【新日本男児と中居】新ファッション男児スペシャル ダメ起業家改造(7月5日)

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2020年7月5日の『新日本男児と中居』1時間拡大SPでは、新ファッション男児スペシャルが放送されました。

2か月で売り上げ3万円のダメ起業家を、前田裕二社長、メルマガ第一人者のMB氏らが改造!

この記事では、ダメ起業家改造計画についてまとめます!

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大学生起業家のビジネスとは?

帝京平成大学3年生の大学生起業家・二宮直輝氏(20歳)はイベント運営を行う学生団体に入り、周囲が起業するのに影響され、自らも古着業界に目をつけ新ファッションビジネスを考案し企業

しかしサービスを開始して2か月の売り上げは3万円という結果に。

そんな二宮氏をすくうために立ち上がったのが、収益日本一の動画配信アプリSHOWROOM社長・前田裕二氏と、ファッションになっ病める人向け著書が累計発行部数100万部超えで、メルマガ読者2万人以上というファッションバイヤーMB氏です。

新ビジネスの問題点をあぶり出し、起業家改造します。

古着って儲かるの?

MB氏によると古着は今かなり注目されていて、UNITED ARROWSやBEAMSも古着の分野に攻めているそう。

MB氏も祐天寺(会員制)と新潟の2店舗で、MBLRという古着ショップを経営しているそうです。

【新価値観】一点モノなので言い値で売れる

古着は1点しかないものなので、自分で選んできた服を1000円でも3万円でも、自分の好きな値段で売ることができます。

前田裕二氏によると古着とSNSは相性が良く、最近SNSでも古着をよく見かけると言います。

古着を買いたい人は情報に飢えているのでは?とのこと。

古着ビジネスは地球を守る&オシャレも守る

二宮氏の事業内容は以下の通りです。

【コンセプト】服の廃棄を減らし誰でも簡単に服が買えるサービス

事業フローとしては、リサイクルショップと提携して売れ残りや廃棄品を低コストで仕入れます。

顧客は月額3,000円で5着が届くサブスクサービスを受けられる

顧客:オシャレに興味のない人

今のところ、2か月で10件くらいしか顧客が得られていないそうです。

【問題点】継続客がいない

二宮氏自身もファッションに興味はないとのこと。

MB氏によると、ファッションに興味がないからこそ、興味のない人を救うことがっできると言います。

シワにならないシャツを開発して、ビジネスにしている人もいるそうです。

ファッション業界の問題点

【ファッション業界の問題点】

●日本の衣類の年間廃棄量⇒約100万トン(日本で販売されている服の半分は処分されている)

●点数を並べないと売れない⇒豊富な品揃えのため大量生産⇒大量廃棄

●安売りによる価値低下を懸念⇒大量廃棄へ

ファッション業界のキーワード『サスティナブル』

現在ファッション業界でキーワードになっているのが『サスティナブル』=持続可能性・環境維持性です。

グッチ⇒2017年養殖・野生を問わず、リアルファーの使用を廃止

ステラ・マッカートニー⇒2001年のブランド設立以来、レザーやファーを一切使わない

【新価値観】環境への配慮はカッコいい!

ただ余った洋服捨てている問題に取り組んでいる人はあまりいないので、二宮氏の目の付け所はすごく良いそうです。(by MB氏)

中居正広さん・石原良純さんに選んだ古着

サブスクに登録する際インスタグラムから申し込みがくるため、顧客のあげている写真などを参考に二宮さんが服を選んで送っているそうです。

二宮さんに中居正広さんと石原良純さんがサブスクを利用した場合の古着を持ってきてもらいました。

石原良純さん⇒ベージュのチノパン、チェックのシャツなど

中居正広さん⇒チェックのシャツ、ボーダーTシャツ、白の短パン、ハットなど

問題点① ターゲットが曖昧

前田裕二氏によると、ビジネスの可能性はあるけど「誰に届けたいかが明確ではない」とのこと。

【ペルソナ】商品やサービスを利用する顧客の典型的な人物像

○○さん、年齢、性別、仕事など、細かいペルソナを設定して、ビジネスをスタートさせるのが重要とのこと。

最初の10人がめちゃくちゃ熱狂する状態を作ることが、ウェブサービスを流行らせるのに大事!

最初の10人がやめてしまっているのは、サービスが間違っている証拠だと言います。

【新・未満男児改造アドバイス①】万人受けを狙わず、超ピンポイントで狙い撃ち

30人のうち29人が0点でも、1人が120点をつけるようなサービスがよいそうです。

問題点② サービスの届け方

ネットで月額3000円のサブスクを利用する人⇒情報感度が高い人

ファッションに興味のない人はそこまでたどり着かないため、サービスの届け方がずれていると言います。

オンラインで洋服を買う人はまだまだ少なく、ユニクロでも約10%しか売れていないそうです。

ファッションに興味がない人⇒駅ビルでついでに服を買う

ファッションに興味ある人⇒サービスを検索する

二宮さんのサービスの場合、顧客のターゲットとアプローチの仕方が真逆なので、難しくなっているようです。

【新・未満男児改造アドバイス②】ターゲットを明確化するべき

【新・未満男児改造アドバイス③】環境意識が高い人に向けたサービスにシフト

最初は環境問題を改善したい!というコンセプトだったので、ターゲットを変えるべきというアドバイスでした。

環境問題をコンセプトにビジネスをするなら?

番組では前田氏・MB氏のほかにも、助っ人として年商6億のIT社長西田祥氏(スピードリンクジャパン キャバクラ大好き社長でおなじみ)と、8年間スーツで過ごしているというパーフェクトスーツマン男児・島村一也氏を呼んでいました。

●西田社長の改造案

年頃の子は環境問題に興味がない。年を重ねた人なら、環境問題に興味を持つ。

【新・未満男児改造アドバイス④】共感を生むストーリー性を持たせろ

リサイクルショップで仕入れた古着を発展途上国へ販売するとしたら…

STORY⇒『日本のイケてる大学生が選んだ福が海を渡って自分の元に届く』

【新・未満男児改造アドバイス⑤】コスト大 難易度高 だがマーケットを海外に目を向ける

ただし衣服は輸出できない(一部の国への古着輸出が禁止されている)ため、日本国内の外国人に送ることはできるのでは?(by 石原良純さん)

【新・未満男児改造アドバイス⑥】ターゲットを日本国内に住む外国人に絞る

前田氏のガチ改造案

【前田氏のガチ改造案】

前田氏なら企業側に着目するとのこと。

『顧客側へ毎月無料で洋服が届くサービス』

Googleで検索してもお金はかからないのと一緒で、企業側が宣伝になるものを折り込めばビジネスに!

アパレル企業の余っている在庫を捨てる代わりに処分してもらい、広告費用を二宮氏の会社に払ってもらうという仕組みです。

顧客には宣伝と一緒に毎月無料で服が届きます。

洋服が余って困った企業を向く⇒廃棄量が減る!

MB氏のガチ改造案

【MB氏のガチ改造案】

『セレクトショップ・ブランドから在庫を安く買い取る』

廃棄する服の中には業者へ安く売る量も含まれています。

ただしネームタグがついたまま販売するとブランド価値が落ちるため、ネームを切り替える必要があります。

『Rename』という企業は日本で唯一そのビジネスを手掛けています。

●大手ブランドから在庫を買い取り、タグを付け替え再販

●廃棄問題から生まれた服の新しい売り方

この方法はOEM会社(ブランドから委託され商品を製造する会社)に問い合わせすれば、誰でも買い取り可能だそうです。

【新・未満男児改造アドバイス⑦】環境問題解決を目指すならショップやブランド相手にビジネス展開

二宮氏が考えた新しいビジネスモデル

色々なアドバイスをもらい、二宮氏は前田氏の考えたビジネスモデルが一番気になったそうです。

後日MB氏のアドバイス通りアパレル会社20社以上に電話しまくり、1社が話を聞いてくれることに。

二宮氏が新しく考えたビジネスモデルは、専用アプリを立ち上げ、アパレルメーカーの商品を掲載。

顧客は月額300円でアプリを使用し、欲しい商品があれば配送料は顧客負担で注文することができるというものです。

ターゲット:洋服にお金をかけなくなった30代主婦

洋服代を安く済ませたい顧客と、在庫を減らしたいメーカーをつなぐビジネスにしました。

ところがMB氏に見てもらうと、いくつか問題点があるそうです。

プレゼンを受けている会社の立場では、「協力できない」という結果になってしまうとのこと。

●アプリができていない、目安がたっていない

●これからインフルエンサーを巻き込んでいく、広告を出すとなるとゼロベースの話になってしまう

相手がメリットを感じてもらう要素が少ないと言います。

それでも事業として成立させるには、次の2つの方法があると言います。

MB氏の改造計画

【改造計画① 革新的な売り方】

●撮影方法や斬新な服へのアプローチを提案

●在庫を貸してもらい必ず売り切る

⇒アイデア勝負を武器に売上で実証する超強気な売り込み

【改造計画② リスクを負う】

●在庫を買い取らせてもらう

●定期的な仕入れを約束

●自分を在庫のはけ口に

変に会社っぽくするのではなく、まだ学生だけど問題意識をもって頑張ってます!という姿勢を出すと、企業側も応援したくなると言います。

「あと何があれば協力してもらえますか?」と腹を割って話してみるのがよいそうです。

企業へのプレゼン結果は?

アドバイスを活かしてプレゼンした結果、「前向きに協力しようと思うが中身をもうちょっと詰めてもらいたい」という答えでした。

今後どのような余剰在庫を仕入れていくのかを明確にしてほしいとのこと。

MB氏のアドバイス通り在庫の買取を申し入れると、「提供は可能」という答えになりました。 

その日の商談は不成立でしたが、後日再び話を聞いてもらえることになりました。

今回二宮氏がもらったアドバイスは、他のビジネスモデルを考える時にも参考になりそうな情報満載でした。

今後のサービス展開にも注目ですね!