2020年3月28日の『世界一受けたい授業』では、世界最難関・ミネルバ大学に学ぶ勉強法が特集されました。
この記事では、番組で紹介されたミネルバ大学の秘密や勉強法をまとめます!
私立・ミネルバ大学とは?
ミネルバ大学はベン・ネルソン先生が2014年に開校した大学ですが、世界最高峰のハーバード大学を抑えて世界最難関大学と称されるようになっています。
思考力を測定するテストではミネルバ大学の学生が全米上位を総なめし、大学別の平均点でも圧倒的1位を獲得!
ミネルバ大学の合格率はたった2%で、東京大学に通う学生も注目しているそうです。
ミネルバ大学にはキャンパスがない!
ミネルバ大学はおよそ80%がアメリカ以外から来ている留学生で、日本人は7人在籍しているそうです。
ミネルバ大学には、普通の大学なら当然あるキャンパスがありません。
そのため授業はすべてオンラインで行っています。
オンラインにすることで、教授は生徒一人一人の表情や生徒の打つ文章を見ることができます。
大きな部屋で授業を受けると先生と個別で話せませんが、オンラインなら先生と顔を見て話せます。
社会が学生に要求することは変わっていきますが、それにそぐうカリキュラム・コンテンツになっているのがミネルバの魅力だと生徒さんは言います。
ミネルバ大学の学生は在学中から大手企業の開発に協力しており、卒業後は大手企業からスカウトされたり自ら起業するなど、ビジネスの最前線で即戦力として活躍しています。
キャンパスがないのに寮がある!
ミネルバ大学にはキャンパスはありませんが、寮があります。
世界中から集まった学生は、4年間共に生活するそうです。
4年間で7都市を移動しながら学習するプログラムが組まれており、全員が寮に入る全寮制になっています。
入学後1年間はサンフランシスコで過ごし、2年生からは半年ごとに韓国のソウル・インドのハイデラバード・ドイツのベルリン・イギリスのロンドン・アルゼンチンのブエノスアイレス・台湾の台北に移り住んでいきます。
海外にある研究施設や芸術施設を利用することで、その都市ならではの教育を受けることができます。
ミネルバ大学初の日本人学生・日原翔さんは現在ブエノスアイレスで暮らしており、1か月でスペイン語が上達しています。
様々な国で暮らしてきた日原さんは、自分と違う他者に対して寛容になれる気がするといいます。
このようにミネルバ大学は、世界で活躍できるリーダーを育てています。
寮費+授業料で年間300万円ほどの学費で学ぶことができます。
これはハーバード大学やスタンフォード大学の学費の約半額だと言います。
教授が学生に教えない授業⁉
ミネルバ大学では90分の授業で教授たちが話すのは10分程度で、それもアドバイスするだけで教えることはしないそうです。
自ら学ぶ方針をとっており、授業は学生たちのディスカッション方式(議論)で進んでいきます。
いまやインターネットで世界中の情報が得られる時代です。
そのため、授業は知識を発揮できるかが目的なのです。
授業はすべて英語で行われます。
さらに学生たちはそれぞれの国で知識を応用することで、日常会話程度ならその国の言葉をすぐに覚えてしまいます。
定期テストの廃止
ミネルバ大学は定期テストを廃止し、授業ごとに5段階評価しています。
授業での発言量・理解度・回答で採点していきます。
毎回の授業=テスト
となっているそうです。
授業以外にしなければならないことは?
ミネルバ大学では授業以外にしなければならないこととして、現在住んでいる国に社会貢献することが必須となっています。
地域の人たちに貢献することで、学生たちはどんどん成長していきます。
大学で学んだことを実際にどう社会に生かすことができるのか、身をもって知ることがとても重要だと言います。
社会貢献しようと行動することで、学生たちは真のリーダーへ成長していきます。
ボランティア活動だけでなく、地元企業の商品開発に携わる課外授業もあります。
宣伝費にお金をかけない
ミネルバ大学は宣伝費にお金をかけず、SNSなど無料の宣伝活動をしています。
宣伝費・キャンパスをなくし、学費を学習のために使うのが、ミネルバ大学の最大の魅力です。
まとめ
どんなにいい大学を出ても社会に出て活躍できない学生がいることに疑問を持ち、大学を作ったというネルソン先生。
学生が自発的に学べる環境を作りたいと思い、ミネルバ大学を作ったそうです。
恵まれた環境で学べる学生さんは、とても幸せですね!
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