【カズレーザーと学ぶ】花粉症が1年で根治可能に!国民病の新治療法(2024年2月27日)

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花粉症 健康

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2024年2月27日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、花粉症が1年で根治可能に!国民病の新治療法を紹介します

今回のカズレーザーと学ぶは、2024年 アレルギーの最新事情!

この記事では、『カズレーザーと学ぶ』で放送された、花粉症が1年で根治可能に!国民病の新治療法をまとめます。

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花粉症が1年で根治可能に!国民病の新治療法

花粉症が1年で根治可能に! 国民病の新治療法について、日本医科大学大学院医学研究科教授、日本アレルギー協会理事大久保公裕先生が講義をされました。

花粉症は国民病

花粉症は、国民の約4割が花粉症で国民病と言われています。

1998年に、スギ花粉症の患者を調査した時は、国民の16.2%が花粉症でしたが、2008年に26.5%、2019年には38.8% と増加しています。

アレルギー性鼻炎だと、国民の約48%の患者数になります。

花粉症の患者数は増えているのですが、実は花粉が増えているわけではありません。

花粉症になる人、ならない人の差は、これまでの生活環境と遺伝とのことで、両親がアレルギーだと、子共は、約6割がアレルギーを発症します。

花粉症の症状を抑える話題の薬

既に実用化されている、花粉症の症状を抑える話題の薬は、花粉症の症状を抑える最強の薬として考えられている「オマリズマブ」です。

オマリズマブは、基本的には、元々、気管支喘息や重症のじんましんに使われていましたが、花粉症にも2020年から使用可能になりました。

花粉症はどのように起こるのか?

人間の体に外から色々な物質が入ってくる時に、嫌だなと感じるものに対して、IgEという抗体を作ります。

IgEは、肥満細胞にくっつく性質を持っていて、IgEの所にスギ花粉がやってくると肥満細胞が割れて、中に入っているヒスタミンなどが出てきてアレルギーの症状が起こります。

IgEとオマリズマブがアレルギーを抑える仕組み

花粉症の症状を抑える最強の薬として考えられている「オマリズマブ」は、IgEにくっついて、IgEが肥満細胞にくっつかなくしてしまいます。

そうすると、ヒスタミンが出なくなる為、アレルギーを防ぐことができます。

IgEには、色々な種類があり、それぞれ、スギ花粉、ダニ、果物など、特定の物質とだけくっつく構造を持っています。

例えば、体がスギ花粉にさらされると、誤ってそれを、危ない異物として判断し、スギ花粉専用のIgEを作り出すようになり、これが、ヒスタミンと呼ばれる刺激物質をたっぷり含んだ肥満細胞と結合、ここに、再びスギ花粉がくっつくと、まるで起爆スイッチが入った爆弾の様に破裂し、刺激された目や鼻の粘膜が涙や鼻水を流し、花粉を体外へ排出しようとします。

ところが、オマリズマブは、IgE抗体の根元にくっつくことで、肥満細胞に付着するのを阻止し、もしIgEが反応しても、かゆみや鼻水などの症状を防ぐことができます。

ただ、一般的には普及されていません。

その原因は、アレルギーを起こす危険性がゼロではないからです。

オマリズマブについて

オマリズマブは、全て、人間の抗体ではありません。

人間のものに、人間のものは結合しません。

結合してしまうと、自己免疫疾患(免疫に異常が生じ自分自身の細胞などを攻撃する疾患)ということになります。

約3%ほどマウスの遺伝子が入っています。(抗体療法と言えば、何%かは人以外の抗体が入っているとのことです。)

人間が摂取した際、逆にアレルギーが発生してしまう恐れがある他、非常に高額で、なかなか手が出しにくいという問題があります。

最終的に一番問題なのは、保険適用なのに価格が高額ということです。

一番小さなサイズは、75mg 0.5mgのオマリズマブなのですが、約15,000円します。

2週間に1回摂取する方、4週間に1回摂取する方もいますが、費用が掛かってしまいます。

市販されている花粉症の最新薬

オマリズマブの他にも、花粉症の症状を抑える薬は進化をしていて、新薬も登場しています。

薬剤入りコンタクト

コンタクトレンズの中に抗ヒスタミン薬が入っていて、コンタクトレンズを付けるとかゆみが泊るというものです。

目薬と違い、何度も点眼することなく、コンタクトレンズを目に付けているので、徐々に薬が出ていきます。

1回コンタクトレンズを付けると約12時間症状を抑えることができます。

ナサリーズ

ナサリーズは、鼻の中のマスクの様なもので、鼻の粘膜は濡れているので、粉状のヒドロキシプロピルメチルセルロースをくっつけてゲル化させ、花粉をくっつけにくくするというものです。

ゲル化しますが、鼻に違和感はないとのことで、1日3~4回投与すれば花粉が入るのを防げるとのことです。

従来の点鼻薬は、液体状のものが多く、粘膜に刺激を与えてしまうもんもが多かったのですが、ナサリーズは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースという鼻の粘膜に付着するとゲル化する物質を使うことで、刺激を与えずにコーティングできるようになっているとのことです。

上記の薬剤入りコンタクト、ナサリーズは、対症療法で症状が出るのを抑えているだけで、根治療法にはなりません。

使用をやめると症状が再発してしまいます。

花粉症の根治を目指す治療法

花粉症の根治を目指す治療法は2つあり、舌下免疫療法と、皮下免疫療法で、舌下免疫療法は、花粉のアレルゲンが入った錠剤を舌の下に入れて1分間そのままにして飲み込むというもので、毎日舌の下に入れていくと体が「吹き飛ばす必要がないな、鼻水で洗い流す必要がないな、鼻づまりで防御ずる必要がないな」と体に判断させる方法です。

元々は、皮下免疫療法で皮膚にスギのアレルゲンを打ち、体が慣れてくるというものです。

舌下免疫療法と、皮下免疫療法は、花粉の成分を少しずつ体内に取り込むことで、免疫が反応しない様に慣らしていく免疫療法です。

舌下免疫療法であれば毎日、皮下免疫療法であれば、1ヶ月に1度の頻度で最低でも3年、推奨5年という長期に渡り摂取し続ける必要があり、途中でリタイアしてしまう人が多いとのこと。

花粉症根治を加速するアジュバント

舌下免疫療法と皮下免疫療法は、長期に渡り治療が必要でしたが、舌下免疫療法や皮下免疫療法をするところにアジュバントという物質を加えると、早く免疫を変換させることができます。

人間の抗体は、大きく5種類あり、ウイルスや細菌感染はIgG、アレルギー反応はIgE、ウイルスや細菌感染は、感染スピードが早い為、IgG抗体がすぐ働くようになっています。

なので、時間をかけてIgE抗体を出さなくさせるより、感染したと思わせて、IgG抗体を作る体にした方がよいので、花粉と一緒に害を及ば差ないウイルス、アジュバントを入れることで、体にウイルスだと思わせて、花粉用のIgG抗体を作らせます。

すると、次に花粉が入ってきてもIgE抗体ではなくIgG抗体に付着する為、アレルギー反応が起きません。

花粉症米

花粉症米は、遺伝子組み換えをして、お米の中に花粉のタンパクが入っているというもので、味や摂取のしやすさ、さらに、免疫療法で必要となっていたスギ花粉を必要としないなどといったメリットがあります。

しかし、普通のお米と見分けがつかない為、スギ花粉証じゃない人が食べた時に発症してしまうという恐れがあります。

なので、治療薬としてでしか花粉症米は使えないと考えられており、米粉やライスペーパーという形で治療薬として販売できないか検討されています。

現在、1年食べて改善するかを実験しており、これから先2年食べた方が良いという風になるかもしれないとのことです。

まとめ

今回の記事では、2024年2月27日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、花粉症が1年で根治可能に!国民病の新治療法まとめました。

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カズレーザーと学ぶ番組情報

番組名:カズレーサーと学ぶ
放送局:日テレ系列
放送時間:火曜よる22時00分〜23時00分 
出演者:【MC】カズレーザー(メイプル超合金)他
公式HP:カズレーザーと学ぶHP