【カズレーザーと学ぶ】肌に塗るだけで痩せる薬TSLP(2023年6月20日)

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2023年6月20日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、肌に塗るだけで痩せる薬TSLPを紹介します!

今回のカズレーザーと学ぶは、最新科学で美しくなる!が特集され、肌に塗るだけで痩せる薬について、ペンシルベニア大学上林拓教授が講義されました。

今回の記事では、『カズレーザーと学ぶ』で放送された、肌に塗るだけで痩せる薬をまとめます。

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肌に塗るだけで痩せる薬を見つけた経緯

元々、2型糖尿病の研究をされていたですが、糖尿病はインシュリンの効き目が悪くなります。

インスリンは、ぶどう糖という糖分を細胞に送り込む為のホルモンなのですが、効き目が悪くなると、血糖値が上がります。

糖分が取り込まれないので、血にいっぱい糖分がある状態になり、これが持続すると2型糖尿病になり、色々と体に悪いことが起こります。

糖尿病の一番の原因は、肥満です。

なぜ肥満化というと、免疫反応がすごく重大な役割を果たします。

通常の体系の人は、良い免疫細胞と悪い免疫細胞があると良い免疫細胞の方が増えていて、インスリンの効き目や脂肪の燃焼も高まります。

肥満になると、その逆で、悪い免疫細胞が増え、悪い免疫細胞から出た分泌物で、インスリンの効き目が悪くなり、糖尿病を起こします。

これを逆手に取ると、悪い免疫になっているので、良い免疫に変えてしまうと2型糖尿病は治るかもしれないと考えました。

そこで注目したのが「TSLP」という物質です。

TSLPとは?

TSLPは、腸や皮膚などでつくられる免疫ホルモンで、これはいつ出るかというと、細菌など、外部から侵入者が入ってくると、上皮細胞が、TSLPを出し、TSLPが免疫細胞を活性化させ、それと同時にバリア機能が発生するので、侵入してこようとする細菌を防ぎます。

さらに、それと同時にTSLPは、良い免疫細胞を増やす効果があるのが知られていて、もしかすると、TSLPを使って、2型糖尿病を治せるかもしれないという仮説が立てられました。

通常人の体内では、血糖値を調節するインスリンの効き目や、脂肪の燃焼効率が、高い状態に保たれています。

しかし、避難になると免疫細胞のバランスが崩れ、インスリンの効果が低下、糖尿病などの発症リスクが高くなってしまいます。

そこで、上林先生は、このバランスを正すTSLPという免疫ホルモンを投与すれば、糖尿病の改善が測れるのではと思いました。

TSLPの検証

まず、マウスに10週間、高脂肪食を食べさせました。

そうすると、太っていき、肥満のマウスになり、糖尿病になります。

ここで、TSLPを投与しました。

TSLPを投与することで、糖尿病が治ると思っていたのですが、まったく想定外のことで、糖尿病が治りました。

糖尿病になったマウスを使い、TSLPを投与したマウスと投与していないマウスの体重を観察したところ、10週目までは、体重が、ほとんど変わらないのですが、10週目以降からTSLPを投与したマウスの体重が急激に落ちました。(約45g程度の体重が10週から15週の間で約28g程度まで落ちました。)

体重が経ているということは、摂取エネルギーよりも使うエネルギーの方が多いと考えられます。

やせた原因について仮説を立てました。

仮説1.食欲の減少

仮説2.吸収率の低下(糞便で栄養を排泄)

仮説3.動量の増加・代謝率の増加

仮説1.食欲の減少について検証

摂取エネルギーについてですが、TSLPを投与したマウスの方が、約1.5~2倍、食べます。

仮説2.吸りつ収率の低下(糞便で栄養を排泄)について検証

吸収率の低下(糞便で栄養を排泄)についてですが、TSLPを投与したマウスの方が、糞便のカロリー量が低いという結果でした。(カロリーの吸収率が高い)

仮説3.運動量の増加・代謝率の増加について検証

運動量の増加・代謝率の増加についてですが、TSLPを投与したマウス、投与していないマウス共にほぼ同じでした。

TSLP検証の結果

TSLPを投与したマウスは、大食いになったのに、なぜか、体重は大幅に減少、では余分に摂取したエネルギーは、いったいどこに行ったのでしょうか???

痩せたマウスをよく見ると、毛がつやつやになり、濡れていました。

実は、皮膚から脂を出して減量していることが分かりました。

出てきた脂の成分は?

マウスの体外に出てきた油の成分を調べると、中性脂肪やワックスエステル(皮脂)などでした。

次に皮脂が分泌されることで、痩せているのかを調べる為に、皮脂腺のないマウスにTSLPを投与すると痩せるのかを調べました。

すると、皮脂腺のないマウスは痩せませんでした。

この結果、皮脂腺から脂肪が出て痩せるということが判明しました。

TSLPで痩せるメカニズム

TSLPを投与すると、TSLPが皮脂腺を刺激します。

すると、皮脂腺から脂がどんどん出ますので、皮脂を作らないといけなくなり、元となる皮質分をどこかから取らなければいけなくなり、血中から脂質分を採取するようになります。

すると、血中にある皮質分が低下していき、それを補うために、内臓脂肪や皮下脂肪から供給されるようになります。

なんと、マウスが痩せていたのは、皮膚から脂を出していたから!

TSLPにより皮脂腺が刺激され、毛穴から皮質が放出するとその皮脂を補充する為、血中から中性脂肪が取り込まれ、それを補うため、皮下脂肪や内臓脂肪が使われる。

体重を減少される皮質吸収サイクルの発見は、世界に衝撃を与えました。

TSLPは人間にも同じ効果?

人間にTSLPを注射しても効くと思うのですが、ハードルがあります。

TSLPは、たんぱく質なので、飲めず、注射しないといけないので、病院に行かなくてはいけません。

なので、ペンシルベニア大学上林拓教授達の研究では、TSLP直接打つのではなく、TSLPを体内に造らせるという方法を考えていて、ビタミンD化合物で、TSLPが出るので、肌にビタミンD化合物を塗るだけで、脂を出し痩せる薬を研究されています。

現在のところ、痩せたい部分に塗り、部分痩wせはできず、塗ると全身から脂が出るとのこで、それは、TSLPの効果は、特定の脂肪組織から吸引しているわけではなく、全身からある脂をまんべんなくとり、皮脂腺から脂を出している為、まんべんなく痩せていくとのこと。

※ 注意!

ビタミンDとビタミンD化合物は違います。

ビタミンDを活性化しなければ、効果が得られません。

そして、私たちが摂取しているビタミンDは、蓄積されていき、毒性も高い為、自己判断で、っ購入し使うのはやめて欲しいとのこと。

まとめ

今回の記事では、2023年6月20日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、肌に塗るだけで痩せる薬をまとめました。

特別なビタミンD化合物を肌に塗ると、その刺激でTSLPが増加する性質を利用し、ペンシルベニア大学上林拓教授は、医療機関にかからずとも、誰もが安価で使用できる痩せ薬の開発と、3年後の実用化を目指しています。

ちなみにこの薬は、皮脂分泌が増える為、肌に潤いを与え、乾燥肌を改善したり、まぶたの裏からの油分分泌を促し、ドライアイを防ぐことも期待できるそうです。

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