【主治医が見つかる診療所】(3月12日)突然死をおこす心臓の異常・不整脈とは?令和の新国民病スペシャル

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2020年3月12日の『主治医が見つかる診療所』では、突然死をおこす心臓の異常『不整脈』が特集されました。

日本人の2人に1人に発生している『令和の新国民病』の正体について、レギュラーの先生方が教えてくれます。

この記事では、今知っておきたい不整脈の情報をまとめます!

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2人に1人が発症!突然死をおこす心臓の異常

『急に動悸がして、脈を測ると速い』

『身体にだるさを感じ、脈が遅い』

『時々、脈が不規則になる』

このような症状があった場合、心臓の異常が発生しているかもしれません。

しかも日本人の2人に1人が、すでになっていると言われています。

街で調査したところ、7割の人が心臓に異常ありという結果に!

ほとんどの人がチェックを受けるまで、心臓の異常に気付いていませんでした。

これこそが大問題で、異常に気付かず放っておくと…

突然死する恐れがある心臓病に進行してしまうかもしれません。

益子直美さんの体験談

元女子バレー日本代表の益子直美さん(53歳)も、実はこの心臓の異常が発生していたひとりでした。

益子さんは、大きな病気などしたことがなかったといいます。

ある日心臓に異常が起き、起きていられないほどの激しい痛みを感じた益子さん。

その異常とは?

益子さんは2006年に40歳でプロの自転車レーサー・山本雅道さん(当時28歳)と結婚しました。

その影響もあり、40歳からサイクリングを始めました。

引退した25歳から15年間は全く運動しなかったという益子さん。

運動をはじめて数日後、平らな道を少し走っただけで息切れしてしまいました。

更年期・体力低下・老化のせいだと思い、しょうがないと思ったそうです。

この時ご主人から脈拍計を勧められ、使い始めました。

【40代の脈拍数の目安】

ややきつい運動をした時でも1分間140回以下

ところが、益子さんの脈拍は少し自転車で走っただけで160を超えていました。

この時すでに心臓の異常が悪い方向へ進行していたのです。

益子さんの異常とは、不整脈でした。

3種類の不整脈

【不整脈とは?】

脈の打ち方が乱れている状態

不整脈は大きく分けて、次の3種類あります。

1.脈が速くなる(頻脈)

2.脈が遅くなる(徐脈)

3.脈が不規則になる(期外収縮)

益子さんの場合、1の頻脈がおきていました。

日本人の2人に1人がすでに不整脈になっていると言います。

ほとんどの人が気が付いておらず、気づいたとしても放置してしまうことが多いようです。

ところが突然死する恐れがある心臓病へ進行してしまう場合があるのです。

益子さんが発症した心臓病

2013年8月、47歳になった益子さんは朝からサイクリングしていました。

すると平地でひどい息切れを起こし、脈拍計を見ると脈拍が200を超えていました。

その場で倒れそうになった益子さんですが、しばらく休めば治まっていたため病院へ行かず何年も放置してしまいました。

2017年1月、50歳になったある日、益子さんは翌朝テレビの生放送のため前日からホテルに泊まっていました。

するとまた脈が速くなり、じっとしていても脈が戻らず、苦しさで眠ることもできない状態に。

仕事に穴を開けられないので、色々な態勢を試して(寝っ転がるのが一番悪かったとのこと)朝4時頃やっと落ち着いたと言います。

翌日仕事が終わって病院へ行くと、心房細動という病気だと判明しました。

【心房細動とは?】

心臓の心房という部分がけいれんし、脈拍が異常に速くなる病気

そのまま放っておくと血液がよどんで血栓ができ、脳梗塞などを起こし突然死する可能性もあるそうです。

心房細動がある人は脳梗塞リスク5倍以上というデータも。

益子さんは手術することになったそうです。

心房細動から脳梗塞へ⁉

心房細動から血栓が脳に上がる症状を脳塞栓(のうそくせん)といいます。

上山先生によると、普通は動脈硬化が起こると血が巡りにくくなるため虚血対応といい脳は対応する準備をしています。

そのためあまり重症にならないケースが多いとのこと。

ところが心房細動の場合、青天の霹靂のように血栓が飛んでくるため、重症、または即死になるそうです。

秋津先生が体験した患者さんの心房細動による血栓は、一番大きいもので3.5㎝もあったそうです。

心房という広い部分で血液がよどんでしまうため、比較的大きな血栓ができやすいと言います。

不整脈から危険な心臓病へ進行する危険な習慣とは?

健康のために始めたサイクリングでしたが、益子さんはやるからには徹底的にやり込むタイプで運動中水分を摂らなかった(習慣その1)と言います。

益子さんの1日を締めくくる何よりの楽しみが、お酒でした。

ワインにはまっていて、1日1本毎日飲んでいた(習慣その2)そうです。

現役引退後ダイエットを始めた益子さんは、筋肉と体重を落とすためによく食事を抜いていた(習慣その3)と言います。

1日1食の時期もあったそうです。

また、益子さんには頻繁に片頭痛に襲われるという悩みもあったそうです。

そんな時は市販薬(習慣その4)で痛みを抑えていました。

益子さんの4つの習慣のうち、不整脈から危険な心臓病へ進むリスクを上げてしまった習慣とは?

運動の最中に水分を摂らなかった&毎日酒を飲んでいた

脱水症状になると、血液の量が減り血が濃くなります。

減った血液を循環させるために脈が速くなり、心房細動のリスクを上げてしまうそうです。

またアルコールを飲みすぎると、心房細動が起こりやすくなると言います。

益子さんはカテーテル治療を勧められ、遺書やエンディングノートを書いて手術にのぞみました。

手術は無事成功し、順調に回復。

その後不整脈は起きていないそうです。

アスリートの方が心臓病になりやすい⁉

そしがや大蔵クリニックの中山先生によると、運動をやっていた人の方が不整脈が多い傾向にあるそうです。

アスリートのように心臓が丈夫だと一回の拍出で十分に血液が行き、脈の少ない不整脈や脈が多くなる心房細動も起こりうるそうです。

高田延彦さんのように試合で胸部に刺激を多く受けた人は、それが原因で不整脈を起こすこともあるとのこと。

スポーツをやっていた方は、自分の脈に関心を持っておいたほうがよいそうです。

スタジオゲストの不整脈をチェック

高田延彦さん、板野友美さん、ゆきぽよさん、陣内智則さんのスタジオゲスト4人にも、不整脈チェックを受けてもらいました。

4人の中で不整脈が見つかったのは、意外にもゆきぽよさん(23歳)でした。

呼吸性不整脈という症状で、子供に多いとのこと。

心臓のリズムを作る機能が未発達だと、起こりやすいそうです。

秋津先生によると、すぐに危険な心臓病になることはないということでした。

自宅で出来る不整脈セルフチェックのやり方

秋津先生が不整脈のチェック方法を教えてくれました。

画像のように、手首の太い動脈が通っている部分を使って脈を測ります。

【脈拍の測り方】

1.人差し指と中指で手首の動脈を軽く押さえる

2.15秒脈を数えて4倍すれば1分間の脈拍がわかる

【Point】

夜寝る前に脈を測る習慣をつける

1分間50~100回⇒正常な脈

1分間100以上⇒脈が速い不整脈

1分間50回以下⇒脈が遅い不整脈

脈の回数に関わらずリズムが不規則⇒脈が不規則な不整脈

どれかに当てはまった場合、医師に相談しましょう。

まとめ

医師でも見逃すことがあるという、不整脈という病気についてまとめました。

次のページでは、700万人が発症していると言われる国民病についてまとめます↓

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