【カズレーザーと学ぶ】マインドコントロール心の支配まとめ(2022年12月13日)

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マインドコントロール 生活の知恵

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2022年12月13日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、マインドコントロール心の支配を紹介します!

今回のカズレーザーと学ぶでは、心の支配を特集。

なぜ人は心を支配されてしまうのか???

場所細胞で脳をリセット、脳科学者が語る支配された脳内。

マインドコントロールは最短で3か月〜半年で可能!?など・・・。

マインドコントロール研究の第一人者、立正大学心理学部教授西田公昭さん、企業、大学でカウンセリングをされている公認心理士柳原里枝子さん、脳と心の仕組みを研究されている脳科学者西剛志さんが解説!

今回の記事では、2022年12月13日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、マインドコントロール心の支配をまとめます。

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カルト宗教の新たな手口

カルト宗教の新たな手口をマインドコントロール研究をされている立正大学西田公昭教授が解説されました。

近年、カルト宗教の勧誘の中でSNSが使われているのですが、一番最初に近づいてくる方法は、投稿に「いいね」をつけること。

韓国のある教団は、「いいね」を利用して、信者の数が約3倍に膨らんだという話もあるくらいです。

マインドコントロールと洗脳の違い

マインドコントロールと洗脳の違いは、マインドコントロール研究をされている西田公昭立正大学教授によると、『マインドコントロールとは、他人の心を操作することですが、洗脳は、マインドコントロールの中でも、虐待や拷問などで考えを変えさせることを指して言います。

洗脳の方がマインドコントロールより先に生まれていて、朝鮮戦争時に、中国がアメリカ人捕虜を監禁し、拷問して共産主義者にしようとした、これを中国語で「洗脳」と書き、これをアメリカのジャーナリストが「Brain wash」という言葉で、そのまま直訳して世界に伝えたのが最初だった。』

マインドコントロールが広まった事件

マインドコントロールが世界に広まったと言われているのが、カルフォルニアの大富豪の娘が誘拐、監禁されたというパトリシアハースト事件と言われています。

左翼主義の集団に誘拐された、パトリシアは、約2ヶ月で、『私は「パトリシア」ではない、「タニア」と改名した』と言って、左翼主義の集団の一員となって、実際に銀行強盗などを行ってしまいました。

弁護団に、洗脳説を訴えたのですが、認められず、懲役35年の判決が出ましたが、後に家族と話をしているうちに元のパトリシアに戻っていったとのこと。

この事件がきっかけで洗脳に代えて、マインドコントロールという言葉が使われるようになりました。

1970年代から、こうした事件をきっかけに、痛みによる恐怖心を与え、相手の心を支配していく洗脳とは違い、痛みなど直接的な恐怖を与えずに、言葉巧みに心を支配する方法の存在が知られ、マインドコントロールと呼ばれるようになりました。

なぜ人の心は、強烈に支配されてしまうのか???

そこには、人間のある本質がありました。

心の支配はなぜ起きるのか?

心の支配はなぜ起きるのか?

立正大学心理学部教授西田公昭さんによると、『根底にあるのは、「人間は楽をしたい生物」だからだと思っています。つまり、考えて正しい行動を常に行うのは疲れますし、間違うかもしれません。優秀な人に、支配され他方が楽ですし、その方が人生間違わないんじゃないかと思ってしまう』とのこと。

『優秀な人と思う人は、人それぞれ違うのですが、自分自身が信じた人が「支配目的」、「自己利益」の為に使う人であれば、大変なことが起こります。

ですから、私たちは分類するんですね、職業、出身などで大丈夫だろうかと、人1人というより、属性とか、グループで判断して、自分は大丈夫だと決め込んでいってしまいます。』

『占い師が支配者になることも十分ありえますし、実際に事件が起きています。

お金でいうと億単位は、当たり前のように聞きます。

特に会社の運営で意思決定をするのに、右が正しい、左が正しいと言うのは難しく、ハッキリ言えないっていうことが多いのですが、その時に、占いによってこっちが正しいと決めてしまえば、ひとはしはいできてしまいます。

右ですと言って右に行ってうまくいけば、「ほら言われた通りやったらうまくいったでしょ」と言われますし、左の方に行っても、「私のこと信じなかったからでしょ、疑いながらやったからですよ」と言われてしまえば、ハズレはなく、どちらに転んでも支配の道具になります。』

社会では誰しも、人生において答えのない判断や選択を繰り返して生きています。

その際、特に自分に自信が持てないような人は、自ら悩んで失敗する恐怖と立ち向かうより、自分より賢かったり、先を見通せそうな判断力を持っている人にすがった方が楽だと感じ、盲目的に信じてしまう様になってしまいます。

マインドコントロールを仕掛けられる前に注意すべき5つのステップ

1.信頼をさせる(怪しくない姿を装って近づき、信頼関係を築くことからスタートします。)

  ↓

2.社会的な遮断(この段階の遮断は、一時的に遮断をするので、気づきにくいことが多い、例えば、3泊3日のセミナーだったりすると気軽に行ってっしまいます。その中で家族の悪口を言ったり、友達の悪口を言ったりして、人間関係を破壊していって社会的遮断を強めていくというスタイルが多い。情報を遮断することによって、自分が持っている世界観とか、意見が正しいのかどうかが怪しくなる)

 ↓

3.恐怖を与える(社会的な遮断状況で与える恐怖というのは、凄く効きます。例えば、自分が大事にしている人間関係の中に、「相手は実はあなたのことを嫌っていて、あなたの財産を狙っているよ」ということも恐怖になります。)

 ↓

4.権威の構築(信頼者の中で特に専門的な知見を持っているなど。)

 ↓

5.自己価値の放棄(自己決定の放棄)(アイデンティティーが帰られてしまう、場合によっては名前さえ変えられてしまう。)

人間というのは、長い時間一緒にいても信頼関係が深まるとは限らない。

ケースバイケースですが、全財産を放棄するというレベルだと3ヶ月~6ヶ月で起こります。

何年もかけて、ゆっくり支配するケースが多い。

マインドコントロールによって起きた事件

ロシア青いクジラ事件(2016年)

管理者から50日間毎日異なる課題をSNSで要求され、最後は130人が自ら命を絶ったという事件。

1日目は、手に傷をつけてその写真をSNSに投稿するようにという課題、2日目は、朝4時20分にホラー映像を見る。28日目は、1日だれとも話さない。29日目は、自分は鯨だと誓う。50日目に高い所から飛び降りるという課題があり、ゲームは終わるのですが、130人が被害にあったと言われています。

ガイアナ人民寺院事件(1978年)

アメリカの新興宗派人民寺院が、南米ガイアナに集団移住、信者900人以上が集団自殺したという事件。

ブランチ・ダビディアン事件(1993年)

アメリカの宗教団体による武装立てこもり及び集団自殺事件。

自らを最終戦争に生き残る人間だと信じた信者達が不正に武器を集め、警察と銃撃戦を繰り広げました。

常人には理解しがたい行動をさせるマインドコントロールの裏側

上記の様に、人が死ななけらばならないところまで追い込まれてしまうという、常人には理解しがたい行動をさせるマインドコントロールの裏側では、何が起こっているのでしょうか???

マインドコントロールてをされていて、途中でおかしいと思う人もいるのですが、おかしいといえないないとのことで、「おかしい」というと自分だけが裏切り者といったように見られて、どうせ殺されるだろうという感覚になるとのこと。

基本的に社会的関係が断ち切られている状態で、家族もいない状態になっているので、メンバーで生活していると、おかしいと気づき始めても言えないということが起こりやすいとのこと。

例えば、都会に住んでいても孤独はあり、隣人に相談できないという状況はいくらでも作れます。

人間関係で、相手を信用しなければ相談できず、学校の先生でも親子、友達関係でも、隔離せずとも社会的に遮断することはできてしまいます。

カルト宗教とまともな宗教の差異

カルト宗教とまともな宗教の違いは???との質問に対して、立正大学心理学部教授西田公昭さんは次のように答えられました。

『大変難しい問題なんですよね、(カルト宗教とまともな宗教の差異は、)個の尊厳と人の人権といったものを平等なポジションで守るということが、大事になってきて、それをさせない様な環境づくりをしているとするならば、マインドコントロール的な行動をしていると考ええるべきだと思います。

モスクに入っている時、教会の中に入っている時、修業をしている時に、そういう気持ちになったとしても、一時的に考えさせる時間を与え、宗教意外の価値観と触れることをさせて、その中で自己決定していくならば、マインドコントロールとは言わない、つまり自己決定の放棄ということが、一番ポイントになる訳ですね。』

カルト宗教勧誘の手口

前述した、マインドコントロールを仕掛けられる前に注意すべき5つのステップの前に、怪しいと気づかないうちに、5つのステップへ導入する手口があるとのことで紹介されました。

賛美のシャワー

ターゲットのことを褒めて褒めて褒めまくることを「賛美のシャワー」、「愛の爆撃」といい、現在では、SNSの投稿に「いいね」をすることで賛美のシャワーを浴びせて、心に入り込み、信頼させる手口が多いとのこと。

途中で怪しいと気付きそうなのですが、その怪しさを払しょくするくらいいい人とのことで、昔からある大学生の勧誘なんかも、困っている大学生に声をかけて、『どんな授業を履修するの?』とか『どんなサークルがあるの?』など、話しかけてこられたら、皆さん良い先輩としか思えないとのことで、本当に皆さんとても良い人だから信頼するとのこと。

カルトの集団は、怖いのは上の人達だけで、他は皆とても良い人で、善意100%とのことで、『私は今幸せだから一緒に幸せになりましょう』と思っているとのこと。

だから、信じてしまうし、気付かないとのことでした。

とにかく、優しい親切な人々とのことで、「私は大丈夫」と思っている人は、悪意があるか無いかを見分けられると思っていますが、それは間違いで、それくらい巧妙とのこと。

人生の難題に答えを出せるのはあなた自身、逃れたい気持ちにカルトは近づく

答えがないから、答えをくれる人について行ってしまう。

今、急増するマニピュレーター

日常に潜む心の支配者、今、急増するマニピュレーターについて、企業、大学でカウンセリングをされている公認心理士柳原里枝子さんが解説されました。

サイコパスは、自分の欲求の為、他人を傷つけることに罪悪感を持たない反社会パーソナリティー障害なのですが、近年その存在が知られるようになりましたが、実は他にも、もっと身近なマニピュレーターなる危険人物がいるとのこと!

マニピュレーターとは?

マインドコントロールに似たものは、私たちの身近に実は潜んでいます。

例えば、ママ友の子コミュニティーなどではリーダー格の人が、誰かがいない時に、『あのひとは、悪い人ではないんだけれどもつきあいがわるいのよねぇ』みたいなことを言うとそれを聞いたママ友たちは、「こんなに一生懸命やってくれている人が困っている」と思い、「こっちの用事を一番優先していこう」みたいに思ってしまいます。

こういうケースではある意味心の支配関係が生まれてしまっています。

表立って悪口を言っているという感じでもないですし、暴力をふるうというわけでもないのですが、ひそかに攻撃性を隠したまま人の心を自分の思うとおりに支配していきたいみたいな、そういった人のことをマニピュレーターと言っています。

マニピュレータとは、英語で操る人の意味で、自覚のあるなしに問わず、自分が得をする目的のために、他人を利用し、またそうした本心を隠すことで、一見すると善人の様に見えるという特徴があります。

中間管理職に多いマニピュレーターの例

パワハラで訴えられるため、表立って圧力はかけず、人をコントロールするマニュピュレーターは中管理職に多い。

営業成績上位を表彰、自己啓発本の精神論の引用や、一度叱った後に甘い言葉をかけるなど、攻撃性が見えない形でプレッシャーをかける一方、誕生日を皆で祝うなど家族感をアピールし、辞めづらい環境を作るなど、社員のモチベーションを上げる為に必要なことではあるのですが、ポイントは最悪感を持って無理をしてしまうというところで、行き過ぎてしまうと危ないとのこと。

愛社精神の強い、頑張っている会社だったら割と、マニュピュレータ例のような風土は多いと思うのですが、受け手側のポジションから見ると使い捨ての可能性を考えると良い。

マニピュレーターの人間関係の基準というのは、自分にとって役に立つかだけ、本来人間関係というのは、Win-Winでなければいけないので、長く付き合っていくには、それを考えない人がマニピュレーターだと思って認識すれば、見分けやすい。

上記のことに、反社会的な行動があるとサイコパス。

脳科学者が語る支配された脳内

場所細胞で脳をリセット、脳科学者が語る支配された脳内について、脳と心の仕組みを研究されている脳科学者西剛志さんが解説されました。

マインドコントロールというのは、脳内バイアスという、先入観や思い込みで、合理的な思考ができなくなる脳の働きに深く関わっていてます。

バイアスの知識からマインドコントロールの解き方を教えてくださいました。

確証バイアス

メガネをかけていて、クラシック音楽が好きな方と聞いた時に、その人は医者か経営者かと聞かれたらどちらだと思いますか?

上記の質問の統計を取ると、医者だと答える方の方が多いというデータがあります。

実は、医者の人口は約32万人、一方経営者の人口は約260万人にもかかわらず、メガネをかけている、クラシックが好きというイメージに引っ張られてしまい勝手にこういう人だと自分で思ってしまっています。

このようなことを確証バイアスといいます。

バイアスの代表的な例がこの各省バイアスで、採用面接で、偏差値の高い大学出身と聞くと、全てが優秀に見える等、先入観にとらわれてもの前の事実もその通りに印象付けてしまいます。

バイアスの種類

現在までに分かっているバイアスの種類は、166種類以上あると言われています。

バイアスを一部抜粋

バラ色の回顧 過去を美化してしまうバイアス。

ダーニングクルーガー効果 能力がない人ほど自分に能力があると思い込む傾向。

IKEA効果 自分で作ったものを、本来以上に評価するというバイアス。

プライミング効果 最初に受けた情報によって行動が無意識に変化するバイアス。

プライミング効果の例

グレー、孤独、足腰が痛い等、老人をイメージさせる言葉で作文を書いてもらったグループとニュートラルな言葉で作文を書いてもらったグループにそれぞれ作文を書いてもらった後に、歩いてもらい歩行スピードを比較すると、老人をイメージする言葉を使って作文を書いたグループの歩行スピードの方が遅く、さらに、ゆっくり歩いてたということに自分自身は気付いていなかったという実験結果があります。

バイアスは体の生理反応まで変える

2007年に行われたハーバード大学の実験で、84名のホテルの清掃員を集め、一方のグループに『一部屋掃除するのに150Kcal消費する、何部屋も掃除するので、かなりのカロリーを消費する』と吹き込み、もう一方のグループには、何も吹き込まず、一ヶ月後に各グループの体重を調べてみると、情報を吹き込まれたグループだけが体重、BMI、体脂肪率、が減るという、運動量は変わっていないのに、イメージだけで代謝が上がってしまったという結果がでました。

ダイエットをするにも、イメージが非常に大事で、『これをやっておけば物凄く痩せます』と言われ信じた場合は、現実になるとのこと。

まとめ

今回の記事では、2022年12月13日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、マインドコントロール心の支配をまとめました。

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