2020年9月28日の『所JAPAN(所ジャパン)』では、”強制”ではなく”誘導”でさまざまな社会問題を解決に導く『仕掛学』が特集されました。
今回は「玄関で靴をそろえない」「洗濯物を床に放置」「子どもの好き嫌い」などの悩みを、仕掛学で解決します。
松村直宏先生の仕掛学に、4男1女の大家族・お宮の松一家が挑戦します。
この記事では、家庭の悩みを解決する仕掛学を紹介します!
1.靴脱ぎ散らかし問題
【解決策】
玄関には足跡シートを置く⇒自然とそろえたくなる!
足跡があれば足をかぶせたくなる心理を利用した仕掛です。
足跡に顔が描かれて入れば、より子供たちも靴をそろえたくなります。
【結果】
小さな子供たちは足跡を無視して靴を脱ぎ捨てます。
ところが一番上のお兄ちゃんは靴をそろえ始めました。
その後子供たちで外出し、戻ったところ、長男に合わせて下の子供たちも靴を足跡にそろえ始めました!
最後には一番下の子が、他の子の靴まで揃えていました。
長男が見張り役になり、仕掛けが上手く働いたようです。
2.服脱ぎ散らかし問題
男兄弟4人は野球クラブに所属しており、1日に何度も洗濯機を回すというお母さん。
ところが子供たちは脱いだ服をあちこちに脱ぎっぱなしです。
【解決策】
キャッチャーの絵⇒カゴに入れたくなる!
カゴの上にカッチャーの絵を貼ると、野球少年の4人は自然と服をカゴに投げたくなるという仕組みです。
【結果】
四男は何度も服を投げ入れていました。
他の兄弟たちも「おもしろい」と言って、どんどん投げて大ハマりでした。
動物好きなら動物の口の絵、バスケット好きならネットの絵をつけてもOKです。
3.子供同士の兄弟ケンカ
【解決策】
プロレスのゴング音⇒終了を誘導!
兄弟ケンカを始めたらお母さんがボタンを押し、スピーカーからプロレスの試合終了のゴングを鳴らします。
お宮の松さんはプロレスのレフリーのお仕事もしているそうなので、その環境を活かして作った仕掛です。
【結果】
子供たちのケンカには効果がありませんでした。
試合開始にもゴング音が使われるため、子供たちもよく理解できずあまり効果が得られなかったようです。
ところがお父さんの晩酌には、効き目がありました!
4.子供の偏食・野菜嫌い
お宮の松一家の子供たちは大の野菜嫌いで、お母さんは困っているそうです。
【解決策】
流しそうめん⇒自然と口まで運ぶ?
流れているものは自然とキャッチしたくなるそうです。
【結果】
試しに大嫌いなシイタケを流したところ、次男がシイタケをキャッチして勢いのまま食べました!
次に大嫌いな人参もキャッチしてパクリ。
苦手な野菜を食べました!
他の兄弟も嫌いなピーマンなどを食べました。
なぜ食べたか聞いてみると、流しそうめんのリズムで食べてしまったとのこと。
まとめ
叱らず褒美も使わず別の目的でうまく誘導するのが、松村先生の仕掛学だそう。
最後に紹介された流しそうめんの方法で他の家庭でも試したところ、苦手な野菜を食べることができたそうです。
ぜひ参考にして、家庭の悩みを解決したいですね!
次のページでは、フルーツの美味しい食べ方&選び方を紹介します↓