2020年1月28日の『林修の今でしょ!講座 3時間SP』では、冬の2台健康ドリンク・甘酒VSコーヒーSPが特集されました。
健康長寿の方が飲んでいる2つのドリンクのマル秘パワーを探ります。
飲む点滴・甘酒は、風邪・インフルエンザの予防になる?
1日3杯のコーヒーで死亡リスクが下がる?
この記事では、甘酒に関する気になる情報をまとめます。
かぜ・インフルエンザ予防になる甘酒は?
甘酒には米麹から作る甘酒と、酒かすから作る甘酒の2種類あります。
かぜ・インフルエンザの予防を期待できるのは、米麹甘酒です。
米麹甘酒は、江戸時代には夏バテ予防の栄養ドリンクとしても飲まれていました。
冬に猛威を振るう風邪・インフルエンザにも、打ち勝つパワーを持っています。
米麹甘酒の作り方
米麹甘酒の製造過程をのぞいてみましょう。
1.蒸したお米に麹菌を振りかける
麹菌から出た酵素が米の栄養素を分解し、たんぱく質⇒アミノ酸、でんぷん⇒ブドウ糖にします。
人間の体内で行われていることを麹菌が行っているので、吸収が早くなります。
2.麹菌をつけた米を布で包み2日間寝かせる
3.米麹を約60℃のお湯に混ぜれば完成!
甘酒が善玉菌のエサとなり免疫力がUP!
米麹甘酒に含まれる主な栄養成分
⇒ブドウ糖・オリゴ糖・アミノ酸(必須アミノ酸)・ビタミンB群
このほかにも350種類以上の栄養が含まれているのも、『飲む点滴』と呼ばれる理由です。
人の免疫細胞の約70%は腸にいます。
米麹甘酒の栄養成分を善玉菌が食べ腸内細菌が活性化すると、免疫力がUPして細菌やウィルスを撃退してくれるのです。
米麹甘酒に関する疑問
Q.米麹甘酒は1日どれくらい飲めばいい?
⇒1日100mlくらいが効果的
飲みすぎると糖分の摂りすぎになるため、適量を飲むのが良いとのことです。
Q.温めたら甘酒の成分はなくならない?
⇒麹菌は高温で死んでしまうが、甘酒になったときに栄養成分は出来上がっているので栄養はしっかり摂れる。
<コーヒー博士の反論>
コーヒーもカゼ予防に効果あり⁉
⇒コーヒーにはカフェインが含まれています。カフェインは風邪ぐずりの成分でもあるので、頭痛・鼻づまり・胃腸の弱りに効果が期待できます。
ただし、飲みすぎや風邪薬と一緒に飲むと、害が出ることがあるので注意が必要です。
腸の中の脂を掃除してくれる甘酒は?
腸の中の脂を掃除してくれるのは、酒かす甘酒です。
酒かす甘酒は酒かすをお湯に溶かして作るもので、1970~2000年代序盤には主流の甘酒でした。
最新の研究で、酒かす甘酒には腸をキレイにするすごいパワーがあったことがわかりました。
【酒かす甘酒は腸内に溜まった脂質を掃除する!】
酒かす甘酒に含まれるレジスタントプロテインは、吸収されにくいたんぱく質です。
また脂質とくっつきやすい性質があるため、腸内で結合してそのまま体の外に排出する作用が期待できます。
そのため肥満予防にもつながると言われています。
Q.酒かす甘酒を飲むといいタイミングは?
⇒脂質より先に飲むと脂質と結合できないため、食後がおすすめ
<コーヒー博士の反論>
コーヒーのカフェインは代謝を活発にし、脂肪を燃焼させる効果が期待できる!
甘酒に期待できる美肌効果
酒かす甘酒の最新研究では、『1週間酒かすの甘酒を飲んだら美肌になった』という結果がでています。
皮膚のコラーゲン量は、加齢により減少します。
酒かす甘酒を飲むと、1週間後にはコラーゲン量が増加していることがわかりました。(40~50代の女性を対象)
飲むのをやめた2週間後には、さらにコラーゲン量が増えているという結果に!
飲み始め 52 ⇒ 1週間後 56以上 ⇒ 2週間後 60以上
美肌効果は、1か月くらい持続するそうです。
【美肌効果が期待できる甘酒の成分】
米麹甘酒 セラミドグルコサミン
酒かす甘酒 α-EG
どちらの甘酒にも、美肌効果が期待できることが分かりました。
甘酒を飲んだ方がいいタイミングは?
Q. 肌を老けさせないために、甘酒を飲んだ方がいいタイミングは?
⇒夜
肌の新陳代謝は夜行われるため、夜飲むのがおすすめだそうです。
<コーヒー博士の反論>
コーヒーにも美肌効果・シミ予防効果があると言われています。
甘酒には3つの健康・美容効果があった!
甘酒には風邪・インフルエンザ予防効果や腸内のお掃除効果、美肌効果が期待できることが分かりました。
ぜひ冬に活用したいですね!
最新研究でわかったコーヒーのパワーについては、次のページで紹介します↓