2020年3月8日の『坂上&指原のつぶれない店』では、大繁盛店・業務スーパーの新店オープンが特集されました。
昨年同番組で特集された業務スーパーですが、1年でさらにパワーアップしているとのこと。
料理好きで知られるロバート馬場さんも、エスニック系の調味料などを買うときに利用するんだとか。
この記事では、そんな業務スーパーの魅力・つぶれない秘密についてまとめます!
①お店は競合店の近くに出店
1999年を境に売り上げが下がり続けているスーパー業界ですが、業務スーパーは1年で33店舗(2020年2月現在で852店舗)も増えているそうです。
業務スーパーにはお店を作る段階からつぶれない店づくりの法則が存在するとのこと。
番組では、千葉県成田駅から6分の場所にある業務スーパー成田店のオープンに密着しました。
売場面積は360㎡、コンビニ3個分と意外に小さめです。
1つ目のつぶれない店の戦略は『競合店の近くに出店する』ということだそうです。
他の業種でもこの手法は取り入れられており、日高屋はファストフードショップや牛丼チェーン店の近くに出店することで知られています。
業務スーパーの場合オリジナルブランドの商品を多数ラインナップしているため、他店とかぶらず客が見込めるとのことでした。
②冷凍食品を多くして廃棄を減らす
業務スーパーは、従来のスーパーの2倍以上の冷凍食品を取り扱っています。
生肉や青果の場合は域になることも多いのですが、冷凍食品なら2年ほど持つものが多く廃棄が減らせるそうです。
③棚が倉庫を兼ねてコスト削減
業務スーパーの棚は奥行きが深いところが特徴です。
一般のスーパーが奥行き35㎝のところ、業務スーパーは75㎝と倍以上あります。
実はこれもつぶれない店戦略の1つ。
バックヤード(倉庫)も兼ねることで、商品補充の頻度を減らして人件費を抑制することができます。
④激安の理由は商品数が少ない
成田店では、30人のオープニングスタッフがいました。
業務スーパーが初めてというパートさんも多いのですが、作業がそこまで大変じゃないと言います。
品揃えが少ないのが理由だそうです。
普通のスーパー(約10,000種類)に比べて商品数を少なくしている(約2,400種類)ため、作業も楽になると言います。
さらに5社から仕入れる商品を2社に絞るなどして、大量に仕入れて安く販売できるようにしています。
⑤入口に置く商品はこんにゃく
お店で一番重要な売り場は、入店後すぐ目に付く場所です。
業務スーパーでは入り口に有名商品を激安に設定した特売コーナーを設けています。
また必ず売れるというこんにゃくは14種類も用意しており、入り口に必ず置かれているそうです。
自社工場で作るこんにゃくは価格に自信があり、よく売れるんだそうです。
ロバート馬場さんは糸こんにゃくを麺代わりにしてよく食べると言います。
玉こんにゃくは味付きで275円で、そのままおつまみにできるそうです。
⑥激安の理由はフランチャイズ方式
業務スーパーでは、売り場の中に好きなお店を入れることができるそうです。
スーパーでは珍しいフランチャイズ方式なので、他のお店を入れることができるのです。
成田店でもフランチャイズオーナーが、お肉や果物のお店を独自に入れていました。
初日の売上100万円超え⁉オープン当日に密着
業務スーパーのシミュレーションによると、成田店の売上は1日100万円以上。
注目の売り場は次の通りです。
①豆腐屋納豆などの冷蔵食品コーナー
②激安設定のお菓子売り場
欠品しやすいので注意が必要とのこと。
オープン日には、山村紅葉さんが夫婦2人分の食材を購入することに。
紅葉さんが購入した食材がこちら↓
●手結びこんにゃく 68円
●ちょっと大きめの板こんにゃく(300g) 43円
●牛そぼろ 185円
●Ca鮭フレーク 185円
●白だし(1L) 298円
●甘酒パック 298円
●和牛ももうす切り(常陸牛) 100g398円
●和牛ヒレステーキ(常陸牛) 100g780円
●和牛モモ焼肉用(常陸牛) 100g398円
●ハーフベーコン3パック15枚 148円
●スモークチキンスライス1㎏ 895円
●豚肉ロースうす切り500g 500円
●徳用ウィンナー1㎏約33本入り 460円
●焼きそば150g 19円
●1食きしめん 18円
●濃厚豆腐 木綿 29円
●油揚げ 46円
●元年産茨城県産コシヒカリ5㎏ 1780円
●乾椎茸スライス 238円
●出し昆布 1230円
●紙コップ100個 187円
●チップスター 78円
●キャラメルコーン 78円
●鶏モモ肉
●スープ春雨10食 225円
●フライドポテト ベルギー産1㎏ 195円
●みそ仕立てもつ煮込み2食 245円
●こってり仕上げた牛もつ煮込み2食 258円
●若鶏もも肉 765g443円
※すべて税抜き価格
このほかにも野菜なども購入し、計4かご分になりました。
合計金額は96品、28,067円でした。
成田店の初日は1700名以上のお客さんが来場し、売上100万円をはるかに超えました。
徳用ウィンナーが激安の理由は?
『徳用ウィンナー1㎏約33本入り(460円)』は、1日7000パック以上売上という人気商品です。
なぜ徳用ウィンナーは安いのでしょう?
⇒若鶏むね(上州高原どりむね肉2㎏880円)の加工で余った鶏ガラで作っているから
鶏肉を自動で解体する世界初の機械『イールダス・アイ』で作られる鶏むね肉の余りを活用しているから、低価格が実現しています。
人気商品のぷち大福を安く売るための製造方法とは?
ぷち大福1㎏298円を安く売るために、やっている製造方法とは?
⇒チューロス500g118円と同じ機械で作るから
生地を切り取る速度やノズルを変えることで、大きさや形を変化させているそうです。
まとめ
業務スーパーがつぶれない理由がよくわかる内容でしたね!
筆者も次回訪れたときに、番組に登場した商品をチェックしてみたいと思います。
業務スーパーアレンジレシピについては、こちらの記事でまとめています↓