2024年4月10日のNHK放送『あさイチ』で放送された、頭痛Q&A特集 頭痛タイプ別チェックリスト、頭痛薬の選び方、頭痛体操のやり方などをまとめて紹介します!
今回の「あさイチ」では、頭痛の対処法が特集されました。
頭痛タイプがわかるチェックリストや、市販の鎮痛剤の種類なども、専門家が教えてくれました。
頭痛タイプ別チェックリスト
頭痛タイプ別チェックリストは質問に答えていくと、自分の頭痛タイプがわかります。
(画像出典:NHK)
緊張型頭痛
1〜4が2つ以上、5・6両方あれば、緊張型頭痛と考えられます。
片頭痛
1〜4が2つ以上、5・6両方あれば、片頭痛と考えられます。
群発頭痛
1〜5の全てが当てはまる場合、群発頭痛と考えられます。
危険な頭痛の見分け方
ハンマーで殴られたような痛みがある場合は、蜘蛛膜下出血などの可能性もあるため、すぐに病院へ!
【危険な頭痛の見分け方】
・手足の麻痺、しびれ、言葉の障害などを伴う
・今まで経験したことのない痛み
・1〜2週間持続的に痛みがひどくなる
・発熱と全身症状が数日にわたって伴う
・50歳以上で初めて頭痛を経験した
頭痛体操のやり方
頭痛に効く頭痛体操です。
・顔を前に向けたまま腕を大きく左右にひねる。2分間を1日5〜6セット。
・肩甲骨を大きく前後に回す。前後交互に6回を1日5〜6セット。
頭痛のセルフケア
頭痛の種類により、頭痛のセルフケアが異なってきます。
緊張型頭痛には、体操、ストレッチ、入浴、マッサージな動画効果的ですが、片頭痛は頭痛の時に動かすことで症状が悪化する可能性があるため、どのセルフケアもNGだそうです。
頭痛Q&A
頭痛のQ&A、疑問に、専門家が答えてくれました。
市販の頭痛薬の正しい飲み方
市販の頭痛薬の正しい飲み方は?
多くの方が飲み過ぎている場合が多いそうです。
MOHといい、薬剤の使用過多による頭痛が起こる可能性も。
月10〜15日以上の服用が3ヶ月続く場合、月15日以上頭痛がある場合は、MOHの可能性があるそうです。
次の頻度で飲んでみて、頭痛か改善しない場合は、医師に相談するか、薬を変えてみることをお勧めします。
【市販の頭痛薬を飲むとき守ってほしいこと】
・1日の服用は1回まで
・頻度の目安は週2日まで
市販の頭痛薬の選び方
解熱鎮痛剤は、成分・分量をみて選びます。
主な成分は6種類あり、成分ごとに特徴があります。
鎮痛剤は副作用が出る可能性もあります。
そのため、市販の頭痛薬は1種類に決めて使用することをおすすめします。
また市販の鎮痛剤は成分が1つの単剤・成分が複数含まれる複合鎮痛剤があります。
頭痛の頻度が高い人は、複合鎮痛剤を頻繁に飲むとMOHになりやすいため、単剤を選ぶのがおすすめです。
【鎮痛剤の成分の特徴(一例)】
・ロキソプロフェン:効き目が早い。薬剤師の説明が必要。
・アセトアミノフェン:胃腸に優しい。他の鎮痛剤とは違い、効き目がゆるやか。
【単剤と複合鎮痛剤】
・単剤は成分が添加物以外の成分が1つのみ。使用回数が多い人は単剤を選ぶ。
・頭痛の頻度が高い⇨複合鎮痛剤に注意。複合鎮痛剤は10日以上の服用でMOHと診断される。
Q.痛む前に飲むのは?
Q.痛む前に飲むのは?
A.危険!
これを続けるとMOHになりやすいそうです。
首を振る・おじぎをして、痛みを感じたら飲んでいい「薬を飲むタイミング」です。
Q.風邪薬と一緒に飲んでいい?
Q.風邪で頭痛。風邪薬と一緒に飲んでいい?
A.ダメなものが多い
成分の重複に注意が必要です。
Q.頭痛の受診は何科にいく?
Q.頭痛の受診は何科にいく?
A.頭痛専門医へ
頭痛をしっかり診てくれる頭痛専門医の診察を受けるのが良いそうです。
頭痛の症状は300種類以上の診断結果に分かれるため、初診の問診がきめ細やかです。
他の病気の可能せ外ある場合、MRIで原因を調査します。
他の病気がない場合、緊張型頭痛・偏頭痛・群発頭痛などではないか見極めていきます。
Q.天気・気圧の変化で頭痛になるのはなぜ?
Q.天気・気圧の変化で頭痛になるのはなぜ?
A.片頭痛・緊張型頭痛のきっかけの一つ
Q.片頭痛を抑える栄養は?
Q.片頭痛を抑える栄養は?
A.マグネシウム・ビタミンB2(大豆など)。3食規則正しく!
空腹が頭痛のきっかけになることもあるため、3食きちんと食べるのも大切だそうです。
生理の時に起こる頭痛
生理の時に起こる頭痛の65%は片頭痛と言われています。
エストロゲン(女性ホルモン)の量が変化することで、頭痛が起こりやすくなるそうです。
更年期に起こる頭痛
更年期に起こる頭痛は、エストロゲン(女性ホルモン)の量が激減するため、
ホルオン補充療法を追加することで、片頭痛の発生頻度を抑えられる場合もあります。
更年期の頭痛は、女性ヘルスケア専門医へ相談してください。
片頭痛専用予防薬
片頭痛専用予防薬は、月1回の注射で高い予防効果が期待できます。
保険適用で月1万3千円程度かかります。
まとめ
『あさイチ』で放送された、頭痛Q&A特集 頭痛タイプ別チェックリスト、頭痛薬の選び方などを紹介しました。