【主治医が見つかる診療所】(1月9日)2020年健康の新常識&日常に潜むキケン習慣②実話ドラマから学ぶ

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2020年1月9日のテレビ東京系『主治医が見つかる診療所』では、健康の新常識&日常に潜むキケン習慣を放送。

この記事では、第1部後半で紹介された『知らないと命を落とす 我が家のキケンな習慣』をまとめます。

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歯の痛みから激変⁉10人に1人が死に至る『破傷風』

【実話ドラマ①】

専業主婦の吉田和実さん(仮名・34歳)は、買い物中になれない靴で靴ずれを起こしてしまいました。

1週間後夕食をとっていると、奥歯にじんじんとした鈍い痛みが。

翌朝目が覚めると、肩や首に妙な張りが。

夕方になっても張りは取れず、全身がだるくなっていました。

さらに手のこわばりが出てきて、物もちゃんと持てません。

早めに寝ることにした和実さんでしたが、3時間後ご主人が寝室に行くと、体をそらしたまま硬直していたのです。

原因は治療が遅れると10人に1人が死に至る『破傷風』でした。

傷口などから入った破傷風菌が出す毒素により、神経が侵されます。

破傷風1gで成人約6000万人の致死量に相当する強力な毒素を出すほど強力で、歯の痛みや肩や首の張りから始まり、全身の硬直や呼吸困難を引き起こす恐ろしい病です。

破傷風はいたるところにいますが、最も多いのは土の中です。

一般的には、園芸・土いじりで観戦するケースが多いそうです。

ただ直接土を触らなくても、ズボンのすそや靴の中にも破傷風は存在しているため、感染する恐れがあります。

目に見えない小さな傷からも観戦する可能性があり、靴ずれからも感染した例があるそうです。

破傷風にならないためには?

破傷風に限らず、傷の感染は速やかに洗うことが一番大きな予防効果になるそうです。

また破傷風にはワクチンがあるので、接種することが最も大切です。

通常多くの人が1歳ごろまでに破傷風ワクチンを接種しています。

ところがワクチンの効果は15年前後と言われており、それ以降の効果は全く分かっていないそうです。

そのため成人でも10年に1度はワクチンを接種することをおすすめします。

秋津医院の秋津先生によると、破傷風は酸素が大嫌いで触れると死んでしまうそうです。

浅くて広い傷なら酸素のおかげで感染しませんが、入り口が小さく深い傷の場合酸素が中まで入ってこないため、感染しやすくなります。

小さな犬や猫にかまれてできた傷深爪などは注意が必要とのこと。

石原先生によると、破傷風を発症しているのは30歳以上の大人が多いそうです。

昭和43年以降に生まれた人はワクチンが制度化されていたのでワクチン接種していますが、それ以前に生まれた人はワクチンを打っていない可能性があるため、特に注意が必要です。

破傷風ワクチンの費用:3000~4000円

謎の中毒症状?幻覚も引き起こすナツメグ中毒

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【実話ドラマ②】

丸山京子さん(仮名・34歳)は、いつもと変わらない休日を過ごしていました。

趣味は料理で、ネットでレシピを見ながら新しいメニューに挑戦するのが楽しみ。

その日は「牛肉のスパイス焼き」を作ろうと、肉の臭み消しにナツメグを使用。

翌朝洗面台へ行くとコップが2重に、その周りを小さなものが飛んでいるように見えたのです。

体がフワフワと浮いたような浮遊感があり、その後激しい嘔吐に襲われます。

手が震え、凍えそうなほどの寒気まで。

病院で診断してもらいましたがはっきりとした原因がわからず、病院のベッドで安静にしていると次第に症状は改善してきました。

医師が京子さんが使った食材を調べてみると、原因はナツメグ中毒だったのです。

ナツメグはニクズクという種子を乾燥させたもので、一度に大量(5g以上)に摂取することで嘔吐・震え・幻覚症状・興奮症状といった中毒症状を引き起こすことがわかっています。

欧米では死亡例も報告されています。

ナツメグ中毒は食べてから約8時間後に発症するため、原因が特定しにくいのです。

また治療法がなく、安静にして経過観察するしか方法がないそうです。

秋津先生によると、基本的にスパイスは非常に毒性が強いものとのこと。毒と香りの紙一重なところがあり、一般的なスパイスも大量に使うと色んな症状が出るそうです。

ナツメグ⇒幻覚・胸痛・動悸・顔の発赤・嘔吐

シナモン・ターメリック⇒肝障害

ローズマリー・八角⇒痙攣・昏睡

サフラン・セージ⇒痙攣・意識障害

これらのスパイスはカレーによく使われますが、1つの物だけ大量に使うと大変なことになるそうです。

過剰摂取には気を付けましょう。

日常に潜むキケンに要注意!

『主治医が見つかる診療所』第1部後半では、日常に潜むキケンな習慣が実話を基に紹介されました。

本当に誰がいつかかってもおかしくない病気や症状だったので、事前に知っておくと役立ちそうです。

この後紹介された『医療のギモンに現役医師が答える医師のホンネ』は、こちらの記事でまとめたいと思います↓

【主治医が見つかる診療所】(1月9日)2020年健康の新常識&日常に潜むキケン習慣③医師のホンネ