【カズレーザーと学ぶ】集団心理 同期脳の作り方 集団コミュニケーション進化論(2023年1月24日)

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カズレーザーと学ぶ集団心理 生活の知恵

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2023年1月24日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、集団心理、集団コミュニケーション進化論を紹介します!

今回のカズレーザーと学ぶでは、集団心理、集団コミュニケーション進化論を特集。

集団だと内側前頭前野の働きが鈍り理性が低下!?、最新のゴリラ研究から見た集団コミュニケーション進化論、人間関係を円滑に!、他人と心を通わせる「同期脳」の作り方、集まると人はバカになる!?
扁桃体ジャックの謎、など・・・・。

今回の記事では、2023年1月24日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、集団心理、集団コミュニケーション進化論をまとめます。

次の回で放送された皮膚の最新研究 加齢臭を抑える食材、保湿で鬱を防ぐ、再生医療は、こちらでまとめています↓

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集団心理の正体

集団心理の正体を三人の専門家が解説!

集まるとバカになる⁉︎扁桃体ハイジャック

東北大学准教授 細田千尋先生が解説!

孤独になると脳は飢える⁉︎

脳内物質アミリンは神経伝達物質の一つです。

集団で育てたマウスの一匹を隔離させると、アミリンが減っていきます。

集団に戻すと、再びアミリンが増えることがわかりました。

2022年の研究結果で、アミリンが他者とのつながり、仲間意識に関わる脳内物質ということがわかりました。

アミリンの枯渇が群れたくなる原因の一つかもしれません。

アミリン:脾臓から出る食欲に関わる神経伝達物質で、社会的な繋がりにも関わる

哺乳類は生き残っていくために、群れるよう脳が進化したのでは?と言われています。

背側縫線核 集団にいる⇨活動しない 孤立にした後集団へ⇨活発化

マサチューセッツ工科大の研究によると、1度孤独を感じると、背側縫線核の働きが活発になり、仲間に擦り寄るなど集団に対して媚び続けるよう脳が変化し、元に戻らない状態になることがわかりました。

哺乳類では出産、子育てなどから、メスが群れる傾向にあるそうです。

集合知:多様な価値観が集まり生まれる優れた知性というメリットありますが、集団になることで…

不安などを抑える働きがあ内側前頭前野が、集団になると機能低下してしまいます。

自分を顧みるのに必要な分野ですが、活動が低下すると同調行動を起こすことがあります。

島皮質の働きも低下して、他人の痛みにも鈍感になってしまいます。

リズム0という実験で、ランダムに集めた客に一人の女性に6時間何をしても良いという実験をすると、3時間後に衣服が全て切り取られ、4時間後には皮膚を傷つけようとする人も出てきました。

集団では、特異的な馴染んでいない人たちが攻撃対象になりやすいと言われています。

集団になると自分の意思や行動がどれだけ影響があるかわかりにくくなり、責任を伴わない感覚になってしまいます。

20人を超えると、このような状態に陥りやすいそうです。

スポーツでもラグビーが15人など、15人を超えるスポーツはあまりありません。

学校、宗教、軍隊など団体行動の最大数は50人と言われています。

集団の中で流されるまま行動することが快楽となり、扁桃体ハイジャック(感情ハイジャック)という状態に陥る可能性が高まります。

自分を客観視することが、トラブルに巻き込まれないために必要です。

メタ認知:自分の判断や考え方を客観的に捉える。1日の出来事を思い出し客観視する。

人間関係を円滑に!他人と心を通わせる”同期脳”の作り方

人間関係を円滑に!他人と心を通わせる”同期脳”の作り方とは?

筑波大学 川崎先生が解説!

気が合う、合わないの正体は、脳波の同期現象だと考えられます。

川崎先生によると、サッカーの素晴らしいパスワークなども、脳の同期現象から生まれるそうです。

脳波がシンクロしてくることを、脳の同期現象と呼びます。

脳波の振れ幅、リズムが揃う⇨人間関係が円滑に!コミュニケーションがうまくいく!

2人の男女が向き合って話をしている時の脳波を調べると、脳の同期現象が起こっていることがわかりました。

授業の話も頷くなどすれば脳が同期し、理解が深まる相乗効果に!

最初に音楽(学校ではチャイムなど)などで注目させると、脳の同期が起こりやすい!

ライブなども拍手などを合わせることで脳が同期し、盛り上がりやすくなります。

痛みを和らげ得る、好印象を与える、結束力を高めるといった効果も期待できるそうです。

脳の同期で痛みを和らげる脳内物質が活性化すると言われています。

スポーツではチームメイト同士が心を読み合うことで、スーパープレイが生まれます。

この時選手の間では脳の同期現象が起こっていて、脳波がシンクロし、イメージの共有ができています。

アイコンタクトが脳を同期させるコツで、脳波を揃えることができるそうです。

アイコンタクト:共感に関わる下前頭回(かぜんとうかい)で脳波が同期
また、対話のリズムを合わせることでも、脳の同期が起こります。
同期の条件:同じ時間・同じ空間・同じ目的を共有する
2022年6月のスタンフォード大学の研究では、ビデオ通話、リモートでは、脳の同期率が低いことがわかっています。
同じ空間を共有できていない、ずれが生じるなどが原因と考えられるそうです。
共感を生みながらコミュニケーションをとるには、対面で対話するのがおすすめです。
頷き⇨脳の同期が起こりやすく、コミュニケーションが円滑に!

最新ゴリラ研究から見た集団コミュニケーション進化論

最新ゴリラ研究から見た集団コミュニケーション進化論とは?

元京都大学総長の山極壽一先生が解説します。

山極先生はアフリカのゴリラを研究し、人間の過去・現代人の行動の由来を調査してきました。

チンパンジーは家族がなく共同体のみですが、ゴリラは家族で行動しています。

家族:見返りを求めない
共同体:見返りが必要
人間は家族、共同体の2つの集団を組み合わせ、二層構造の社会を築く唯一の生物です。
複雑な構造を作るには、頭脳が必要です。
ゴリラ(400cc〜500cc)に比べ、人間の脳は約3倍ほど(1400cc〜1500cc)あります。
二足歩行が起こったのが700万年前、脳が大きくなったのが500万年前とされており、人間の脳が大きくなったのは集団のサイズが大きくなったからだと言われています。
集団を大きくして複雑になったことで、脳が成長したと考えられます。
イギリスの人類学者ロビン・ダンバーの調査では、群れのサイズと脳の大きさが比例していることがわかっています。
人間の集団サイズの上限は150人と言われています。
ところが40万年前から農耕が始まり、人間の集団はより大きくなってきても、脳の大きさはストップしています。
脳の大きさと集団規模の相関関係は人類の進化の段階で切れてしまったと考えられます。
言葉が生まれ、脳に記憶を溜めておく必要がなくなったことが、脳が大きくならなくなった一因と考えられるそうです。
言葉があればイメージを共有できます。
さらに出版、電話、インターネットなど言葉をやり取りする技術も磨いてきました。
ところが、言葉に頼りすぎる人類は、本当に信頼できる関係を築けていない、信用社会を築いていないと言います。
言葉でコミュニケーションが取れても、共鳴するような集団は作れていない状態です。
ゴリラは、挨拶、仲直り、遊びの誘いなど、身体を1つにする必要があるため顔を近づけるコミュニケーションをとります。
共鳴:ゴリラのドラミングのように身体を生かしたコミュニケーション
人間の目は猿と違い白目があります。
人間は目の動きから相手の気持ちを呼んでいます。
人間はこれを重要なコミュニケーションの手段として使ってきました。
このほかに、臭覚、味覚、触覚を共有することでも、信頼関係を築けるそうです。(一緒に食事するなど。)
嗅覚・味覚・触覚が信頼関係を作る! (視覚・聴覚は騙されやすい)

まとめ

今回の記事では、2023年1月24日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、集団心理、集団コミュニケーション進化論をまとめました。

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