2021年12月08日のNHK『ガッテン!』で放送された乾燥肌改善!極上美容液を体内で作り出す秘策をまとめます。
冬は乾燥肌の季節だからこそ注目したい、モチモチうるおい肌になる為の美容液とも言うべき液体があります。
それはなんと汗! 汗は暑い夏に体を冷やすためのものだと思っていたら、皮膚を守るバリアとしての役割もあることが判明。
基礎発汗という特別な汗が、皮膚に必要な保湿成分を絶え間なく供給しているとのこと。
この基礎発汗を増やし、肌に潤いを取り戻すための秘策をご紹介!
汗をかかないと乾燥肌に!?
ガッテン番組内で、乾燥肌になる実験をしました。
実験内容は、マンションの1室で2週間隔離生活を行うというもの。
条件は、外出禁止、温かい食べ物・温かい飲み物禁止、お風呂は湯船につからずシャワーのみ等、汗をかかないで下さいということでした。
2週間の実験後、肌の水分量が約1/3に、汗をかく量も1/3以下になり乾燥肌になってしまいました。
汗の保湿パワー
汗には、乳酸ナトリウムという保湿成分があり、汗をかくと乳酸ナトリウムが皮膚に出てきます。
乳酸ナトリウムには水分とくっつきやすい性質があるので、皮膚の表面や各層の水分、さらに空気中の水分とも引っ付き離れにくくしてくれます。
すると皮膚の上には、水のバリアができます。
ちなみに汗には、乳酸ナトリウムだけではなく、尿素、乳酸、乳酸カリウム等の成分が入っています。
これらの保湿成分があるおかげで、皮膚の乾燥から守られています。
汗研究の第一人者長崎大学の室田浩之教授によると、汗に含まれている尿素や乳酸等は、天然保湿因子と言われ、皮膚の潤いを維持することに貢献しています。
皮膚は、直接外界に無防備にさらされることになりますので、汗は、保湿や抗菌という付加的な機能が与えられたのではないかという風に考えられています。
汗は私たちの体を守ってくれるバリア、天然の化粧水といえます。
保湿のカギ基礎発汗
汗には保湿成分が含まれているのは分かったのですが、大量の汗をずっとかき続けることなんてできませんよね。
しかし、実は、24時間私たちが気づかないうちに出し続けている特別な汗があります。
その汗は、普段は目に見えないほど少量しか出ていないのですが、基礎発汗と言われ気づかないうちに全身から出ています。
基礎発汗は、スプリンクラーの様に絶え間なく汗を出し続けてくれます。
もちろん保湿成分もたっぷりで、肌が潤いを保つために一役買っています。
ところが普段汗をかかない生活をしていると、汗をかくために必要な神経や汗腺が眠ったような状態になり、熱くても汗をかきにくくなるうえに基礎発汗もしにくい状態になり皮膚が乾燥しやすくなってしまいます。
潤っている皮膚の方と、乾燥肌でお困りの方で比較すると、明らかに乾燥肌の方のほうが基礎発汗が減少していることが確認されています。
気づいていないうちに私たちは、汗の恩恵を受けています。
基礎発汗は、凄く重要な意味を持っているといえます。
ちなみに保湿クリームなどの保湿剤には、乳酸ナトリウムや尿素などの汗に成分が含まれています。
※保湿剤として市販されていない乳酸ナトリウムや尿素は肌に直接塗らないで下さい。
知られざる汗の保湿パワー! 保湿剤が活躍する冬こそ汗をかきましょう!
汗による乾燥肌改善方法
1、毎日湯船につかる。
2、辛い物や温かいものを食べる。
3、運動をする。
番組内で上記のことを、汗をかきにくい3名の乾燥肌の方に2週間行っていただき結果を測定したところ、2名の方が基礎発汗量が大幅に上がり、肌の水分量は3名とも多くなり、そのうち1名は、なんと肌水分量が3倍以上になっていました。
大量に描いた汗の保湿効果は、一定時間持続する為、基礎発汗が上がらなかった1名も、水分量は大幅にアップしたと考えれれます。
ちなみに、肌の水分量が3ばいになった方は、基礎発汗量がそれほど上がらなかった方でした。
番組内で上記のことを行い始めた乾燥肌の方は、乾燥肌改善を実感され、『皮膚が柔らかくふっくらしてくる感じが実感としてありました』とコメントされていました。
まとめ
今回の記事では、2021年12月08日のNHK『ガッテン!』で紹介された乾燥肌改善!極上美容液を体内で作り出す秘策をまとめました。