【カズレーザーと学ぶ】薄毛治療髪の毛クローン毛包オルガノイド（2024年4月23日）

2024年4月23日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、薄毛治療髪の毛クローン毛包オルガノイドを紹介します

今回のカズレーザーと学ぶは、夢の薄毛治療！を特集。

髪の毛クローン毛包オルガノイドとは？

この記事では、『カズレーザーと学ぶ』で放送された、薄毛治療髪の毛クローン毛包オルガノイドをまとめます。

薄毛治療髪の毛クローン毛包オルガノイドとは？

薄毛治療髪の毛クローン毛包オルガノイドについて、横浜国立大学 大学院工学研究院助教 景山達斗先生が講義をされました。

毛包オルガノイドとは、薄毛のお悩みを解決する技術で、景山達斗先生達が開発した技術で、簡単に言うと毛の苗の様なもので、毛の苗を頭皮に田植えの様に移植して、髪の毛がない方でも、無限に髪の毛を増やすことができます。

薄毛になるメカニズム

薄毛になるのは、男女ともに男性ホルモンが関わっているといわれています。

日本人男性の場合AGA(男性型脱毛症：前頭部から薄毛になる)の発生頻度は、3人に1人がAGAにかかると言われています。

男性ホルモンであるテストステロンが血液の中に、流れているのですが、毛髪のところから、発生された酵素と引っ付くことで、ジヒドロテストステロンが発生し、毛髪の細胞にダメージを与えることで、髪の毛が小さく細くなり、最終的には抜けてしまいます。

女性の場合は、加齢や出産などにより、女性ホルモンが減少し男性ホルモンが増加することで、頭頂部から薄毛になっていくFAGA(女性男性型脱毛症)が発症すると言われています。

若い女性に急送中の薄毛の原因

若い女性の場合、過度なダイエットが薄毛、抜け毛の原因になっていると言われています。

栄養素が不足すると、髪の毛を作る原料がなくなり、薄毛になってしまうという仕組みです。

薄毛対策で育毛剤の効果は？

薄毛対策で育毛剤の効果は、毛髪の根元にある毛包と呼ばれる組織が生きている状態であれば、効果があると言われています。

有名なのが、「ミノキシジル」という成分で、血管を広げて血流が良くなることによって栄養分が供給される、また、直接毛根の細胞に作用して毛を生やすシグナルを多く出させることによって、発毛が期待できると言われています。

 

もう一つは、「フィナステリド」という成分で、AGA(男性型脱毛症：前頭部から薄毛になる)の原因となる酵素を減少させる成分で、薄毛の原因を改善することが期待できると言われています。

植毛治療

前頭部と頭頂部は、薄毛になる酵素の影響を受けやすく、後頭部は脱毛しにくいので、後頭部の毛髪を移植する治療法がありこれを植毛治療と言います。

植毛治療は、後頭部の毛髪をくり抜いて薄毛の部分に入れていく治療で、移植した毛髪は、生え替わりを繰り返しますが、移植のために抜いた部分は、全然毛が生えなくなります。

つまり、全体の総本数は変わりません。

そこで、登場したのが植毛の常識を覆す技術、「毛包オルガノイド」です。

毛包オルガノイドの作り方

毛包オルガノイドの実験では、マウスの皮膚から髪の毛の元になる上皮系細胞と間葉系細胞を取り出して、細胞をつなぐ役割をするタンパク質を掛け合わせて培養したところ、10日後には、髪の毛の様なものが生え始め、30日後にはこれが5mmまで伸びる様子が確認されました。

つまり、マウスの毛と同じ長さの毛のクローンをつくることが新たに生え変わる様子が確認できました。

さらに、5mmほどに伸びた毛を切り分けてマウスの皮膚に移植したところ、定着し、一旦抜けたとしても、新たに生え替わる様子が確認できました。

また、景山達斗先生達が驚いたことに、研究を進めていくと、細胞が組織を作っていく際に、外側が皮膚でいう真皮として認識して、毛が伸びていくことが分かりました。

そうすると、重要な部分が一番先端に生えてくるので、これを根元の方を切り取ってあげれば、一番重要な部分を傷つけずに組織を回収することができます。

現在、人の細胞でも同じような実験が行われていて、毛根や髪の毛に似た組織を作ることまでは成功しているのですが、まだ未熟ということで、より見栄えの良い人の毛髪を作る為に、研究開発を進めているとのことでした。

毛包オルガノイドが完成すると

毛包オルガノイドが完成すると、例えば、後頭部から10本くらいの髪の毛を取ってきて、そこから細胞をたくさん増やし、1000本の髪の毛の苗を作り、これを薄毛の人に植えることで、薄毛の人でも髪の毛を再生できるという治療が可能になります。

また、ケガなどで、皮膚が削られて、髪の毛がなくなるようなケースでも移植をすることができます。

毛包オルガノイド完成までの目処

毛包オルガノイド完成までの目処は、人間の髪の毛を1本でも作るという観点で言えば、5年を目標に考えているとのことで、人の髪の毛が1本でもできてば、加速度的に研究が進むのでした。

まとめ

今回の記事では、2024年4月23日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、薄毛治療髪の毛クローン毛包オルガノイドをまとめました。

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