2020年2月25日の『林修の今でしょ!講座』では、『枝豆VSピーナッツ』が特集されました。
先週紹介された納豆よりもすごいパワーを秘めていて、『死亡リスク20%減』と言われる食材とはどちらなのでしょう?
番組では2つの食材の4つの最新研究について紹介されました。
この記事では、ピーナッツの血管強化効果についてまとめます。
納豆よりスゴイ!血管を強くするピーナッツ
ハーバード大学の最新研究では、ピーナッツを食べると心疾患などによる死亡リスクが約20%減(全く食べない人に対して、週7回以上の摂取者の場合の死亡リスク)という結果が発表されています。
6人に1人が80歳以上という健康長寿の町・鹿児島県伊仙町では、味噌ピーナッツ(あんばみしゅ)やピーナッツ味噌汁など様々な食べ方でピーナッツが食べられていました。
予防医学の権威で早稲田大学ヘルスフード科学部門長の矢澤一良先生によると、ピーナッツには血管を強くする脂肪が多く含まれていると言います。
ピーナッツに含まれる脂肪酸は、オリーブオイルの主成分と同じオレイン酸で、血管強化につながります。
【オレイン酸】血液中の悪玉コレステロールを減らす=血管を老けさせない!
ピーナッツの全国収穫量の8割以上を占める千葉県では、衝撃の血管年齢が計測されています。
ピーナッツ農家の78歳の男性の血管年齢は、54歳(ー24歳)という結果でした。
ピーナッツを毎日食べている75歳ピーナッツ県民の女性は、血管年齢44歳(ー31歳)という結果に。
また60年以上ピーナッツを食べ続けているピーナッツ農家の男性(79歳)は、血管年齢26歳(ー53歳)でした。
なぜピーナッツにはオレイン酸が多い?
ピーナッツはどのように実がなるのかご存じですか?
ピーナッツは成長して花が散ると茎が地中にもぐっていき、実がなることで落花生になります。
落花生は地中でミネラルを吸収し、脂質(油)がどんどん増えていきます。
油が多いので「ピーナッツを食べると肌によくないのでは?」という意見もありますが…
これは全く医学的根拠なしで、お肌に問題はないそうです。
朝食で糖質の吸収を遅らせる食べ方が 血管が若い秘密 !
ピーナッツといえばそのままおつまみとして食べる方が多いですが、調べてみると血管年齢が若かったピーナッツ県民の方々は、効率よい食べ方をしていました。
朝はいつもパン×ピーナッツバター(糖分が少ない)を食べている人が多いようです。
ピーナッツのオレイン酸・たんぱく質⇒パンの糖質の吸収を抑える⇒血管ダメージ軽減!
この組み合わせで朝食を食べることで、血糖値上昇を抑える効果が期待できます。
血管のためには、無糖のピーナッツバターがおすすめだそうです。
揚げ物を食べても血管が傷つかないピーナッツの食べ方
血管年齢が若い方は、揚げ物を食べる時もピーナッツを活用していました。
ピーナッツをミキサーにかけ細かくし、パン粉代わりに使います。
コロッケやから揚げにもピーナッツの衣を使い、サクサク食感を楽しんでいました。
スタジオでも試食していましたが、旨味や食感がプラスされて美味しいそうです。
オレイン酸は熱に強い=酸化しにくい!
Q.血管にはピーナッツをいつ食べるのが良い?
<答え>空腹で血糖値が上がりやすい朝、一緒に食べるのが効率が良い
Q.1日どのくらい食べたらよい?
<答え>ピーナッツを食べる目安は1日20~30粒
【枝豆も血管によい?】
枝豆にはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは血液中の塩分を排出する作用があり、血圧上昇を抑制してくれるので、血管にもよいそうです。
まとめ
ピーナッツの血管強化パワーについてまとめました。
次のページでは、ピーナッツの花粉症撃退効果についてまとめます↓