2022年1月1日(元旦)のNHK『先人たちの底力 知恵泉』で放送された 占いによる2022年の過ごし方を紹介します!
日本の歴史は“占い”とともにあった⁉︎
動物の骨を使った「太占(ふとまに)」や壬申の乱を勝利に導いた天武天皇は「式盤」を使った占い、毛利元就が活用した占い術など、日本の歴史の中で登場する占いから、占いとの付き合い方を学びます。
元占い師で脚本家の中園ミホさんは、失敗しない占いとの付き合い方を伝授!
四柱推命と気学で占う出演者の運勢は?
この記事では、占いからわかる2022年の過ごし方を紹介します!
占いでわかる2022年の過ごし方
宮澤エマさんの2022年運勢
元占い師の中園ミホさんが宮澤エマさんを占ったところ…
12年に1度の幸運期。
仕事、恋愛、どの分野も運気絶好調。
出演する大河ドラマも成功する!
という素晴らしい占い結果でした。
占いの知恵⒈ 自分の行動に大義名分をつける
第40代天武天皇は大海人皇子(おおあまのみこ)の時代に身内の大友皇子(天智天皇の息子)との争いに巻き込まれ、不利な状況だった時に占いを活用して壬申の乱に勝利したと言われています。
反乱の大義名分を持たせることが必要となり、中国から伝わった占い「式盤」を使って天の意思を示そうとしました。
黒い雲が出た方向を式盤で占い、天の意思は大海人皇子の勝利を示しているとして大義名分を得た大海人皇子は、豪族を味方につけ戦いに勝利し、天武天皇となりました。
天武天皇はその後陰陽寮という占いに関連する部署も作ったそうです。
ちなみに六壬式盤は平安時代にも使用されていました。
占いで自分の背中を押す!
中園ミホさんは占い師をやっていた頃、師匠に自分の運勢をしっかり占うよう言われ、占ってみたところ次の2年間が四柱推命でいう空忘という時期に入ることがわかりました。
運気的に悪くなる前に夢を叶えようと思い、奮起してシナリオを書いたことで脚本家デビューが実現したそうです。
中園ミホさんは「占いで自分の背中を押す!」ということも、占いをうまく活用する方法だと言っていました。
占いの知恵⒉ 頼るのではなく利用しろ
儒学の一部である易学は、戦国時代に占いとして活用されていたそうです。
1555年安芸国(現在の広島周辺)を支配する毛利勢4千人は、大内(山口周辺)の陶の軍2万人に攻められようとしていました。
この時毛利元就は扇を使い悪日(戦を始めるのに悪いとされる日)を吉日に変えたと言われています。
厳島の戦いでは悪日の日に、表に太陽、後ろに月の絵が描いている扇を使って翌日になったとして、戦を仕掛けました。
結果毛利軍は大軍に勝利することができました。
中園ミホさんの悪日の考え方
中園ミホさんは悪日を次のように考えるそうです。
悪い運勢は天からの宿題
克服することで成長につながる
運勢が悪い方がかえってエネルギーが湧く!
中園ミホさん最大のヒット作「やまとなでしこ」を作る際には、運気の悪い人が数人いたそうです。
ところが逆にみんなで良い作品を作ろうと励んだことで、ドラマは大ヒットしました。
また占いの結果に困ったら、別の占い師に見てもらいセカンドオピニオンを求めることの重要とのこと。
占いの知恵⒊ 自分に向き合うその姿勢が大事!
辻占せんべいは現在のフォーチュンクッキーのようなもので、中に占いの内容が書かれた紙が入っています。
江戸時代には辻占判断が親しまれていました。
瓢箪稲荷神社では、現在も辻占判断が行われています。
辻とは異世界への扉と考えられます。
辻占判断とは?
占いの目的を決める⇨くじで何番目に通った方を観察するか決める⇨辻(外)に立って通行人を見る⇨宮司さんに占いの結果を教えてもらう。
性別、年齢、服装などをチェックして、今後を占います。
観察の記録は主観でかまわないそうです。
観察していた人を想像することも判断の一つとなります。
観察した人物は自分に影響を与える人物を投影しているんだとか。
ちなみにおみくじには良いことも悪いことも書かれていますが、凶だったとしてもその後が良くなるヒントが書かれていることが多いのでその内容をふまえて自分と向き合うことが大切とのこと。
まとめ
占いからみる2022年の過ごし方を紹介しました。
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