2024年10月8日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、最強食材トップ8捨てがち食材最新研究で判明!を紹介します。
今回のカズレーザーと学ぶは、『捨て食材に眠る栄養素』がテーマ!
「最維新研究で判明!捨てていた栄養食材のアレのココ!」について、広島大学医学部 堤理恵先生が講義をされました。
この記事では、『カズレーザーと学ぶ』で放送された、最強食材トップ8捨てがち食材最新研究で判明!をまとめます。
最強食材トップ8(捨てがち食材)
第8位 ほうれんそうの根元の赤い部分
第8位は、ほうれんそうの根元の赤い部分でした。
ほうれんそうの根元の赤い部分には、植物性色素のベタレインという成分が含まれていて、抗酸化作用もあり、アンチエイジング作用もあるという風に言われています。
他にも、悪玉コレステロール値を下げたり、抗がん作用の報告もあります。
シミ、シワの原因は、紫外線を浴び発生した活性酸素が、酸化ストレスで、肌の細胞を傷つけることなのですが、ほうれんそうの根元に含まれるベタレインには、酸化を代わりに請け負う作用があり、結果、体内の酸化が抑えられ、肌の老化防止効果が期待できます。
また、2022年の報告で、ベタレインがアルツハイマー病の原因を抑制する可能性があることが明らかになりました。
アルツハイマー病は、たんぱく質のアミロイドβ―が脳に蓄積しているのですが、線虫を用いた実験で、ベタレイン色素を投与している方は、アミロイド―βの凝集が消えていました。
【注目プレスリリース】レッドビート由来のベタレイン色素がアミロイドβペプチドの凝集を阻害することを発見 / 石川県立大学,北陸先端科学技術大学院大学 https://t.co/Lo2WyWgJBx
— 日本の研究.comニュース (@rjp_news) February 15, 2022
また、アルツハイマー病を抑制する可能性のあるベタレインだけではなく、ほうれんそうの根元には、葉や茎と比べて、鉄分も豊富に含まれており、その量は牛レバーに匹敵するほどで、しかも鉄分の吸収を助けるビタミンCもほうれんそうなら同時に摂取することが出来ます。
ちなみに、ほうれんそうの根元の赤い部分は、秋から冬にかけて増えていきます。
堤理恵先生オススメの調理法は、バターソテーやお浸しなどとのことです。
第7位 アボカドの種
第7位は、アボカドの種でした。
アボカドの種には、脂肪分解成分があります。
アボカドの種には、実の部分に比べて、10倍のポリフェノールが含まれています。
特にカテキンが多いので、アボカドティーとして飲まれている方もいます。
さらに、アボカドの種には、非常時には、に強力なダイエット素材「L-カルニチン」が含まれています。
L-カルニチンは、脂肪をエネルギーに変える時に使われる成分で、体にたまっている成分をどんどん分解してくれます。
L-カルニチンが不足すると、中性脂肪がたまりやすくなります。
また、L-カルニチンは、薬にもなっていて、中性脂肪が高い時には、注射で投与することもあるくらい効果が期待できます。
↓アボカドの種の堤理恵先生オススメの調理法
第6位 エビの殻
第6位は、エビの殻でした。
エビの殻には、体脂肪分解成分「キチン」が含まれています。
2023年9月に、アメリカのワシントン大学が、エビの殻にあるキチンという食物繊維が体脂肪を減らす、あるいは体重が増えるのを抑制するという研究結果を発表しました。
食物繊維には、水溶性(ごぼう、もずく、バナナなど)と不溶性(玄米、エノキダケ、大豆など)のものがありますが、これまで不溶性は、便のかさ増しが主な機能で、水溶性が持つ血糖値の上昇を抑えるなどの生理機能とは全く異なると考えられてきました。
しかし、2023年9月の最新研究によると不溶性の食物繊維キチンを摂取すると、胃の中でそれを分解する為に、キチナーゼという酵素が作られ、免疫が活性化し、その結果、脂肪を分解酵素などが多く作られ、代謝が上がり、脂肪が燃えやすい体になることが分かりました。
堤理恵先生オススメの殻の調理法は、殻を炒った状態でパウダー状にし、ふりかけにするのがオススメとのことです。
第5位 かぼちゃの種・ワタ
第5位は、かぼちゃの種・ワタでした。
かぼちゃの種・ワタで、肌、髪の潤いがUPします。
かぼちゃの種は、悪玉のコレステロール値を下げてくれる必須脂肪酸のリノール酸が多く含まれています。
また、抗酸化作用のあるビタミンE、女性ホルモンを整えてくれる(加齢に伴って減少していくエストロゲンを補強)栄養素リグナンも含まれています。
腸内細菌により分解されたリグナンは、女性ホルモンエストロゲンの血中濃度が高い時には抑え、低い時には、分泌を促進してくれる作用があります。
つまり、エストロゲンの働きをサポートしてくれる為、肌や髪に潤いを与えたり、更年期障害の緩和などの効果が期待できるとのことです。
↓かぼちゃの種・ワタの堤理恵先生オススメ調理方法
第4位 マグロの血合い
第4位は、マグロの血合いでした。
マグロの血合いには、最強抗酸化成分セレノネインが含まれています。
セレノネインは、強い抗酸化力を持つとして知られているビタミンEと比べて老化の原因となる活性酸素の除去路力はなんと!500倍といわれています。
↓堤理恵先生オススメのマグロの血合いの調理法
第3位 茶殻
第3位は、茶殻でした。
お茶の全体の成分があった時に水溶性の成分は全体の20~30%で、茶殻の脂溶性、不溶性の成分は、茶殻に残り捨てられています。
水溶性のカテキンやテアニン(リラックス効果)は、お茶の中に含まれていますが、茶殻の方に残っているものは、脂溶性のβカロテンやビタミンEなどで、抗酸化作用もあって、美肌効果や血圧を下げる効果が期待できます。
βカロテンは、人参やほうれんそうなどにも多く含まれ、他の野菜などでも摂取できますが、含有量は、人参の1.7倍、ほうれんそうの3倍以上、茶殻の方が多く含まれています。
また、ビタミンEに関しては、なんと、かぼちゃの約17倍も含まれています。
↓堤理恵先生オススメの茶殻の調理法
第2位 玉ねぎの皮
第2位は、玉ねぎの皮でした。
玉ねぎの皮には、体脂肪を分解する成分ケルセチンが含まれています。
ケルセチンは、「特茶」にも含まれている成分で、ケルセチンはポロフェノールなので、活性酸素を減らす効果があることは、言われていたのですが、脂肪を分解するリパーゼという酵素を活性化することが分かっていて、リパーゼを活性化することでミトコンドリア代謝を良くし、エネルギー代謝が上がり、脂肪を分解し、痩せる効果が期待できます。
また、軽度の運動とも相性が良く、低強度の運動とケルセチンを摂取することによって、筋肉の質を改善(筋柔軟性がUP)することが分かっています。
ケルセチン含有量は、他の野菜と比べても玉ねぎがダントツで、そのほとんどが、タマネギの茶色い皮に含まれています。
↓堤理恵先生オススメのたまねぎの皮の調理方法
たまねぎの皮に含まれるケルセチンは、熱に強いという性質があるので、食感がなくなるまでくたくたにし、スープにするのがオススメです。
また、市販されている粉末タイプの玉ねぎの皮を、味噌汁に入れて食べても、ケルセチンを摂取籍るとのことです。
第1位 すだちの皮
第1位は、すだちの皮でした。
すだちの皮には、すだちの皮にしかない、ダイエット成分スダチチンが含まれています。
すだちの皮に含まれている成分スダチチンは、骨格筋に働いてエネルギー代謝を非常に良くしていき、脂肪を溜め込みにくくする効果が期待できます。
スダチチンを2週間摂取するとエネルギー消費量がアップしたという報告もあります。
さらに、2023年の新しい研究成果では、多めの脂肪を与えたマウスは、脂肪肝になっていくのですが、スダチチンを22週間投与しているマウスは、脂肪の蓄積が抑制されたという報告があり、創薬への応用も期待されています。
効果が期待できる量は、1日に7個分とのことで、堤理恵先生オススメの調理法は、ポテトサラダに、すだちの皮を削ってのせたり、炊き込み御飯を作る際に、輪切りにして一緒に炊き込むなどで、1日1個2個は取れるかもしれませんが、足りないものは、サプリメントで摂取するという風に組み合わせることがオススメとのことでした。
最強食材番外編(捨てがち食材)
ナスのヘタ
名古屋大学ゲノム医療センター助教 茂木一将先生が、ナスのヘタに含まれる成分「ナインオキソオーディーエース(9-oxo-ODAs)」が、子宮頸ガンの治療に効果がある可能性をマウスを使った実験で発見した。
イボの一種、尖圭コンジローマと子宮頸がんは、両方とも同じウイルスが原因で発症するのですが、茂木先生は、イボにナスのヘタを塗り込むという昔からの民間療法に目を付け研究を開始、すると、ナスのヘタに含まれる成分「ナインオキソオーディーエース(9-oxo-ODAs)」が、そのウイルスを抑制することを発見しました。
この研究は、現在、マウスモデルを用いた研究で細胞株(実験レベルで使うもの)で検証したもので、現状、「ナインオキソオーディーエース(9-oxo-ODAs)」が含まれるナスのヘタを多く取れば、子宮頸がんが治るということではないとのことです。
まとめ
今回の記事では、2024年10月8日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、最強食材トップ8捨てがち食材最新研究で判明!をまとめました。
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カズレーザーと学ぶ番組情報
番組名:カズレーサーと学ぶ
放送局:日テレ系列
放送時間:火曜よる22時00分〜23時00分
出演者:【MC】カズレーザー(メイプル超合金)他
公式HP:カズレーザーと学ぶHP