2020年10月15日の『主治医が見つかる診療所』では、腸内環境改善に効果的な発酵食品が特集されました。
この記事では、発酵食品検定についてまとめます!
発酵食品とは?
腸には100兆個以上の腸内細菌があり、発酵食品にはその働きを助ける善玉菌が多く含まれています。
発酵食品は食べる種類や食べ方によって効果が異なるため、それぞれ良い摂り方を知っておくことが大事です。
納豆・ヨーグルト・キムチに分けて、効率の良い摂り方を紹介します。
納豆の発酵パワーアップ法!納豆菌が多いのは?
ヨーグルトなどの乳酸菌は胃酸に弱く、腸まで届くのが難しいのですが、納豆菌は胃腸に強く生きた状態で腸まで届きやすいそうです。
納豆菌が多い納豆は?⇒ひきわり納豆
納豆菌は大豆の表面にいるため、表面積が多いひきわり納豆が一番納豆菌が多いそうです。
石原先生によると、納豆は夜に食べるのがおすすめとのこと。
血液サラサラ効果のあるナットウキナーゼは食べて10時間くらい効果を発揮してくれます。
寝ている間に起こりやすい脳梗塞などの予防には、夜納豆を食べるといいですね。
納豆の栄養を効率よく取り入れるには?
納豆の栄養を効率よく取り入れるには?
⇒ごま油をかけて食べる
納豆の中のビタミンK(カルシウムが骨になるのを助けるビタミン)は油に溶ける性質があるので、ごま油と一緒に食べると効率的です。
納豆と一緒に食べるとNGな食材は?
納豆と一緒に食べるとNGな食材は?
⇒卵
納豆に含まれるビオチン(免疫機能を維持するのに重要な栄養素)は、卵のタンパク質と結びつくと体に吸収されにくくなります。
どうしても食べたいときは、タンパク質が多い白身を除いて混ぜるようにしましょう。
ちなみにネギは卵に含まれるビタミンB1の吸収をアップしてくれるので、おすすめとのこと。
また納豆に含まれるナットウキナーゼは70℃以上になると減ってしまうため、ごはんに直接かけず、別々に食べるのがおすすめだそうです。
ヨーグルトの発酵パワーアップ!一緒に食べると効果的な食材は?
ヨーグルトに足すと発酵パワーがアップする食材は?
A.タピオカ B.ナタデココ
⇒ナタデココ
ナタデココはナタ菌をココナッツの水分に加え発酵したもので、発酵パワーアップに効果的です。
食物繊維豊富で整腸作用も期待できます。
乾物はヨーグルトで戻す!ヨーグルト戻しのやり方
高野豆腐や干しシイタケ、切り干し大根などの乾物は、ヨーグルトで戻すとカリウムやビタミンなどの栄養がプラスされるのでおすすめです。
【ヨーグルト戻しのやり方】
1.乾物が隠れるくらいまでヨーグルトをかける
2.約8時間冷蔵庫で寝かせる
戻した乾物は、次のようなメニューに調理できます。
干しシイタケのチーズパン粉フライ
1.干しシイタケをヨーグルトで戻す
2.干しシイタケに粉チーズを加えたパン粉をまぶし、油で揚げる
高野豆腐のタンドリーチキン風
1.高野豆腐をケチャップ・カレー粉を加えたヨーグルトで戻す
2.ヨーグルトを取り除き、フライパンで焼く
キムチは商品ラベルを見て買う
日本では酸っぱくならないようあえて発酵させず、味付けだけしたキムチもあります。
韓国産キムチには熟成発酵キムチのキムチくんマークがついています。
国産でもラベルに乳酸菌や乳酸菌発酵液と書かれていれば、発酵していると考えてOKだそうです。
キムチの発酵パワーアップ法
一緒に食べるとキムチの発酵パワーがアップする食材とは?
⇒海苔
海苔に含まれる水溶性食物繊維がエサになり、乳酸菌パワーがアップします。
まとめ
腸内環境改善におすすめの発酵食品の効率的な食べ方をまとめました。
同じ日に放送されたシイタケの血管若返り効果や調理法は、こちらでまとめています↓