2020年4月14日の『林修の今でしょ講座』では木村拓哉さんをゲストに迎え、「今こそ丈夫な体を作ろう3大講座SP」が放送されました。
豚肉VS鶏肉と題して、それぞれのすごいパワーが特集されましたが、豚肉について教えてくれたのは国立研究開発法人・医薬基盤・健康・栄養研究所の國澤純先生です。
豚肉には記憶力の低下を防止する効果がある⁉
この記事では、豚肉のすごいパワーについて紹介します!
豚肉に超豊富なビタミンB1が記憶力の低下を防止
豚肉に豊富なビタミンB1は、脳にとっても大切な栄養素でした。
勉強に大切な記憶力にも関係していたのです。
記憶をつかさどる脳の海馬には、情報の伝達をする神経細胞がたくさん存在しています。
ビタミンB1を含むエサ、含まないエサをそれぞれ与えたマウスでは、ビタミンB1が含まれないマウスは海馬の神経細胞の量が減っていることが判明しました。
人間の場合20歳を過ぎると、脳の神経細胞が死んでいくことがわかっています。
1日約10万個の神経細胞が死んでいると言われているそうです。
豚肉に豊富なビタミンB1⇒神経細胞が減るのを抑え、記憶力の低下を防止
Q.豚肉はいくら食べてもいいの?
⇒ビタミンB1は水溶性ビタミンのため、とりすぎた場合尿として体外に排出されます。ただし、丈夫な体を作るには他の栄養素もバランスよくとるようにしましょう。
エネルギー補給に豚肉と一緒にとるとよい飲み物
ビタミンB1はエネルギー補給効果があると言われているそうです。
ビタミンB1は食事でとった栄養をエネルギーに変換する働きがあることがわかっています。
体をよく動かす人は、豚肉でビタミンB1をとるのがおすすめとのこと。
さらにオレンジジュースと一緒にとると、エネルギーを作る働きがより高まるそうです。
オレンジジュースに含まれるクエン酸は、食事でとった栄養をビタミンB1と一緒に効率よくエネルギー変換してくれます。
Q.クエン酸が豊富な定番豚肉料理とは?
正解:酢豚
酢豚に含まれるパイナップルには、クエン酸が多く含まれています。
苦手な方は食後にパイナップルを食べてもOKとのことです。
まとめ
豚肉のビタミンB1は脳の神経細胞の減少を抑えて、記憶力の低下を防ぐのに役立つことがわかりました。
次のページでは、鶏肉の3つ目のパワーについてまとめます!
【林修の今でしょ講座】(4月14日)鶏肉は肉体疲労を回復&キムタク考案!鶏ムネ肉のぶっかけご飯(『豚肉VS鶏肉』対決3)