【アンビリーバボー】本みりん 愛櫻 お取り寄せ情報 杉浦味醂のみりん(2022年3月3日)

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本みりん グルメ・レシピ

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2022年3月3日の『奇跡体験アンビリバボー』で紹介された、杉浦味醂の本みりん「愛櫻」お取り寄せ情報をまとめます。

今回のアンビリーバボーでは、愛知三河のみりん専門店 杉浦味醂の本みりんの物語が放送されました。

この記事では、番組で紹介された杉浦みりんの本みりんのお取り寄せ情報を紹介します。

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杉浦味醂の本みりん愛櫻 誕生物語

一流料理店で愛用されている本みりんとは?

銀座ふじやまは、旬の食材を活かしたメニューが人気の和食店です。

コクと旨みを引き出す調理や味付けが特徴で、多くの食通をうならせている名店です。

白甘鯛のお造りは煎り酒(愛櫻使用)でいただきます。

目白 ぞろ芽 は食べログで百名店に選出されている鰻の名店です。

上質なうなぎにこだわっているだけでなく、濃厚で芳醇なタレが人気です。

このどちらの名店でも使用されているのが、杉浦味醂の純米本みりん愛櫻だそうです。

杉浦味醂

杉浦味醂は大正13年(1924年)に現在の店主の祖父である杉浦定次郎さんが、愛知県碧南市で創業した味醂醸造所です。

その息子である正彦が家業を継ぎ、その子として生まれたのが現在の代表である嘉信さんでした。

3代目店主が家業を継ぎたくない理由は?

現在の3代目店主 杉浦嘉信さんは東京の大学卒業後、そのまま東京で酒類の卸売り会社に就職しました。

小さい頃から家業を継ぐことを期待されていた嘉信さん。

決められたレールの上で家業を継ぐのが嫌だった嘉信さんは、稼業のための勉強をするフリをして東京で働いていました。

就職3年目になった頃、父の正彦さんが会社を訪ねてきました。

お父さんの体が弱ってきているという母の言葉をうけ、家業を手伝うことにしたそうです。

嘉信さんはみりんづくりを勉強しながら、販売ルートを広げるため営業を始めました。

純米本みりんとの違い

杉浦味醂の販売ルートは大きく分けて2つありました。

①店舗へ卸す業務用のみりん

②ディスカウントショップに卸す家庭用みりん

ところが卸していた家庭用みりんには「愛桜」の文字はなく、製造元として杉浦味醂が記載されているのみでした。

しかも父の正彦さんは業者に頼まれると、値引きを行なっていました。

そのため杉浦味醂の経営は安定しませんでした。

そこで新たな販売ルートの営業を始めましたが、なかなかうまくいきませんでした。

純米本みりんとは?⇨もち米・米麹・焼酎のみを使用し製造した伝統的製法のみりん

ですが当時杉浦味醂では、焼酎の代わりに醸造用アルコールを使用し、さらに糖類を加えみりんを生産していました。

生産に約1年かかる純米本みりんに比べ約3ヶ月でできるため大量生産が可能でしたが、味に特長や強みがなかったのです。

嘉信さんは父に製造方法を変えることを相談しましたが、これ以上原価が上がってしまうと儲けが出ないということで却下されてしまいました。

杉浦味醂倒産の危機

11年後、2003年に代表に就任した嘉信さんは、父しか知らなかった帳面を見てがく然としました。

父正彦さんはみりんを伝票状の値段からさらに値引きして販売していたため、家庭用みりんの3分の1はほぼ利益が出ていない状態だったのです。

そこで取引先へ通常の値段で取引して欲しいと回ったところ、取引終了する店舗が続々とでて半分に減少してしまいました。

債務超過の状態に陥ってしまったのです。

100年の時を超えた祖父からのメッセージ

祖父定次郎さんは45歳の若さで他界。

その時父正彦さんはわずか5歳でした。

祖母はみりんづくりにたずさわっていなかったため、近隣の蔵に分けてもらったみりんに自社ラベルを貼り売り歩いていたそうです。

その後高校を卒業した正彦さんが家業を継ぎ、みりんの製造を再開します。

生活のため大量生産ができる糖類を入れたみりんを製造し始めました。

昔は作れば売れる時代でしたが、不景気になるにつれ思うように売れなくなっていきました。

そんなある日、嘉信さんは2階のある部屋へ。

部屋の整理をしていると、古い帳面とともに1枚のメモが出てきました。

それは祖父が創業当時に作っていた時期の配合が書かれたメモでした。

原料であるもち米・米麹・焼酎をどれだけ使ったかが書かれた愛櫻のレシピでした。

嘉信さんは杉浦味醂の原点となる味「愛櫻」を復刻することを決めました。

純米本みりん「愛櫻」造りに挑戦

純米本みりん「愛櫻」を作るため、原料は地元愛知県三河地方の中でも一級品と名高いもち米・米麹・米常駐に一新しました。

採算度外視でレシピ通りの配合で仕込み、1年後にできあがったのが驚くほど美味しいみりん「愛櫻」でした。

原価にこだわらず作ったことで、他の純米本みりんと比べても甘く濃厚なみりんになっていました。

ところが販売はスムーズにはいきませんでした。

みりんは長時間熟成すると、色が濃くなります。

多くのメーカーは炭素などを使用して色の調整をしてから出荷していますが、愛櫻は「ありのままの味を届けたい」という想いからそのまま商品化したため一般的な純米本みりんに比べて色が濃くなっていました。

この色もネックとなりましたが、価格が高くなってしまったことも取引先に敬遠されてしまいました。

一般的な純米本みりん:500ml約700〜800円

愛櫻の販売希望価格:500ml900円前後

天国の祖父からの2つ目のメッセージ

2007年、2年の月日が経ちましたが、苦しい状況に変わりはありませんでした。

続けるべきか、看板を下ろすべきか迷っていた頃、岐阜・飛騨高山の商店から電話がかかってきました。

桜の彫刻がほどされ、中心には「愛櫻」の文字がある杉浦味醂の広告用看板が見つかったのです。

祖父定次郎さんが作ったもので、看板を作り岐阜県にまでみりんを売り歩いていたことがわかりました。

嘉信さんは父と祖父のためにも、愛櫻を守っていく決意をしました。

3年熟成本みりん

この頃には、愛櫻はタンクの中で3年熟成されている状態になっていました。

真っ黒に熟成されていましたが、飲んでみるとさらに甘く旨みの強い美味しいみりんになっていました。

嘉信さんは3年熟成させた愛櫻を売り出すことにしました。

アジア最大級の展示会へ出展したところ、濃い甘味が注目されることに!

さらに家庭用みりんのネット販売も開始し、徐々に何度も購入するリピーター客が増えてきました。

クチコミが広がり、売上がどんどん伸びていったのです。

その後も展示会へ出展を続け、今では一流料理店で使われるようになりました。

倒産寸前だった杉浦味醂は見事復活を遂げました!

目白ぞろ芽では、うなぎのタレに砂糖は使わず愛櫻のみで甘みを出しているそうです。

「とろみも違うし、風味は圧倒的に違う」と言っていました。

純米本みりん 愛櫻 お取り寄せ情報(杉浦味醂)

杉浦味醂の純米本みりん 愛櫻は、杉浦味醂の創業者である祖父のレシピをもとに再現された本みりんです。

大正13年から愛知県三河みりんの名で全国で親しまれてきたみりんです。

昔ながらの製法で長期熟成天然醸造で手造りされています。

スタジオで試食しましたが、濃くて甘く、おいしいみりんだそうです。

本みりん愛櫻は、ネット通販やふるさと納税でお取り寄せできます。

まとめ

杉浦味醂の本みりんお取り寄せ情報を紹介しました。

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