2020年1月9日のテレビ東京系『主治医が見つかる診療所』では、健康の新常識&日常に潜むキケン習慣を放送。
第2部では『血管の老化予防に!冬の旬野菜の裏ワザ調理法』が紹介されました。
この記事では、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEがたっぷりとれる!おいしい&健康によい『血管の老化予防&免疫力UP 畑のACE』についてまとめます。
血管の老化予防&免疫力UPする野菜の産地へ
静岡県菊川市は血管の老化を予防し、免疫力をUPさせる芽キャベツの名産地です。
本当にそんな効果があるのか確かめるため、いつも芽キャベツを食べているであろう地元のJAへ。
BCチェッカー(血小板が流れる速さを計測する機器)で職員さんの血管年齢を測ってみます。職員さんの結果は、次のようになりました。
岡澤さん 実年齢41歳 ⇒ 血管年齢38歳
赤堀さん 実年齢45歳 ⇒ 血管年齢38歳
栗田さん 実年齢61歳 ⇒ 血管年齢44歳
このほかにも、多くの職員さんが実際の年齢よりも血管年齢が若いということがわかりました。しかも病気知らずの人が多いそうです。
芽キャベツとは?
芽キャベツはキャベツと同じアブラナ科の植物ですが、別の品種で成長しても大きくなりません。
原産地はベルギーで、日本には明治時代に入ってきたと言われています。
そんな芽キャベツについて、東京慈恵会医科大学附属病院の赤石定典先生に教えてもらいます。
毎日2000食以上の入院患者の献立を管理している栄養のスペシャリストです。
芽キャベツとキャベツを比較すると、芽キャベツの方が圧倒的に栄養価が高いそうです。
特にビタミンA・ビタミンC・ビタミンE(ビタミンACE)の抗酸化ビタミンが豊富!
私たちの体には日々活性酸素が発生しており、過剰になると血管にダメージを与え老化や動脈硬化を起こすことがわかっています。
通常は抗酸化ビタミンなどがこの活性酸素を除去しているのですが、不摂生や加齢で活性酸素を除去する働きが弱まると、血管が老化して動脈硬化などを引き起こすと言われています。
活性酸素を除去することでLDLコレステロールが酸化するのを防ぐので、動脈硬化の予防になるのです。
芽キャベツには抗酸化ビタミンがたくさん含まれており、キャベツと比べてもこんなに違うそうです↓
【芽キャベツのビタミン量】
1.ビタミンA キャベツの約14倍
2.ビタミンC キャベツの約4倍
3.ビタミンE キャベツの約6倍
そんな芽キャベツは、まさに今が旬の冬野菜なんです!
畑のACE・芽キャベツの栄養を損しない食べ方
番組では、ちょうど収穫時期を迎えた芽キャベツ農家の山本さん夫婦を取材。
ここでも血管年齢を測ってみると…
山本さん 実年齢63歳 ⇒ 血管年齢50歳
みつ子さん(奥様) 実年齢58歳 ⇒ 血管年齢54歳
芽キャベツをよく食べているご夫婦は、やはり血管年齢も若いということがわかりました。
そんなお二人に、芽キャベツの栄養を損しない3つの食べ方を教わります。
茹でずに蒸して食べる
まず最初のポイントは、茹でずに蒸して食べるということです。
茹でると水溶性のビタミンCが流れ出してしまいますが、蒸して食べることでビタミンCが流れることを防ぐことができます。
山本さんご夫婦も、畑で蒸した芽キャベツを食べていました。
油で調理すると吸収率UP!
芽キャベツは油で揚げると吸収率がUPします。
ビタミンA・ビタミンEは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ると吸収率が格段にUPします。
リポーターの麒麟・川島さんが試食していましたが、「衣と同じくらい中もサクサク!芽キャベツの味が閉じ込められていて、おいしい!」と言っていました。
芽キャベツは熱を通すと甘くなるなり、より美味しくいただけるそうです。
山本さんのお宅では、芽キャベツを丸ごと入れたハンバーグも作っています。お肉との相性も抜群のようです。
お酢と合わせて健康効果ダブル
芽キャベツはお酢と一緒に摂ることで、健康効果が倍増します。
お酢は血糖値の上昇を抑えるだけでなく、血圧の上昇も抑えてくれます。
動脈硬化にもとても効果的な調味料です。
芽キャベツ農家の松浦さんのお宅では、芽キャベツのピクルスのレシピを教えてくれました。
【芽キャベツのピクルスの作り方】
1.酢を水で約2倍に薄め、塩・砂糖・鷹の爪を加えて加熱する
2.芽キャベツを電子レンジ600wで約1分チンする
3.芽キャベツ・ミニトマト・パプリカなどと一緒に瓶の中へ
4.酢を加えて粗熱を取り、冷蔵庫で約2日置く
川島さんいわく、「カレーの付け合わせにいい」とのこと。
究極に栄養を損しない!超おすすめ料理
【芽キャベツのオーブン焼き】
1.芽キャベツにオリーブオイルを絡め、塩・コショウで味付けする
2.オーブンで約8分焼く
脂溶性のビタミンA・ビタミンEとオリーブオイルを一緒に摂れば、吸収率がUPします。
茹でていないので、ビタミンCも流れていません。ビタミンACEをしっかり摂れるおすすめの食べ方だそうです。
上にチーズをトッピングすれば、たんぱく質も摂れて栄養満点に!
知って得する芽キャベツのさらなる栄養効果
芽キャベツにはビタミンACE以外にも、嬉しい栄養素が!
ひめのともみクリニックの姫野先生によると、芽キャベツにはキャベジン(ビタミンU)が含まれており、抗潰瘍作用があってとても胃によいそうです。
さらにカリウムも豊富で、血圧を下げるのにも効果的だそうです。
芽キャベツで血管を若々しく!
なかなか食べる機会の少ない芽キャベツですが、栄養価が高く健康効果大ということがわかりました。
普段の食事に取り入れて、血管年齢を若くしていきたいですね!
続いて紹介された『大物芸能人が襲われた!失明の恐れがあるキケンな病気』については、次のページでまとめたいと思います↓