2020年7月30日の『主治医が見つかる診療所』では、夏に起こりやすい脳梗塞の原因『無自覚脱水』について放送されました。
誰でも知らないうちにやっている『無自覚脱水』なりやすい行動とは?
この記事では、カミナリのお2人が体験した無自覚脱水チェックについてまとめます!
夏に脳梗塞が起こりやすい理由
番組主治医の秋津先生によると、夏は『無自覚脱水(気づかぬうちに脱水すること)』で脳梗塞を起こす人が多いそうです。
体温を下げるために汗をかくと血液の濃度が濃くなります。
すると血管内に血栓ができやすくなり、血流にのって脳に飛び脳梗塞や突然死に繋がりやすいそうです。
今年の夏は新型コロナの影響でマスクをしているので、口のまわりが湿っているため喉が渇いていることに気付きにくく、体の温度が下がりにくいためさらに汗をかいて脱水症状になりやすい状態です。
体の水分量の適正数値
体の水分量の適正数値は、次の通りです。
成人男性⇒体重の約60%
成人女性⇒体重の約55%
40%を下回ると黄色信号だそうです。
カミナリのお2人の体水分量をはかったところ、次のような結果でした。
●竹内まなぶさん(31歳)⇒42.1ℓ(52.3%) 体重80㎏
独身のまなぶさんは朝食をとらないため、やや水分量が少ないという結果に。
●石田たくみさん(32歳)⇒33.4ℓ(67.2%) 体重49.4㎏
結婚していて毎朝子供と朝食を食べるたくみさんは、標準より水分量が多いという結果でした。
無自覚脱水チェック コーヒーVSビール
コーヒーとビールを同じ量飲んで、その後の水分量の変化をチェックします。
カミナリのたくみさんがコーヒーから実験してみましたが、コーヒーを飲んで20分後トイレにいきたくなりました。
実はおしっこの色を見ることで、脱水の状態が分かるそうです。
薄い色なら問題なし。
濃くなればなるほど脱水状態が進んでいることになります。
コーヒーを飲んだ後のたくみさんのおしっこの色は、2番目に薄い色でした。
続いて2時間後にビールを飲み、同じように水分量を計測したところ…
コーヒー ⇒ー1.3ℓ脱水
ビール ⇒ー0.2ℓ脱水
意外なことに、コーヒーの方が脱水するという結果でした。
コーヒーに含まれるカフェインは利尿作用があり、補給した水分量よりも体から出ていく水分の方が多かったのです。
ただし、どの飲み物で脱水するかは個人差があります。
水分補給のためにはビールではなく、水を摂るようにしましょう。
無自覚脱水チェック 海鮮ちらしVS刺身定食
まなぶさんは海鮮ちらしと刺身定食で、脱水状態をチェックします。
それぞれのメニューを食べて、水分量を測ります。
すると次のような結果になりました。
海鮮ちらし ⇒ー1.0ℓ
刺身定食 ⇒+0.3ℓ
ネタの種類もご飯の量も違うのに、なぜこんなに結果が違うのでしょう?
その原因は塩分量でした。
海鮮ちらしに使われる酢飯にはたくさんの塩と少量の砂糖が入っています。
さらに醤油をかけることで、塩分量が多くなってしまうのです。
塩分を排出しようとして、水分まで一緒に出してしまうため、水分量が減ってしまいました。
ちなみにガリにも塩分が多く含まれるため、注意が必要です。
醤油もかけるのではなく、つけて食べるのがおすすめです。
無自覚脱水チェック 昼寝VSゴロゴロ
続いてたくみさんが調査したのは、昼寝20分VSゴロゴロ20分した後の水分量です。
より多く脱水したのは‥‥
昼寝 ⇒ー0.6ℓ
ゴロゴロ ⇒ー0.1ℓ
昼寝の方が脱水してしまいました。
昼寝で眠ってしまうと体温が上がる傾向があるため、汗をかいて熱を下げようとします。
30分くらいの昼寝で、コップ1杯の水分が失われると言われています。
しかも今回たくみさんはマスクをしたまま眠ってしまったため、さらに汗をかいてしまったようです。
夜の睡眠時も体温が下がったほうが良く眠れるため、体が汗をかいて体温を下げるように働くため朝方には脱水状態になりやすく、脳や心臓の発作も早朝から朝10時頃が多いとのこと。
目が覚めたらすぐに水を飲む習慣をつけると良いそうです。
無自覚脱水チェック ウォーキングVSお風呂
まなぶさんが実験したのは、ウォーキング30分とお風呂10分の後の水分量です。
ウォーキングした日は気温29度、湿度82%で、約2㎞の距離を歩きました。
お風呂は約42℃の湯で10分間半身浴しました。
より多く脱水したのは‥‥
ウォーキング⇒ー0.3ℓ
お風呂 ⇒ー0.5ℓ
お風呂の方が脱水していました。
ウォーキングと半身浴では、汗のかき方に大きな違いがあるそうです。
ウォーキングで汗をかくと蒸発して体温が下がり、熱がそこまでこもりません。
お風呂でかく汗は蒸発せず流れてしまうため、体温を下げる効果はなくより汗をかいてしまうそうです。
無自覚脱水しないためのポイント
無自覚脱水しないためにも、次の4つの点に気をつけましょう。
1.コーヒー、ビールは水分補給にはならない
2.塩分のとり過ぎも脱水を招く
3.目覚めたらまずは水分補給
4.ウォーキング・入浴の時も水分補給
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