2020年8月1日の『ごはんジャパン』では、市販のうなぎをさらにおいしくする技が紹介されました。
教えてくれたのは、東京麻布十番にある『うなぎ時任』のオーナーシェフ時任恵司シェフです。
茨城県涸沼(ひぬま)の天然うなぎを使った極上うな重も披露してくれました。
この記事では、市販のうなぎをフワフワにするテクニックや作り方を紹介します!
涸沼の天然うなぎで作る『極上うな重』
『うなぎ時任』の時任シェフは、うなぎの質に合わせて焼き方・蒸し方を変えると言います。
見事な包丁さばきで、天然うなぎも30秒でさばいてしまいました。
串を打って素焼きにし、扇ぎながら素早く何度も返すのが時任流です。
焼いて脂を出し、脂とともに天然うなぎ独特の臭みを取っていきます。
昔はうなぎを1000回返せと言われていたそうです。
焼いていくと表面に細かい脂が出てきます。
その後せいろで15分ほど蒸すと、ふっくらしてご飯とよく馴染みます。
時任流秘伝のタレにつけ、焦がさないように炭火で焼いていくと、キレイな茶色の『蒲色』(蒲の穂の色)になっていきます。
炊きたてご飯の上にのせれば、極上うな重の完成です。
フタをしたまま3分待つのが時任流だそう。
俳優の味方良介さんが試食しましたが、炊きたてご飯とうなぎが口の中で混じるとすぐになくなってしまうそうです。
フワフワ食感で美味しそうですね!
市販のうなぎをフワフワに仕上げる!時任流うな丼&特製タレの作り方
【材料】
市販のうなぎの蒲焼き
<タレの材料>
みりん 300ml
醤油 100ml
砂糖 30g
付属の蒲焼きのタレ
【作り方】
1.市販のうなぎについているヒレをキッチンバサミできる
<ポイント>ひれを切って口当たりをよくする
2.うなぎについているタレを洗い流す
3.洗ったうなぎを蒸し器で約20分蒸す
<ポイント>蒸すことで適度に水分が入り柔らかくなる
4.みりんは事前にに切ってアルコール分を飛ばす
5.みりん300mlと醤油100ml、砂糖30g、うなぎについているタレを火にかけ、沸騰したら時任流タレの完成!
6.蒸したうなぎに5のタレを塗り、オーブントースターで3分焼く
7.どんぶりにご飯をよそってうなぎをのせ、ラップをして3分蒸らせば完成!
時任流市販のうなぎの蒲焼きのお味は?
出来上がったウナギの蒲焼きはふわふわに仕上がっていて、全く違う食感になるようです。
身がしまって味が濃い天然うなぎに対して、養殖ウナギは身に脂がのっていて柔らかいのが特徴だそうです。
天然うなぎは独特ににおいがあるため、調理の仕方が重要とのこと。
もうすぐ土用の丑の日なので、時任流うなぎの作り方をおうちでもぜひマネしてみたいですね!
前回紹介されたフライパンで作るパエリアのレシピは、こちらでご覧いただけます↓