【林修の今でしょ講座】(3月10日)新型コロナの疑問!感染症の権威が伝授

スポンサーリンク
コロナ禍だからこそ気を付けるべき病気 エンタメ

本ページはプロモーションが含まれています。

スポンサーリンク

2020年3月10日の『林修の今でしょ講座』では、現在流行中の新型コロナウィルスの疑問&対策法が特集されました。

教えてくれたのは、感染症の権威・順天堂大学大学院堀賢教授です。

この記事では、番組で紹介された疑問をまとめます!

スポンサーリンク

林修先生の疑問①インフルエンザの死亡者数と比べて新型コロナは恐ろしい?

林先生の「昨年のインフルエンザの死者数と比較して、新型コロナウィルスはそれほど恐ろしいのか?」という疑問ですが、感染症の権威によると…

『日本の医療技術があれば新型コロナはそこまで恐がらなくていい!』

とのことでした。

新型コロナは致死率がそれほど高くないので、『世界的に流行しているかぜ』のようなものと考えればよいそうです。

インフルエンザによる死者は年間約1万人(厚生労働省の発表)と言われています。

それに比べると新型コロナは致死率が低いのです。

ところが医療が十分整っていない国では、多くの方が亡くなる可能性があります。

日本の医療は進んでいるので、かなりの確率で助かっているとのこと。

現在WHOから発表されている致死率は次の通りです。

新型コロナ 約3.4% インフルエンザ 約0.1%

とはいえ、医療インフラの違いによって救命率が変わってくるため、日本の医療があればそこまで恐くないそうです。

新型コロナウィルスに感染すると肺炎になる?

「新型コロナウィルスに感染すると、肺炎になる」と聞きますが…

感染症の権威によると、新型コロナウィルスに感染して必ずしも肺炎になるわけではないそうです。

感染者の約8割は軽症で、入院する人は約20%です。

軽症とは?⇒家で安静にしているだけで症状が改善

入院した20%のうち多くの人も改善しているとのこと。

重症・重篤になりやすい方⇒高齢者・基礎疾患(糖尿病・心不全・呼吸器疾患)のある方

感染確認の検査はいつできるようになる?

感染症の権威によると、感染拡大を防ぐには全員の検査は行わない方が良いと言います。

2割ぐらいの方が高齢・持病などで悪化するので、実際に重症化した方々に手厚い医療をすることが大事だそうです。

全員が検査を求めて病院へ行くと、待合時間も長くなり感染者がいると移ってしまいます。

ひょっとすると今1番危ないのは病院かもしれません。

新型コロナ以外の病気の方も多いため、重症・重篤になる方が増える可能性も。

重傷者または予備軍の方々を中心に検査をするべきだそうです。

一旦回復した人が再感染することはある⁉

先日新型コロナウィルスから回復した人が、再感染したというニュースがありましたが…

感染症の権威によると、再感染ではなく再燃=ぶり返しだろうとのこと。

再感染⇒病原菌に一度感染し治った人が再び感染すること

ウィルスの再燃⇒一度ウィルス量は減ったが、再びウィルス量が多くなった

(PCR検査の)診断精度は3~7割なので、2回に1回はウィルスを見逃す可能性もあるそうです。

陽性の方が検査を受けたとき、半分の方は陰性と誤診される可能性があるとのこと。

検査なしで見分ける方法は?

検査なしで見分ける方法は?というと、普通の風邪と症状が似ているため難しいとのこと。

調子が悪いなと思ったら、積極的に休みをとって移さないようにしましょう。

そのためにも会社側も柔軟に対応すべきとのことでした。

新型コロナウィルスの潜伏期間=12.5日

潜伏期間は無理せず休むことを選びましょう。

マスコミが数字をあげて煽るのはやめた方がいい?

林修先生の「マスコミが連日数字をあげて煽るのはやめた方がいい?」という質問には…

本当に大事なのは重症・重篤患者数や、累積のカウントアップではなく1日で何人感染したかということだそうです。

新しく発生した患者数を数えるほうが、感染の状態がわかりやすいそうです。

今感染を止めないといけない理由

この先、日本は東京オリンピックを控えています。

世界中から観客が来て日本で感染して各々の国に戻った時に、世界的な感染拡大の危険性があるとのこと。

発展途上国を中心に、死者がたくさん出る可能性も懸念されています。

林修先生の疑問②イベントの自粛・休校の要請は2週間で十分なのか?

林修先生の2つ目の疑問は『イベントの自粛・一斉休校は、2週間で十分なのか?』ということでした。

感染症の権威によると、「2週間では十分とは言えません。」とのこと。

感染拡大を防ぐには、4次感染中の今が重要だそうです。

3次くらいまでは感染源をたどれますが、4次になると関係性がたどりにくくなります。

経路を追うのは、感染した集団のウィルスの封じ込めを行うためです。

5次感染まで行くと爆発的感染となり、手が付けられなくなるそうです。

他の感染症では、普通の風邪やインフルエンザは5次までいっているそうです。

不顕性感染=発病しても症状に気づかない

理想的なのは潜伏期間の2倍の25日間、行動制限を流行っている地域で行うことが重要です。

爆発的な感染拡大を防ぐには、今の行動制限には意味がある!という結論でした。

まとめ

新型コロナウィルスの疑問に対する回答は、思っていたものと違う答えもありましたね。

次のページでは、感染症の権威が教える予防法をまとめます↓

【林修の今でしょ講座】(3月10日)新型コロナの予防法!感染症の権威が教える対策とは?