雲の時には、-263℃という非常に冷たい温度だったのですが、最初の星ができると、その周りの温度が上昇し、温度が上がると、紫外線などの影響で、凍っていた分子が壊れ、新たな化学反応が起きます。
その結果、遺伝子の材料、核酸塩基が生まれたと考えられています。
ただし、核酸塩基だけがあっても生命が誕生するというわけではなく、現在、研究者は、他にどのようなものが必要か、そしてどのような条件が揃えば生命が誕生に至るのかというのを、一生懸命研究しているとのこと。
また、実は、核酸塩基の5大成分が発見された隕石の成分としてわかっているのは、本当にごく一部で、数十万種の詳細不明な成分が含まれていて、生命の材料となりうる有機化合物が含まれている可能性があるとのことで、詳細不明な分子や様々な化合物から何らかの化学反応で、生命と呼ばれるものが誕生する十分にあると思うとのこと。
まとめ
今回の記事では、2023年7月4日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、宇宙人はいるのか?宇宙人がいる根拠を発見をまとめました。
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— カズレーザーと学ぶ。 (@kazutomanabu) June 13, 2023
『#カズレーザーと学ぶ。』
次回は、6月20日(火)よる9時からの
2時間スペシャル!
予告を大公開!
テーマは【最新科学で美しくなる!】#カズレーザー#美容#ダイエット pic.twitter.com/dMbMJ0G9lO