【カズレーザーと学ぶ】アートで人を魅了する方法脳科学からみた美しさの正体2024年1月30日

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2024年1月30日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、アートで人を魅了する方法脳科学からみた美しさの正体を紹介します

今回のカズレーザーと学ぶは、脳科学で好感度を掴む方法を特集。

アートを見て、美しいと感じる時、脳では何が起きているのか?

実は、美的感覚と恋愛感情に密接な関係があることが明らかに!

アートで人を魅了する方法について、関西大学文学部心理学専修 石津智大教授が講義をされました。

この記事では、『カズレーザーと学ぶ』で放送された、アートで人を魅了する方法脳科学からみた美しさの正体をまとめます。

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アートで人を魅了する方法脳科学からみた美しさの正体

なぜ、人は美しいアートに惹かれるのか?

調和のとれた色や優美な曲線など普遍的に好まれるようなものがあり、アートから美しさを感じている時、脳の働きをMRIで調べてみると、脳の報酬系の活性化していて、脳としては、報酬やご褒美をもらっている状態に近くなります。

なので、美しさと脳の快楽が、脳の中では、似たような価値として扱われている可能性があるとのこと。

例えば肖像画を考えてみた時に、フィーチャーされているものは、美しい顔であったり、美しい体で、そういった、美しい顔や体は、生物として、非常に重要なシグナルを発していて、そういったシグナルを受けている時は、脳は報酬を感じている時と同じ様な活動になります。

これは、風景画でも同じで、風光明媚な場所を想像すると何か開けていて、清潔な場所で、光りが燦燦と降り注いでいる場所を想像すると思うのですが、開けている場所は、外敵が来てもすぐわかるので、安全上すごく大事で生物としての欲求を満たします。

そういった意味でも、人間は、アートを「キレイ」と認識している部分はあります。

現代アートや抽象画の場合は、決まった形がないのですが、例えば、ピートモンドリアンの作品(下記画像)の様な人気のある絵を分析していくと、線の使い方や色の使い方が異常に脳にとって処理されやすい状態になっていることが分かりました。

また、番組内で、カズレーザさんが『ピートモンドリアンは良いと思うんですけどマークロスコという人がいるんですよ、作品がが100億ぐらいするんだけど、あれ絶対描けるんですよあんなもん』と言われていたのですが、↓下記のような絵です。

誰もが1度は思う、「あれくらいのアートなら自分でも描ける」

しかし、実際は、描けないということが、研究で分かっているそうです。

「あれくらいのアートなら自分でも描ける」と思うような作品があると思うのですが、実際には、芸術家と、一般人の決定的な差があります。

実際に、芸術家のアートと一緒に一般人が真似て書いた絵を並べて比べた時に、素人でもアーティストの描いた絵が分かるとのこと。

しかし、ここで面白いのが、『なぜ、そっちを選んだのか?』と聞くと『落書きの様に見えるけど、この裏に何かの意図を感じる』と答えるそうで、これが、素人が殴り描きしたような芸術的な知性を介さないものの中には見られないとのことでした。

 

恋愛感情とアートの感動は脳内では同じ反応!?

アートを見て美しいと感じている時、脳の報酬系が活動していることが分かっています。

実は、恋人の顔を美しいと思っている時に、脳内で起こっている活動と非常に似ているということが分かっています。

さらに、音楽を聴いて心地よいと感じる時も、アートを見て美しいと感じている時、恋人の顔を美しいと思っている時と同じように脳の内側眼窩前頭皮質(ないそくがんかぜんとうひしつ)が反応することが分かっています。

ハーバード大学メディカルスクールによる美意識の実験

人によってかなり異なる美的感覚について近年驚きの報告がありました。

個人個人が持っている美意識は、もしかしたら、変わらないという研究があります。

2022年にハーバード大学メディカルスクールによる実験で、アルツハイマー病の患者さんに3枚の絵を見てもらい、どれが美しいと思うのか自分自身の美意識で決めてもらい、2週間後にまた来てもらいます。

この時、アルツハイマー病を患っているので、この場所に来たこと、絵を選んだことなど、2週間前のことは覚えていません。

しかし、同じように絵を選んでもらうと、2週間前と同じ絵を選びました。

このことから、たとえ記憶に障害があっても、美意識は保たれているのではないかということが分かりました。

 

文脈効果

その人の美意識にハマらなかったら、その人の美意識が変化させ、ハマるようになることはないのでしょうか?

関西大学文学部心理学専修 石津智大教授によると、その人の美意識にハマらなかった場合、その人の美意識は変えられないのですが、文脈効果を使うことによってだますことはできるとのことで、この文脈効果を使うことによって、芸術作品やその人の価値というものを比較的簡単に変えることができるとのことです。

文脈効果とは、例えば、血まみれの体の写真はグロテスクさを感じると思うのですが、この血まみれの写真を『報道写真ですよ、リアルな写真ですよ』と言って見せられる時と、『これは芸術作品なんですよ』と言って見せられる時、2つに分けて実験した研究があり、リアルな報道写真と提示された時は、グロテスクとネガティブな感情で魅力度が下がり、アート作品と提示された時は、魅力度が上がって、グロテスクな感覚が下がるということが分かっています。

まとめ

今回の記事では、2024年1月30日の『カズレーザーと学ぶ』で放送された、アートで人を魅了する方法脳科学からみた美しさの正体まとめました。

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カズレーザーと学ぶ番組情報

番組名:カズレーサーと学ぶ
放送局:日テレ系列
放送時間:火曜よる22時00分〜23時00分 
出演者:【MC】カズレーザー(メイプル超合金)他
公式HP:カズレーザーと学ぶHP