2019年8月25日のフジテレビ「ワイドナショー」で、SNSで話題の「ない本」が取り上げられました。
日常の写真をTwitterに投稿すると、そのイメージなどから題名やあらすじまで、文庫本のように架空の本を作成してくれるというサービス。
番組では出演者の写真をもとに作られた「ない本」も紹介。いったいどんな文庫本になったのか、見てみましょう!
「ない本」作者の能登たわしさんとは?
「ない本」は 読み物サイト「ひざかけちゃーはん」 を運営している能登たわしさんが、Twitterで始めた企画。
能登さんは 広告チラシなどのデザインの仕事をしながら、「ない本」を制作しているとのこと。
もともとミステリー作家志望だったそう。あらすじの文章がとても興味深いのも頷けますね。
これまで制作された「ない本」
”リプライで送られてきた画像で「ない本」を作ります。”
という呼びかけに一般の人からたくさんの写真が投稿され、まるで本物のような架空の本に生まれ変わってきました。
ワイドナショーでは、こんな作品が紹介されていました。
リプライで送られた画像で「ない本」を作ります。 pic.twitter.com/Z9qubfLGJa
— ない本 (@nonebook) 2018年10月6日
海水浴を楽しんでいる何気ない日常の風景でしたが、そのタイトルは 「傾いた惑星 Tilted Planet」。
一気にSF感漂う小説に生まれ変わってしまいますね。
あらすじは、ある日主人公が目覚めると地球そのものが傾いている世界だった…という独創的なもの。
抗えない事態に、人類は解決を求めるのか、適応することを選ぶのか⁉
あらすじを読んでいるだけで、ワクワクしてくるお話ですよね。
視聴者が「思わず読みたくなるクオリティ」と投稿してきたのも、納得です。
松ちゃんと古市憲寿の写真も小説に!
番組では能登たわしさんに、出演者の写真で「ない本」を依頼。
松ちゃんは、Twitterに投稿されていたムキムキのこの写真が使われていました。
すいません、こんな身体になってしまいました、、、今年もよろしくお願いします。 pic.twitter.com/89wYdVMAx7
— 松本人志 (@matsu_bouzu) 2018年1月1日
そして出来た「ない本」が、「木乃伊(ミイラ)」
<あらすじ>
世界で唯一筋肉が落ちなかった木乃伊(ミイラ)が、仏堂に奉られている南国の島。
その胸筋に触れると才能が開花すると言われており、年に1度の御開帳の日にはたくさんの参拝者が訪れるという。
ところが御開帳当日仏堂を開けてみると、そこには痩せ細った木乃伊(ミイラ)が…いったい筋肉はどこへ?
というまたまた続きが気になるあらすじでした。
もう一つ小説に生まれ変わったのが、社会学者の古市憲寿さんのこの写真。
ちなみに、いまのプロフィール写真はこれ。撮影は蜷川実花さん。でもクレジットなしでいいと言われたので、自由に使ってください。別にこれじゃなくても、何かあの写真以外はないのかなあ! pic.twitter.com/1bwOYTmmP8
— 古市憲寿 (@poe1985) 2018年7月1日
こちらのタイトルは「自己肯定犯」
古市さんも思わず「もう悪口じゃないですか!」と言っていました。
<あらすじ>
自称平成最高の社会学者が十二人の男女を殺害。
社会学者曰く「これで国が良くなる。未来が待ち遠しい。」
その十年後獄中の男を訪ねたのは、平成最高の名探偵。
「あなたのしたことが無駄だったと証明しに来ました。この国は十年でさらに悪くなった。」
社会正義を問う三部作の完結編だそうです。こちらもその先が読みたくなる内容。
この他にも能登さんが作った作品が見たくなってきますね!
放送された松本人志さん、古市憲寿さんの「ない本」のあらすじです。(表紙はアップできないのであらすじのみです) pic.twitter.com/x1XA9ecD0p
— ない本 (@nonebook) 2019年8月25日
「ない本」の発売を待ちましょう!
ワイドナショーで取り上げられたことで、もっと能登たわしさんの世界を楽しみたい!という人が増えたのでは?もちろん私もその一人です。
今後「ない本」作品をまとめた本が出版されるという企画も進行中とのこと。
本の出版が待ち遠しいですね!