2020年1月28日の『林修の今でしょ!講座 3時間SP』では、冬の2大健康ドリンク・甘酒VSコーヒーSPが特集されました。
この記事では、コーヒーに関する気になる情報をまとめます。
1日3杯のコーヒーで死亡リスクが下がる⁉
国立がん研究センターの最新の研究では、1日3杯のコーヒーで死亡リスクが下がると言われています。
3~4杯が最も数値がよく、逆に5杯以上になると心疾患・脳血管疾患ともにその効果が見られなくなることがわかっています。
コーヒーの2つの成分が血管を老けさせない⁉
コーヒーは最強の血管コントロール飲料と言われています。
最新の研究で、コーヒーの2つの成分が血管を老けさせないということがわかっています。
コーヒーを毎日飲む人は健康長寿⁉
岐阜市は1世帯あたり(二人以上の世帯)の喫茶代支出金額が15,084円と、2位の名古屋市(11,925円)を大きく引き離して1位です。
岐阜駅周辺には50店舗もの喫茶店が点在しています。
番組が調査に訪れたのは、岐阜県岐阜市のご長寿カフェ「シニア健康 サロン郷」。70代~90代の健康長寿で満席です。
お客さんの血管年齢を測定してみると、20歳~30歳以上も若い人がたくさんいました。
カフェイン&クロロゲン酸のWパワーで血管をキレイに!
動脈硬化は血管が酸化することで起こります。
コーヒーの2つの成分が血管の酸化を防いでくれるのです。
●カフェイン
血管拡張作用があり、血流をよくする。
●クロロゲン酸
ポリフェノールの一種。強力な抗酸化作用で動脈硬化を防ぐ。
糖や脂質などの代謝を促進する。
ポリフェノール含有量比較を見てみましょう。
緑茶・紅茶・野菜ジュース・ココアなど体に良いと言われる飲み物よりも、コーヒーに含まれるポリフェノール量が断然多いことが見てわかります。
日本人のポリフェノール摂取源の約50%近くが、コーヒーということもわかっています。
カフェイン&クロロゲン酸のWパワーで、血管を丈夫に!
クロロゲン酸には美肌効果も期待でき、最近ではサプリとして販売もされています。
血管を老けさせないためにコーヒーを飲むタイミングは?
Q.血管を老けさせないためにコーヒーを飲んだ方がいいタイミングは?
⇒食前
食前にコーヒーを飲むことで、カフェインが血糖値の急上昇を防ぐ効果があります。
またクロロゲン酸は、胃や腸から血管に入る糖や脂質を減らす効果があります。
Q.朝・昼・晩のいつのむのがよい?
⇒朝
朝コーヒーを飲むと血流が改善し、血管に糖やコレステロールを溜めにくくするそうです。
朝の血糖値が安定していると、1日通して血糖値が安定しやすいともいわれています。
実は朝起きた時が最も心筋梗塞になりやすいそうです。
目覚めが大きなストレスになるので、朝1杯のコーヒーを飲むのは理にかなっているんだそう。
Q.ブラック以外にコーヒーに入れるなら?
⇒ハチミツがおすすめ
砂糖に比べて低カロリーで、疲労回復・かぜ予防・咳止めの効果もあるので、体調を整えるのによいとのこと。
<甘酒博士の反論>
甘酒にも血管強化に効果あり!
甘酒にはGABAという成分が含まれており、血圧を下げる効果が期待できるそうです。
コーヒーが肝臓を強くする⁉
この時期年末年始の暴飲暴食で肝臓が疲れてしまい、本来の機能を十分に果たせなくなり亡くなる人も多いそうです。
コーヒーは肝臓を強化し、特に脂肪肝の抑制に効果があると言われています。
レモンの10倍の抗酸化力!クロロゲン酸が脂肪肝を防ぐ!
脂肪肝は放っておくと肝硬変や肝炎など死につながる病気になる可能性が高いため、注意が必要です。
アルコールの多量摂取・肝臓の酸化が原因なので、抗酸化力のあるビタミン・ポリフェノールを含む野菜や果物をとるのも効果的です。
レモンで有名なビタミンCですが、コーヒーにはレモンの約10倍の抗酸化力があると言われています。
アルコール摂取時のγ-GTP値の変化を見てみると、コーヒーをほとんど飲まない人に比べ、毎日コーヒーを飲んでいる人のほうが肝臓が悪化しにくいことがわかりました。
肝臓強化のためにコーヒーと一緒にとると良いものは?
肝臓強化のためには、コーヒーと一緒に豆乳をとるのがおすすめだそうです。
豆乳には脂肪の燃焼を高めるたんぱく質や、抗酸化作用を持つイソフラボンも含まれています。
コーヒーのクロロゲン酸&豆乳のたんぱく質のWパワーで、脂肪肝に良い効果が期待できるそうです。
コーヒー豆の種類でクロロゲン酸の量は違う?
コーヒーの中でも、モカが一番クロロゲン酸含有量が多いそうです。
さらに浅煎り・深煎りを選べるなら、浅煎りがおすすめとのこと。
クロロゲン酸の量が多くなるそうです。
またインスタントコーヒー・ドリップコーヒーのどちらも、健康効果に変わりはありません。
コーヒーを飲めば骨が丈夫になる⁉
2019年アメリカの学術誌に掲載された「コーヒーと骨代謝の関係」を研究した論文によると、コーヒーの摂取量が多いほど骨折のリスクが少なかったそうです。
背骨・大腿骨警部(足の付け根)のカルシウムの量が、コーヒーの摂取量が多いほど高いこともわかっています。
トリゴネリン・クロロゲン酸という2つの成分が関係しているのでは?と言われています。
今後の研究で、さらに新しい効果がわかってくるかもしれませんね!
コーヒーの3つの効果で冬も元気に!
コーヒーには血管強化・肝臓強化・骨強化の3つの効果が期待できることがわかりました。
毎日3杯のコーヒーで、冬も元気に過ごしたいですね!
今注意が必要なハウスダストについては、次のページで紹介します↓