2020年6月2日の『ヒルナンデス』では、『洗濯のプロが教える洗濯術』が放送されました。
教えてれたのは、長野県のクリーニング会社三代目で洗濯王子と呼ばれる中村祐一さんです。
この記事では、番組で紹介された洗濯テクニックをまとめます!
Yシャツのシワを少なくするワザとは?
Q.Yシャツのしわを少なくするために重要なのは?
1.洗い時間 2.脱水時間 3.干し時間
答え:2.脱水時間
Yシャツのシワは、脱水中回転による繊維ヨレでできてしまいます。
脱水時間を通常の6分⇒3分にすれば、シワを軽減できます。
部屋干しの嫌な臭い(生乾き臭)を減らす方法
部屋干しで発生する嫌なにおいは、モラクセラ菌が原因だそうです。
皮脂をエサに増殖⇒フンがニオイの原因に!
濡れたまま5時間ほど放置すると、菌は一気に増殖します。
部屋干しは乾くまで時間がかかるため、ニオイが発生しやすいそうです。
Q.選択の時に入れるだけで部屋干しのニオイが防げるものは?
1.冷水 2.炭酸水 3.お湯
答え:3.お湯
原因菌は洗っても落ちきれませんが、エサである皮脂を良く落とすことが重要です。
皮脂汚れ⇒洗濯前に60℃の熱湯をバケツ1杯分加える
中の水温を40℃にすれば、洗浄力がアップします。
時間がたってもまたニオイが出てくる心配はないそうです。
ニオイが残った服には、アイロンがけするとニオイが消えるそうです。
頑固な煙(焼肉など)のニオイをとる方法
Q.干すだけで煙のニオイが取れる場所は?
1.お風呂場 2.キッチン 3.玄関
答え:1.お風呂場
湯気が出るところに30分程干しておくと、スチーム消臭と同様の効果があるそうです。
入浴後のお風呂場に30分かけ、そのあと1時間程乾燥させればOKです。
洗濯の色落ちを防ぐワザ
Q.洗濯物に入れるだけで、色落ちが防げるものとは?
1.砂糖 2.塩 3.片栗粉
答え:2.塩
30Lに対して大さじ3の塩を入れると、色落ち防止に効果的だそうです。
色落ちの原因⇒汚れを分解するときに、染料が流れ出る
塩⇒マグネシウムやカルシウムが染料と結びつき、流れ出すのを防ぐ
どれくらい違いがあるのかスタッフが10回洗濯してみたところ、塩ありと塩なしではかなりの差ができました。
すすぎをすれば、服がしょっぱくなることもありません。
タオルのふわふわを復活させるワザ
タオルを長く使っていると、ゴワゴワしてきますよね。
Q.タオルのフワフワ感を復活させるために使うものは?
1.乾燥機 2.スチームアイロン 3.布団叩き
答え:1.乾燥機
普通に干して乾いたタオルを10分くらい乾燥機にかけると、タオルがふわふわに復活するそうです。
温風と叩き効果で、繊維が起き上がるとのこと。
濡れたままだと2時間くらいかかりますが、乾いた後なら10分と経済的です。
布団(大物洗い)の洗い方
カーテンや布団など、大物はなかなか家で洗いにくいですよね。
洗濯王子によると、こうした大物洗いも家で簡単に洗濯できるそうです。
布団は洗ってしまうと中の綿がかたよって、フワフワ感が少なくなってしまうことも…
Q.布団のワタ崩れを防ぎ、ふわふわに仕上げる入れ方は?
1.巻く 2.折りたたむ 3.詰め込む
答え:1.巻く
布団はロールケーキ巻きをすると、中綿が動かなくなり型崩れ防止になるそうです。
ロールケーキ巻き:縦半分に折りたたみ、端から丸めていく
【布団をふわふわに保つ洗濯術】
1.洗濯機に入れる前に、普段着用の液体洗剤で下洗いする
※顔の周りが汚れやすいので、直接液体をつけてよくなじませ、ぬるま湯の中ですすぐ
2.布団をロールケーキ巻きにして、洗濯袋に入れて洗濯機に入れる
3.水量の多い毛布コースなどで洗う
スニーカーの洗い方
スニーカーはパーツ別洗いがおすすめだそうです。
外と中では汚れが違うので、分けて洗うことでピカピカに!
3つのパーツに分けて洗濯することで、乾燥も早くなります。
【スニーカーの洗い方】
1.つま先・ソール部分を優しい力でも汚れが落とせるアルコールをタオルにつけ、3割の力で拭き洗いする
2.アルコール拭きしたところを水拭きして素材を守る
3.布部分は中性洗剤を泡立て、食器用スポンジにつけて頑固な汚れを浮かせながら落とす
4.洗剤が残らないよう、最後に水拭きする
5.中敷きは中性洗剤で標準コースで丸洗いする
6.玄関で4時間ほど乾燥させれば完成!
カーテンの洗い方
カーテンの汚れは洗濯物の中でもトップクラスと言います。
ただし毎日日光にさらされているため、生地は傷みやすく繊細です。
汚れは多いのにゴシゴシ洗うことはできません。
それでも水洗い対応のマークがあれば、家で洗濯可能です。
Q.カーテンの汚れ落ちがアップする入れ方は?
1.ロールケーキ巻き 2.屏風だたみ 3.ひとつ結び
答え:2.屏風だたみ
屏風のようにたたんで洗濯袋に入れて洗うと、屏風状に畳んだ隙間から洗浄液が全体に行き届きます。
【カーテンの洗い方】
1.弱めの吸引力でカーテン全体に掃除機がけし、目に見えるホコリをとっておく
2.カーテンを屏風だたみにして洗濯袋に入れる
3.洗濯機のおしゃれ着コース(洗濯機の回転が優しいコース)に設定して洗う
4.元の場所につるし干しで自然乾燥する
洗濯王子のプロ技で洗濯の悩みを解消!
洗濯王子の洗濯プロ技をまとめました。
お湯を入れる、塩を入れるなど、ちょっとしたコツでよりキレイに洗濯できますね!
普段洗濯機に任せっぱなしでしたが、ぜひ自宅でも試してみたいと思います。